「2012 TC4」と呼ばれる小惑星が、明日10月12日に地球のすぐ近くを通過する。
世界標準時12日午前5時42分(日本時間同日午後2時42分)に、南極上空で、地球から4万2,000km程度まで接近するという。
NASAでは2ヶ月ほど前のニュースで6,800kmと報じていたが、最新のニュースでは訂正されている。月までの距離が38万kmなので、かなり近い距離の通過には変わりない。
この小惑星の大きさは15〜30m程度と推定されており、肉眼では見えない。
望遠鏡であれば観察できるかもしれないが、日本では昼間だし、正確な軌道要素がわからないと導入(望遠鏡を対象に向けること)は難しいだろう。かなり南の低い空を通過しそうなので、大気の影響もあり
NASAの関係組織他ではこの機会に、地球に危害を及ぼす可能性のある小惑星などの天体を探知、追跡するシステムのテストを行う。
この2012 TC4は、609日間で太陽を公転しており、2050年と2079年に再び地球に接近する見込みであるという。
2012 TC4の地球最接近軌道予想図 青いのが地球、紫の軌道が静止衛星、緑が2012 TC4、白の軌道が月だ。 地球の重力に引かれて軌道が変わっているのがわかる。 Wikipediaより |
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