1965年8月3日/アメリカ/カリフォルニア州サンタ・アナ
Santa Ana, CA, USA概要
1枚目の写真 |
カリフォルニア州の道路監視官が、帽子型のUFOを撮影!?
詳細
その日、カリフォルニア州オレンジ郡道路局技術2課所属の道路監視官レックス・ヘフリン(Rex Heflin)は、パトロール用のトラックで、路肩にはみ出した草木の繁り具合を見ながら、マイフォード・ロードをゆっくり進んでいた。
(マイフォード・ロードは現在の地図だとサンタ・アナでなく、隣町のタスティン(Tustin)にあるようだ。行政区が当時と違うのかもしれない。)
昼の12時30分頃、マイフォード・ロードを北東に進んだヘフリンは、サンタ・アナ・フリーウェイの手前約500mでオレンジ郡道路管理司令部と無線連絡を試みる。しかし、少ししゃべっただけで無線機は通じなくなってしまった。無線機は送受信状態になっているが、うんともすんとも言わない。
ヘフリンの直属の上司と道路管理所長がそこから800〜1,600m離れたサンタ・アナ・フリーウェイの車におり、へフリンが第8連絡所と交信しようとしているのを傍受したが、すぐに交信は途絶えてしまったという。
所長は、このような途切れ方は、普通の電波干渉や無線機のスイッチを切っただけでは起こりえないと語った。
サンタ・アナの電波局によれば、この日無線帯域では何ら電波干渉は発生していなかった。
ちょうどその時、ヘフリンはUFOに気付く。最初は普通の航空機だと思った。
左手からヘフリンの前に移動し、しばらく滞空した。
ヘフリンはポラロイド101型半自動カメラで、トラックの座席に座ったまま窓ガラス越しに最初の写真を撮影。
——当サイト談話室のSemさんの情報によると、このカメラは感度3000という高感度のモノクロフィルムを使うインスタントカメラで、最高1/1200秒の高速シャッターを使う、主に室内での撮影用だという。
昼間では1/1200秒で撮っても露出オーバーになるため、本当にこの写真が撮れたのかが疑問だという。(ただし減光フィルターを使って感度を下げて使う人もいるようだ。へフリンがそうしたかは不明だが)
UFOは北東に向かってゆっくりと動き始める。
右側のドアの窓ガラス越しに2枚目の写真を撮影。
UFOの底部中央から、旋回する光線が放射されているのが見えた。
(マイフォード・ロードは現在の地図だとサンタ・アナでなく、隣町のタスティン(Tustin)にあるようだ。行政区が当時と違うのかもしれない。)
撮影者レックス・ヘフリンとそのカメラ |
ヘフリンの直属の上司と道路管理所長がそこから800〜1,600m離れたサンタ・アナ・フリーウェイの車におり、へフリンが第8連絡所と交信しようとしているのを傍受したが、すぐに交信は途絶えてしまったという。
所長は、このような途切れ方は、普通の電波干渉や無線機のスイッチを切っただけでは起こりえないと語った。
サンタ・アナの電波局によれば、この日無線帯域では何ら電波干渉は発生していなかった。
UFOの拡大 |
左手からヘフリンの前に移動し、しばらく滞空した。
ヘフリンはポラロイド101型半自動カメラで、トラックの座席に座ったまま窓ガラス越しに最初の写真を撮影。
——当サイト談話室のSemさんの情報によると、このカメラは感度3000という高感度のモノクロフィルムを使うインスタントカメラで、最高1/1200秒の高速シャッターを使う、主に室内での撮影用だという。
昼間では1/1200秒で撮っても露出オーバーになるため、本当にこの写真が撮れたのかが疑問だという。(ただし減光フィルターを使って感度を下げて使う人もいるようだ。へフリンがそうしたかは不明だが)
UFOは北東に向かってゆっくりと動き始める。
右側のドアの窓ガラス越しに2枚目の写真を撮影。
UFOの底部中央から、旋回する光線が放射されているのが見えた。
UFOは飛行中、付近の平坦な地形にそって50mほどの高度で水平に移動した。
