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2020年7月8日水曜日

2020/7/2付 関東上空に大きな火球、さっそく「UFOが撃墜!」騒ぎも

情報ソース:KAGAYA氏ツイッター、毎日新聞(7月2日11時47分)、朝日新聞デジタル(7月2日)、NHK NEWS WEB(7月2日11時57分)、NHK NEWS WEB(7月3日21時11分)、
   
7月2日午前2時32分、関東上空を中心とした広い範囲で明るい流星の「火球」が目撃された。SNSでは動画とともに、ボーンという爆発音が聞こえ家が少し揺れたという証言もあった。
星景写真家 KAGAYA氏のツイート

推定される流星の大きさは、明るさと、地球に近づく1m以上の天体を監視しているハワイなどの観測網に引っかかっていないことから50cm程度だと見られる。
日本大学の天文学者 阿部新助氏のツイート

観測者のグループの映像の解析により、神奈川県上空で光り始め、東京の上空を通過後、千葉県沖の東京湾高度20kmあまりの上空で見えなくなったことがわかった。
もし流星が燃え尽きずに地表に落下した場合、千葉県の北西部〜佐倉市〜四街道市の範囲に隕石として落下した可能性があるという。(小惑星などのかけらが地表まで達したものが「隕石」と呼ばれる)
解析に参加した平塚市博物館の藤井大地学芸員によれば「軌道から元となった小惑星を推定することができたため、隕石として回収できれば貴重な試料になる」という。

7月13日追記 落下した隕石発見、決め手は放射能検出


見つかった2つの隕石を合わせたもの。左のグレーの方が先に見つかった。
国立科学博物館Facebookより
2日の火球の一部と見られる隕石が千葉県習志野市で発見されたと、国立科学博物館が発表した。発見された隕石は2つで、落下の衝撃で63gと70gの2つに割れていた。
習志野市のマンションの住民がガーンという大きな音を聞き、玄関前の共用廊下で破片を発見し、県立中央博物館に届けた。廊下の手すりにも傷があったため管理人と一緒に中庭を調べ、2つ目を発見した。
問い合わせを受けた国立科学博物館は6日から調査を始め、宇宙線(放射線)由来の放射性核種を検出したため、最近落下した隕石と確認した。国際隕石学会に「習志野隕石」として登録申請するという。
国内で隕石が見つかったのは2年ぶりで53例目になる。

今回のように観測カメラなどから落下地点を推測して実際に隕石を発見したのは日本初となり、世界的にも珍しい。

未発見の隕石があるかも?

天文学者の阿部新助氏のツイートによれば、本体にあたる隕石が見つかる可能性があるとし、土などを掘り起こす前に写真などを撮影し、GPS情報と共に記録してほしいという。

——放射能が検出されるというのは、宇宙空間通過時に放射線にさらされてきた証拠となるのだね。もちろん放射能にも種類があり、検出されたとしても必ずしも宇宙空間にあった根拠にはならないんだろうけれど。
新たな隕石本体が見つかるといいのだが。

竹本良氏「火球はUFOにぶつかって落ちて来た」

情報ソース:TOCANA(7月2日)

UFO研究家 竹本良氏はTOCANAのインタビュー記事において、この「火球はUFOにぶつかって落ちてきたもの」と断定している。日本上空には人や自然環境を監視しているUFOが大量に存在し、それらにスペースデブリや小天体がぶつかって落ちて来たものだという。

——UFOが福島原発や7月4日の惑星直列による地震の監視などをしているというが、いずれも根拠のないものだ。そもそも7月4日はいわゆる惑星直列の状態にはなかった。(地球からの見かけ上、空に月〜惑星〜太陽までが順に並んだだけ)

さっそく「UFOが撃墜!」説が出る

情報ソース:TOCANA(7月3日)
火球をUFOが撃墜していたというが、レンズゴーストだ
学芸員 藤井大地氏のツイートより
またTOCANA編集部による記事によれば、平塚市博物館の天文担当の学芸員 藤井大地氏が撮影しツイッターに投稿された火球の動画から、「UFOが火球にぶつかった瞬間の映像だ!」としている。

——火球の正面からやって来てつらぬくように反対側に動いていく光点は明らかに火球の光がレンズ内で反射したレンズゴーストだ。
藤井氏も「UFOが隕石を破壊してくれた」といういくつかのコメントを受けて「火球が流れると同時に逆に進む光は、レンズの反射によるゴーストで、虚像になります。」とツイートしている。
もう一つ、火球が動いても動かない光点も一瞬映っており今のところどういったものかはわからない。しかし、こちらも光学的な現象である可能性が高いと思う。

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