UFO SIGHTINGS HOTSPOTより |
先月11月29日夜10時頃、望遠鏡でオリオン座大星雲の撮影をしていた人が、葉巻型の物体が映ったのに気づき、MUFONに投稿したもの。
8インチのニュートン式反射望遠鏡を使い、30.2秒で5フレームを撮影(1フレームあたり約6秒)するという動画もしくはタイムラプス撮影で、撮影場所はアメリカのノースカロライナ州だという。
3枚の画像をアニメにしたもの UFO SIGHTINGS HOTSPOTより |
——オリオン座付近のこうした光跡は以前にも取り上げたことがある。要は地球の周囲にある静止衛星がスローシャッター撮影によって光跡として写ったものだ。
地球の自転に合わせて周回しているため、地上からは静止して見え、日周運動をしている天体と比較すると移動しているように見える。
ステラナビゲーターによるシミュレーション 表示される人工衛星(赤文字)は軌道のわかっている一部だけだろう |
この例のように赤道儀を使って天体の動きを追尾して撮影した場合、静止衛星は見かけ上西から東に移動しているように見える。(本当は天体の方が東から西に日周運動している)
元の投稿の場合、望遠鏡のセッティングの都合で左右が反転して写っているため(間に天頂プリズムか天頂ミラーを挟んだんだと思われる)、見かけ上の動きは左右逆になっている。
撮影した方は天体観察のキャリアが浅いんだろうか。いずれ気がつくといいのだが。
オリオン大星雲に謎の飛行物体が。先日のオウムアムア(あれは惑星だという話だが)といい、宇宙空間における葉巻形の物体が続発している。https://t.co/E9CCW9yggg pic.twitter.com/30bEQmWTaJ— 並木伸一郎 オフィシャル (@shin_ichirou216) 2017年12月14日
オカルトライターで古くからUFOの研究をしている並木伸一郎氏は、自身のツイッターでこれを謎の飛行物体として紹介しているが、彼がこの正体を知らないとは思えない。
商売の都合なんだろうが、この程度のことをいちいち謎として取り上げることはまともなUFO研究者の足を引っ張ってることにしかなっていない。
オカルトで商売することの是非はともかく、嘘を書いていいわけがないし、本気で謎だと思っているのであれば研究者の資質として問題だ。
子供だましのいい加減な商売はもうよしませんか?
ト◯ナの編集者にも言ってやってください。
返信削除子供騙しのいい加減な記事ばかりでウンザリします。
雅@管理人です
削除スコット・ウェアリングと訣別するか、せめてもうちょっと批判的になるべきだと思うんですよね。