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2019年1月4日金曜日

2019/1/2付 NASA探査機、ウルティマ・トゥーレに到達

情報ソース:YAHOO! JAPAN ニュースNASA
2014 MU69(ウルティマ・トゥーレ)
1月1日5時1分(世界標準時)に28,000kmの距離から撮影されたもの
Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute
NASAの探査機のニューホライズンズが、新年1月1日、太陽から64億km離れたエッジワース・カイパーベルト天体の2014 MU69、通称ウルティマ・トゥーレ(Ultima Thule)に史上初めて最接近した。
ニューホライズンズ探査機は2015年に冥王星に最接近した後、その先の天体を目指していた。

エッジワース・カイパーベルトは海王星より外にある小さな天体の集まった領域で、さらに先に広がる彗星の巣であるオールトの雲などを含めた太陽系外縁天体のひとつ。かつて惑星に数えられていた冥王星も、現在は準惑星としてその中の天体に数えられる。
この領域の天体は極低温で凍っていて太陽系誕生後大きな変化がないので、太陽系の成り立ちについての情報が得られることが期待される。

2019年1月1日午後0時(日本時間)のニューホライズンズの位置
ステラナビゲータ10より
ニューホライズンズは現在地球から見ると太陽のすぐ近い方角にある。



ウルティマ・トゥーレは撮影された画像から大小二つの球体の天体が雪だるまのようにつながった形をしており、探査チームは大きい方をウルティマ(19km)、小さい方をトゥーレ(14km)と名付けた。

天体物理学者でもあるQueenのブライアン・メイによる新曲「ニューホライズンズ(ウルティマ・トゥーレMix)の公式ミュージックビデオ

2019/11/15追記 正式名をアロコスに決定

ジョンズ・ホプキンズ応用物理研究所より
Credits: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute//Roman Tkachenko
このウルティマ・トゥーレという名前は通称であって正式名称ではなかったため、発見したチームが国際天文学連合の命名規則に従って名称を提案し、このたびアロコス(Arrokoth)として正式採用された。
アロコスはアメリカのメリーランド州付近の先住民族ポウハタンの言葉で、「空」を意味し、同州にアロコスを発見したハッブル宇宙望遠鏡を運用する宇宙望遠鏡科学研究所と、ニューホライズンズミッションのジョンズ・ホプキンズ応用物理研究所があることに由来する。

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