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2024年11月21日木曜日

2024/11/20 UAPに関する上院軍事公聴会開催される

証人として説明するAAROコスロスキー室長
YouTubeのライブ配信より
先週の下院議会での公聴会に続き、11月20日に今度は上院でもUAPに関する公聴会が開催された。こちらは軍事公聴会ということで、国防総省配下のAARO(全領域異常解決室)のジョン・コスロスキー室長(8月に前任のカーク・パトリックから交代)に対し、AAROの活動についての聞き取りとそれに対する説明が行われた。

3件の新たな解決事例

この中で一連のUAP騒動の端緒となった映像のうちの一つ、GOFAST映像を含む3件のUAP事例の解決報告がなされた。

2024年11月16日土曜日

2024/11/15 AARO、UAPに関する年次報告書を発表

米国防総省のUAP担当部局、AARO(全領域異常解決室)が本年度の年次レポートを発表した。

2024年11月15日金曜日

2024/11/14 米下院UAP公聴会開催

4人の証言者
左からギャローデット、エリゾンド、シェレンバーガー、ゴールド
YouTubeより
日本時間14日の午前1時30分より、米下院議会のUAP公聴会「未確認異常現象:真実の暴露」が開催された。

2024年11月6日水曜日

2024/11/6 来週13日水曜深夜(日本時間)にUAP公聴会開催

SNSで流れてきた開催を知らせる文書
ページ最後に日本語訳あり
米国下院議会の「未確認異常現象:真実の暴露」と題された新たな公聴会が開かれることが明らかになった。
開催は日本時間の13日(水)の深夜1時30分から。(厳密には14日)
こちらが公式ページとなり、YouTubeでのライブ配信もある模様だ。

——少々大仰なタイトルのため、まさか議員の中のビリーバーらによる「宇宙人が地球に来ている証拠を見つけた!」みたいな内容にならないといいが、一体どのような内容になるのだろうか。当然AARO(全領域異常解決室)がからんでくるとは思うのだが。
先日、次期大統領に再選されたドナルド・トランプも、まわりから言われてUFOと宇宙人にちょっと興味を持ち始めた感じもあり、イーロン・マスクらと一緒になってありもしない米政府の秘密を探って、やっと少しまともになりつつあるUAPに関する国防総省の対応をかき乱さないといいのだが。
文書の日本語機械翻訳

2024年11月5日火曜日

2000/11/xx ワールドトレードセンタービルの高速UFO

テロで崩壊する1年前、ワールドトレードセンタービル付近でのUFO映像
YouTubeより
  • 撮影場所
    • ニューヨーク ワールドトレードセンタービル付近
  • 公開日
    • 2000年11月頃
  • 撮影状況
    • ワールドトレードセンタービル付近のヘリコプターの乗員がビルの陰にUFOを見つけたところ、それが高速でヘリコプターをかすめ、煙を残して飛び去っていった
  • 正体
    • ケーブルテレビ局Sci Fiのプロモーション映像
      • 動画の前後にSCI FIの文字が入っている
    • 同チャンネルは現在Syfy表記になっている
  • メディアでの取り上げ
実際の映像

——公開されて以来、だいぶ長い間衝撃のUFO映像として紹介されてきた。
今から見るとUFOがぶつからんばかりの近くをかすめたのにヘリが揺れていないし、あれだけ速いのにカメラがしっかり追っている点がおかしい。
創作UFO映像コンテストの作品という話も聞いたことがあったが、入賞作をプロモに使った可能性も?

情報ソース

2024/11/1 ニューヨーク上空の巨大UFO動画

ニューヨークに現れたUFO?
X(旧ツイッター)の動画より
10月の末頃からX(旧ツイッター)で、ニューヨークの高層ビル街上空に巨大なUFOが飛来し、人々が騒いでいる動画が流れるようになった。
見てすぐにわかるCGによる合成映像なのだが、ごく一部に本物のUFOが現れたと信じる人がいたようだ。
しかしこれはLil Uzi VertというラッパーのEternal Awake 2(EA2)というニューアルバムのプロモーション映像であったようで、別のプロモーション映像に同じUFOが登場している。

そもそもニューヨークのような大都会上空にこんな巨大なUFOが現れ、人々に目撃されているのなら、ニュースやSNSで他の映像を含めて報じられ、大騒ぎになっているはずだ。
そこまで考えずとも、本物じゃないことはすぐに気づかなければいけないレベルのものだろう。

