濃い青の部分が発見された地底湖 ESAより |
上空からのレーダー調査で南極冠の氷の下1.5kmに発見したもので、深さはわからないが、最低1mはあるとみられる。
これまでも夏になって気温が上昇すると、地表付近の氷が溶けて流れたあとを作るのは確認されてきたが、これほどまでまとまった液体の水が存在するのが確認されたのは初めてだ。
地下であれば有害な宇宙線の影響もないため、細菌などの微生物が存在する期待がもたれるが、地下であっても極寒の環境で水が液体でいられるためには多量の塩分が含まれている可能性が高く、生物の生存には厳しい環境となる。
また1.5kmも深く掘れる探査機がないため、当面はレーダーなどによる調査が継続されるだろう。
——遥か昔には地表に豊かな海があったと推定されるため、その当時存在していた原始的な微生物の残りでもいてくれると面白いのだが。
木星の衛星エウロパの地下にも大量の液体の水がある可能性が示唆されており、地底探査機の開発が待たれる。
月末は火星大接近の日
今月31日の大接近間近の火星(21日に筆者撮影) 先月来のダストストーム(砂嵐)がまだ晴れ切らない |
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