ユタ州公安局Facebookの動画より |
ユタ州公安局のFacebook
アメリカのユタ州南部の砂漠で映画「2001年宇宙の旅」に登場する石柱モノリスに似た金属柱が発見され話題になっている。
映画のモノリスは黒く薄く細長く、人類の進化を加速させる効果があるようだが、こちらは三角柱で銀色をしている。
高さは地面から3.6mあり、地元当局が上空から発見した。
ユタ州公安当局は、「許可なしに連邦当局の管理する公有地に構造物または芸術作品を設置することは、どの惑星から来ていても違法だ」と冗談まじりに語った。
グーグルマップ上のモノリスと思われる柱
ネット民がグーグルアースで調べたところによれば、2015年8月にはすでに設置されていたことが分かったという
誰が何のために設置したのかはわかっていないが、2011年に亡くなったニューメキシコ州の前衛芸術家ジョン・マクラッケン(John McCracken)氏の作品に似ているとされる。マクラッケン氏の代理人事務所は同氏の作品という説を否定したが、同氏へのオマージュとして作られたのではないかと推測を述べた。
このモノリスは謎を残したまま11月27日に何者かによって撤去された模様。
12月2日追記 ユタ州のモノリスを撤去した人物が告白
情報ソース:ハフポスト
スラックライナー(スラックラインという綱渡りスポーツの愛好家)でパフォーマーのアンディ・ルイス氏のグループが、「自分達のグループが撤去した」とYouTubeの中で告白した。
撤去の様子は居合わせた冒険写真家のロス・バーナーズ氏らが目撃しており、ルイス氏らは「砂漠にゴミを残さないため」と語った。
話題になったこのモノリスはさっそく場所が突き止められたため、一目見ようとする人達の車や飛行機が多く出入りしていたという。
バーナーズ氏はルイス氏らによる撤去に好意的で、「母なる自然は芸術家で、その芸術は自然に任せたほうが良い」と述べている。
——撤去したのはルイス氏らということがわかったが、設置したのが誰かは謎のままというわけだね。もし話題にならなければ今も人知れず砂漠の中に建っていただろう。
直後にルーマニアでもモノリス発見
情報ソース:ハフポスト、AFPBB NEWS
地元ニュースサイト、Ziar Piatra Neamt Facebook
ルーマニア北東の都市ピアトラ・ネアムツの丘でも同様の金属柱が発見された。高さ3.9mほどあり、表面にはぐるぐるとした螺旋が雑に描かれている。
ネットではユタ州のそれと違うお粗末な出来に、酷評だったという。
こちらも11月30日には誰かによって撤去されてしまった。
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