しかし何度か姿勢の安定を崩したように見え、その都度ジャイロスコープのような揺れ方を繰り返して安定を取り戻した。
UFOはそのまま移動しながらゆっくりと高度を上げるとともに、上部をヘフリンの方に少し傾けた。これによって安定感が増したように見え、速度を速めて上昇しながら、煙のようなものを後に残すと、北に向かってサドル・バック山の方角に飛び去っていった。
煙のようなものは青い色をして、UFOの外の縁から吹き出したかのようなドーナツ型で、30秒ほどその場に残っていた。
これが上空に残った煙だという |
3枚を組み合わせたパノラマ写真 |
MIBか? オリジナル写真奪われる
9月22日の午後、エル・トロの海兵隊航空基地に貸し出したオリジナルの写真が調査官から返却された2〜3時間後、今度はNORADから派遣されたという私服の男性2人が、ヘフリンのもとを訪れた。彼らのうちの1人が証明書をチラリと見せたが、顔写真のないものであった。
オリジナルのポラロイド写真を貸して欲しいと言ったので、今度も返してもらえると思い、彼らに貸し出した。
しかしその後写真は返却されず、NORADに問い合わせても、そのような人物を派遣したことはないという回答しかなかった。
後に確認されたところによれば、この種の身分証明書には必ず本人の顔写真が貼ってあることがわかった。へフリンが見たというカードは、ガソリンスタンドのクレジットカードにそっくりだということもわかる。
1967年10月11日夜、空軍の制服を着た1人の男が彼の家を訪れ、身分証明書を提示した。
今度は用心深く確認すると、システム司令部宇宙システム課所属のC.H.Edmonds大尉とあった。
多くの質問をヘフリンにしたが、中でも「あなたは問題のオリジナル写真を取り戻そうとしているんですか?」という質問に「いいえ」と答えると、その男ははっきりと見て取れるほど安心した様子を示した。
また彼は「バミューダ・トライアングルについて知っていますか?」としつこく質問をしてきた。
ヘフリン達は玄関ポーチに立って話をしていたが、ヘフリンは路上に停車した1台の車を目にした。ドアには何か文字が書いてあり、後部座席に1人の人影が見え、紫色の輝きを目にした。
ヘフリンはこの人物に写真を撮られたか、何かを記録されたように感じた。
彼の居間では、スイッチが入れっぱなしになっていたFMラジオから、何度も大きな雑音が聞こえた。
NICAPが調査のために宇宙システム課のC.H.Edmonds大尉宛に手紙を送ったが、返事はなかった。
UFO研究家のロバート・ネイザンは、空軍からやって来た調査官達について知っている人達に電話で尋ねたが、Edmondsについて覚えている人はいなかった。
ロバート・J・ロウとコロラド・プロジェクトが調べたところ、スペル違いの4人が見つかったが、いずれも高い階級の士官で、この件に関係していないはずだった。
GSWの調査結果
UFO調査団体GSWの画像分析により、UFOを吊っている糸が発見され、へフリンによる捏造写真という結末になった。現場付近地図
考察
ヘフリン本人以外目撃者がおらず、GSWの調査結果からもインチキである可能性が高いだろう。MIBを匂わせるような者達にオリジナル写真を奪われたというのも、インチキがばれないために写真を処分したことを隠すための嘘ではないだろうか。
参考資料
- ユニバース出版社/UFOと宇宙/1982年1月号(本文)
- AnnDruffel.com/GOOD-BYE, REX HEFLIN YOUR PHOTOS REMAIN(写真)
- NICAP/Heflin UFO Photos(写真)
- Reanalysis of the 1965 Heflin UFO Photos(PDF)(写真)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。