EA2収録のChill Baeのプロモーション映像

情報ソース

2024年11月1日金曜日

2024/11/8からNHKBS 2Kでダークサイドミステリー放送

来週11月8日(金)夜9時から、NHKBS(2K)でもダークサイドミステリーがスタートする。
番組は幻解!超常ファイルのスピンオフ番組としてNHKBSプレミアムで放送されていたが、今年のBS放送の再編を受け、BS4K放送が優先され、ずっと放送されないでいた。
第一回の「世界の怪鳥伝説を追え!」の回だけは4月3日の午後3時前という中途半端な時間に2Kで放送されたのだが、それ以降は待たされていた。

11月8日の初回放送であらためて「怪鳥伝説」の回をやるのかと思っていたが、「リジー・ボーデン事件」から始まるようで、同回を見逃した人は気の毒だ。

——ところで11月に入って今年も残すところ2ヶ月を切ってしまった。毎年年末に放送している幻解!超常ファイルのスペシャルは今年も期待できるだろうか。
ただこちらも去年は4Kから先に放送になったので、これからもそうなるのだろう。ハイビジョン放送(2K)からさらに高精細な4K放送に移行してもらいたいのだろうけど、2K放送でも十分きれいだし、このご時世、わざわざ新たなテレビやレコーダーに買い替えてまで4K放送を見る気も起きない。
NHKが機器を売りたいわけじゃないだろうが、大人の都合で半年以上も待たされるのは、さすがにいい気はしないね。

2024/10/31 ルイス・エリゾンド、ニセUFO写真で恥をかく

エリゾンドが発表した写真のオリジナルに近いと思われるもの
「ルーマニアに来たUFO 2022/5/29」とある。
Facebook CHILE UFO(2022/6/5)より
UFOに関するイベントで誤った写真を本物と説明するエリゾンド
Xに投稿された動画より
かつて政府情報機関のエージェントで、米政府はUFOを隠していると主張するルイス・エリゾンドが、明らかなニセUFO写真を本物として発表してしまい、恥をかいた。

エリゾンドはペンシルベニア州フィラデルフィアでおこなわれたUFOに関するイベントにおいて、2022年にルーマニアで撮影されたという円盤状の光体が空に浮かぶ写真を紹介し、母船のようだと述べた。

2024年10月28日月曜日

2024/10/28 衆議院選でUFO議連中心人物落選。今後の活動はいかに?

10/27日、衆議院議員選挙が行われ、政権与党の自由民主党、公明党がそれぞれ議席を減らし、野党の立憲民主党、国民民主党、れいわ新選組などが議席を伸ばした。これにより与党は議席が過半数に達せず、当面の間少数与党となることとなった。

UFO議連(正式名称:安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟)の発起人で中心人物であった浅川義治候補(日本維新の会)は、神奈川1区から立候補していたものの、1位の立憲民主党・篠原豪候補に大差をつけられ3位で落選。重複立候補していた比例復活もならなかった。

議連設立の中心人物で最も熱心に活動していた浅川議員が落選したことで、今後の議連の活動、さらには存続自体も危ぶまれることが予想される。
石破議員は少数与党の首相として影響力も弱く、それでなくても多忙だし、立憲の原口議員は反ワクチン陰謀論をこじらして製薬会社Meiji Seikaファルマから名誉毀損で提訴される始末。維新の前原議員はUFOを超常的現象と思っているようだ。

