衆議院質問答弁経過情報「未確認飛行物体にかかわる政府の認識に関する質問主意書」
逢坂誠二衆議院議員 本人ツイッターより |
先頃の、米国防総省による未確認飛行物体(UFO)と地球外生命を調査するプログラムの存在の報道を受け、以下の6つの質問をしている。(以下は要約)
- 日本政府が、地球外から飛来して来たと思われる未確認飛行物体の存在の確認の有無
- 同盟国アメリカによる上記プログラムについての、政府の把握の有無
- 上記プログラムに対する日米政府間の情報共有の有無
- 地球外からの飛行物体が領空侵犯した場合に対処する政府機関と、適用される法令
- 2016年成立の安全保障関連法で「日本に対しての外部からの武力攻撃」「武力攻撃が発生する明白な危機が切迫している事態」というのは、地球外から来た飛行物体も対象になるのか
- 武力攻撃事態に関しての法律で、米軍が地球外からの飛行物体の攻撃を受けた場合も、日本の存立危機事態として認定されるのか
これに対し、政府は2月27日に答弁書を閣議決定し、以下のとおり回答した。
一について
政府としては、御指摘の「地球外から飛来してきたと思われる未確認飛行物体」の存在を確認したことはない。
二及び三について
政府としては、個々の報道について答弁することは差し控えたい。
四から六までについて
政府としては、御指摘の「地球外から飛来してきたと思われる飛行物体」が我が国に飛来した場合の対応について特段の検討を行っていない。
官房長官は苦笑い
自民党の菅義偉官房長官は、27日午後の記者会見で答弁書の内容を繰り返し、「UFOの存在を信じるか」という記者からの質問に対し、苦笑いしながら「…どうなんでしょう。政府の立場の会見ですからお答えは控えます。」と答えた。立憲民主党、枝野代表は冷淡な反応(3月1日追記)
逢坂議員の所属する立憲民主党の枝野幸男代表は、3月1日の定例会見でこの話題について聞かれ、
「質問主意書については、それぞれ党の方針には反しない範囲で、それぞれの議員の関心の中で、個々の議員の責任と判断でなされているので、コメントする立場にはありません」
と、淡々と答えた。
同氏は初回の定例会見では、乃木坂46やAKB48についての質問に熱心に持論を答えたこともあったが、UFOに関心はないようだ。
これまでもあった国会でのUFO質疑
これまでも2007年に民主党の山根鷹隆治参院議員が福田康夫総理に、2015年に日本を元気にする会のアントニオ猪木参院議員らがUFOに関して質問を行い、今回同様に政府としては何もしていないことを返答している。(もっと過去にもある)
直接の回答者ではなかったが、当時の町村官房長官や石破防衛大臣がウキウキと目を輝かせ、楽しそうに記者の質問に答えていたのが面白かった。
——アメリカ国防総省がUFOについて調べていたことは確かだが、まずそれがどこまでまともな調査方法であったのか、米兵が目撃し映像に収められたものが本当にエイリアン・クラフトであるのか否かを確認した上でないとダメだろう。
武田邦彦氏のUFOに関しての手記同様、最初からエイリアン・クラフトの実在ありきで考えちゃダメ。
ネットではさっそく「UFOのことなんか質問するな!」という非難の声も見られるが、アメリカのペンタゴンのUFO調査について同盟国として情報を共有しているかということなので、質問の動機もわからないでもない。
回答のために政府に必要以上に手間取らせているわけでもなさそうなので、今回のはまあまあいいのではないかという気がする。
——アメリカ国防総省がUFOについて調べていたことは確かだが、まずそれがどこまでまともな調査方法であったのか、米兵が目撃し映像に収められたものが本当にエイリアン・クラフトであるのか否かを確認した上でないとダメだろう。
武田邦彦氏のUFOに関しての手記同様、最初からエイリアン・クラフトの実在ありきで考えちゃダメ。
ネットではさっそく「UFOのことなんか質問するな!」という非難の声も見られるが、アメリカのペンタゴンのUFO調査について同盟国として情報を共有しているかということなので、質問の動機もわからないでもない。
回答のために政府に必要以上に手間取らせているわけでもなさそうなので、今回のはまあまあいいのではないかという気がする。
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