今後まともなまとめ役を得て身のある活動を続けるのか、国会内オカルト同好会然としてしまうのか、なし崩し的に自然消滅してしまうのか、注目していきたい。

主要メンバーの当落

  • 自由民主党
    • 🎊浜田靖一(発起人代表、党国会対策委員長)
      • 千葉12区 当選
    • 🎊石破茂(内閣総理大臣、元防衛大臣)
      • 鳥取1区 当選
    • 🎊中谷元(防衛大臣)
      • 高知1区 当選
    • 🎊小泉進次郎(自民党選挙対策委員長、衆議院安全保障委員長)
      • 神奈川11区 当選
    • 熊田裕通(元総務副大臣)
      • 愛知1区、比例東海ブロック重複立候補ともに落選
    • 🎊中谷真一
      • 山梨1区 落選、比例南関東ブロック重複立候補で当選
    • 🎊井野俊郎(元防衛副大臣)
      • 群馬2区 当選
    • 山本朋広(元防衛副大臣)
      • 神奈川4区、比例南関東ブロック重複立候補ともに落選
  • 立憲民主党
    • 🎊原口一博(元総務大臣)
      • 佐賀1区 当選
  • 日本維新の会 
    • 🎊馬場伸幸(日本維新の会代表)
      • 大阪17区 当選
    • 🎊前原誠司(元外務大臣、教育無償化を実現する会から合流)
      • 京都2区 当選
    • 🎊遠藤敬(日本維新の会国会対策委員長)
      • 大阪18区 当選
    • 掘井健智(元兵庫県議会議員)
      • 兵庫10区、比例近畿ブロック重複立候補とも落選
    • 岬麻紀(フリーアナウンサー)
      • 愛知5区、比例東海ブロック重複立候補とも落選
    • 浅川義治(UFO議連発起人)
      • 神奈川1区、比例南関東ブロック重複立候補とも落選
  • 公明党 
    • 🎊浜地雅一
      • 比例代表九州ブロック 当選
  • 国民民主党 
    • 🎊浅野哲(国民民主党茨城県連代表)
      • 茨城5区 当選

2024年10月10日木曜日

2024/10/10 明日金曜日夕方から極めて明るい彗星が見頃!

10月1日明け方の紫金山・アトラス彗星
上手な人が撮るともっと長い尾が写っている
2024/10/1朝、筆者撮影
2023年1月9日に中国の中国科学院紫金山天文台と南アフリカ共和国の小惑星地球衝突最終警告システム(ATLAS)によって発見された、紫金山しきんざん・アトラス彗星(C/2023A3 Tsuchinshanツチンシャン・ATLAS)が見頃を迎える。
9月27日に近日点を通過した彗星は、これまでも明け方日の出前の空にやや明るく見えていたが(肉眼で見るのは難しく、双眼鏡か写真撮影が必要だった)、その後急激に増光し、10日現在マイナス5等級の明るさになっているとも言われている。
明るすぎてUFOと間違われることも多い金星の、最も明るい時がマイナス4等級くらいなので、それよりさらに明るいことになる。
太陽観測衛星SOHOに映り込んだ超明るい紫金山・アトラス彗星
太陽もXクラスのフレアを連発しており、ノイズが多く写っている
SOHOのサイトより

2024年10月4日金曜日

2024/10/3 藤原竜也が呼んだUFO

お台場の上空にUFO出現と?
番組より
飛行機のそばに動かない光体が
番組より
  • 撮影場所
    • 東京都港区台場 フジテレビ湾岸スタジオ屋上
    • 北西の空
  • 撮影日時
    • 不明
    • 放送日は2024/10/3(木)19:00〜21:00。生放送ではない
  • 撮影状況
    • 次週から始まる藤原竜也主演ドラマ「全領域異常解決室」を含む新番組の番宣番組「FNSドラマ対抗お宝映像アワード 秋の祭典SP」で、スタジオから藤原を含む出演者みんなでUFO呼びをして、屋上のカメラから光体を撮影
    • 一機の飛行機が通り過ぎた近くに動かない光体があり、それがカメラをズームアウトすると見えなくなったことで、UFOだと騒いだ
  • 推測される正体
    • 撮影日時がわからず、情報不足のため不明だが、天体の可能性が高い
    • 宇宙人の乗り物や超常現象的な物であると考えうる根拠はない
  • 推測根拠
    • 一瞬映る周囲の風景は夕方の薄明の時間帯は過ぎており、車の通行も少ないように見受けられるので、19時頃ではなく20時以降の遅い時刻ではないかと仮定
    • 収録日が半月ほど前と仮定し、日没後からの星空をシミュレーションで確認したが、光害のひどい都心からよく見えそうな明るい星がない
    • 21時頃であれば北斗七星の柄の部分の星ミザールなどがその位置にあり、UFO撮影用にある程度高感度カメラを用意していたとは思うので、可能性としてはありうる。しかし周囲の星までは確認できず
    • 午前3時過ぎという時間であれば、はくちょう座の明るいデネブがそれらしい位置に沈みつつあったが、時間が時間だけに断定できない
    • こちらに向かって来る飛行機の前照灯の可能性もあるが、ライトの点滅などは確認できず
    • UFOが消えたというのはカメラをズームアウトして写りづらくなっただけ。同時に若干のピントずれが起きた可能性もある
日時不明のため9月10日21時と仮定してシミュレーション
ステラナビゲータ11
コンタクティ・武良ラムゥ式のUFO呼び
番組より
——米国防総省「全領域異常解決室(AARO)」をそのまんま取ったタイトルのドラマで、超常現象のような不可解な事件を捜査する内容。藤原演じるのが、なんと興玉雅(おきたま みやび)というのだそうな。
こちらの雅さん(藤原)はコンタクティの武良さんからUFO撮影許可証をもらって、自宅でもウィンウィンと呼んでいるらしい。私的な行為はともかく、超常現象を解決するドラマの番宣でUFO呼びや安易なUFO認定していたら台無しである。
もっとも、超常現象に見える事件を科学で暴いて解決するのか、犯人やトリックが超常現象だとするオカルトドラマなのかはまだわからないのだが。

2024年9月27日金曜日

2024/9/27 UFO議連所属の首相誕生へ

次期総理大臣となる石破茂氏
同氏X(旧ツイッター)より
27日、自由民主党総裁選挙が行われ、決選投票で高市早苗経済安全保障担当大臣を破った石破茂元幹事長が新総裁に選出された。
石破新総裁は日本維新の会・浅川義治議員らが中心となって作られた、超党派の「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」(通称・UFO議連)にも所属している。

石破議員は以前から「UFOやゴジラが攻めてきた場合どうするか?」などと、UFOが宇宙人の乗り物という認識で語っており、今もまだその認識のようだ。
想定外の事態に備えるという例えとしてならUFOでもゴジラでも語ってもらってかまわないのだが、本気で宇宙人やゴジラがやってくるということを考えて、それに備えるようなことがあってはさすがに無駄だ。そんなことがないように願いたい。

また浅川議員は議連について「宇宙人の乗り物については扱わない」としているが、未知のテクノロジーを使った新兵器と考えている節がある。またオカルトビリーバー、商業オカルトの人達とばかり懇意にしているのが心配だ。

石破議員は一国の首相になるのだから、UFO/UAPの事以外にやらなければならない事は山ほどにある。他国のスパイ気球などへの対処も必要だろうが、優先順位は高くはないはずだ。
ぜひ日本が国民にとってより暮らしやすい、生きやすい国になるように尽力してもらいたい。
イルミナティカードゲームに登場する小泉進次郎に似たイラスト
もう一人のUFO議連メンバー小泉進次郎議員は善戦が予想されたが、最初の投票で落選した。

懸念されるオカルトの接近

イルミナティカードゲームに登場する竹本良氏に似たイラスト
前述の浅川議員が国会でUFOについて質疑を始めてから、ムー編集長、UFO研究家竹本良氏など、いわゆるオカルト関係者が多数同議員に接触している。
UFO議連のメンバーが総理大臣になったのなら、さらに強く接触してくることが予想される。
読んで字のごとし、カルトとオカルトは紙一重なところもあるので、よくないことを吹き込まれて妙な政策を行われてはUFO政策に限らず、国と社会の損害だ。

多忙な公務に加え、セキュリティの面からも石破氏側のガードは固くなるであろうが、これまでも国会議員に統一教会などのカルト宗教が接触して大問題になっているわけなので、今後も十分に注意してほしい。

UFOは宇宙人の乗り物にあらず

1947年のケネス・アーノルド事件以来77年。毎年数多くのUFO目撃報告、宇宙人との遭遇報告などがあるのだが、ただの一件ですらそれの確たる証拠はなく、ほぼ何かの誤認(精神的なものも含む)、インチキであることがわかっている。
未解明のものも多いが、それは情報不足で断定できないというだけで、未知のものがあると決まったわけではない。

そもそもが、遠い宇宙の先に知的生命が存在しているであろうことは、我々人類が地球に存在していることからも確実だろう。しかしそれが光速でさえ何年もかかる距離(それは宇宙線などが飛び交う極めて危険な空間だ)を超えてわざわざ地球に訪れている可能性は、完全否定はしないまでも限りなく0に近いだろう。

2024年9月26日木曜日

2024/9/25 昨年カナダで撃墜されたUAPの写真公開

CTVニュースが入手したUAPの画像
カナダCTVニュースは、昨年2024年2月にカナダのユーコン準州上空で米軍機によって撃墜されたとされるUAPの画像が、情報公開請求によって公開されたと伝えた。
公開された文書は、匿名を希望する民間研究者からCTVニュースに提供されたもの。
画像は電子メールをプリントしたもののコピーのようで、見てのとおりずいぶんと粗い。CTVニュースではより高解像度のコピーを要求したという。

ネットを探せばこんなバルーンはすぐに見つかる
当時の報道ではこのUAPは約12,000mの高空を飛行していた円筒形の物体だとされていたが、この写真を見る限りCの字の形をしている。また「下に貨物をつないだ小型の金属製の気球」のように見えたとも伝えられていたのだが、画像からはわからない。

大きさもはっきりしていないが、これまでの発表されてきた米軍が撮影したUAPと呼ばれる画像、映像を見る限り、また上空で風に流されるバルーンだったのではないかと勘ぐってしまう。CなりUなりの形をしたバルーンなんていくらでもある。

当時は中国のスパイ気球とされたものを撃墜するのに時間がかかったために米政府が批判を受けており、なんの危険もないバルーンを戦闘機で撃墜してしまったのではないかという気がするが、どうだろうか。

2012年のよく似た動画はCG

このUAPに関し、SNSでは2012年に発表された動画によく似ているという声があった。
これに対しUFOのファクトチェックをしているX(旧ツイッター)のアカウントufoofinterest.org氏によれば、ドイツのCGアーティストNicoとMarco Kaschubaが運営していたYouTubeのxxxdonutzxxxというアカウントが、2012年7月27日に「韓国釜山のUFO」として公開したもので、CGで作られたフェイク映像だという。

情報ソース

2024年9月20日金曜日

2024/09/19 地球の月が2つになる!?

2024年8月に見つかった小惑星「2024 PT5」が今年9月29日〜11月25日(世界標準時)までの間、地球の重力に一時的に捕獲され、地球を周回する衛星=月になることがわかった。
2024 PT5が人工物である可能性は低いという。
第2の月の期間中の公転軌道は350〜400万kmになり、これは地球から月までの距離の約10倍になる。直径は10mと小さく、地上からの視等級は22等級と極めて暗い。大型の望遠鏡を使い、写真を撮らないと確認できないと思われる。
これを発表したのは、マドリード・コンプルテンセ大学のCarlos de la Fuente Marcos氏とRaúl de la Fuente Marcos氏の研究チーム。

こうした一時的に地球の衛星になるケースは時々あるが、中には後で人工物(ロケット打ち上げ時のデブリなど)とわかり、登録が外されるケースもある。
天然の天体が第2の月になるのは、今回で観測史上5つ目だという。

情報ソース:soraeRN AASWikipedia 2024 PT5

2024年9月8日日曜日

1986/5/29 サンパウロ上空のUFO映像

サンパウロ市上空に浮かぶ光体
字幕の日付は間違いで、5月29日の晩が正しい
土曜スーパースペシャルより
撮影場所と見られるAltino Arantesビルとバネスパ・ビル
光体のアップ
土曜スーパースペシャルより
UFOが月ではない証拠として、別の方角に月らしき光体が映っている
見づらいが、上弦の月のようだ
土曜スーパースペシャルより
実際の映像
YouTubeより
  • 撮影場所
    • ブラジル サンパウロ市サン・ジョアン通りにあるバネスパ(Banco Do Estado De Sao Paulo=サンパウロ州銀行)ビル屋上
    • ただしその隣にあるアルティノ・アランテス(Altino Arantes)・ビル展望台からの方が映像により近いと思われる
  • 撮影日時
    • 1986/5/29 深夜26時(30日午前2時)頃と推測
      • 時間は資料によって午後11時頃からという記述と10時から11時の間という記述があり、不正確である
      • 月の高さから推測すると、午後11時以前は地平線下なので、映像と同じくらいの高さなら日をまたいだ深夜2時頃と思われる
    • 矢追さんの番組では9月29日としていたが誤り。そもそもその晩は月が出ていない
  • 撮影者
    • カメラマンのヘラルド・カナレス(Heraldo Canales)
  • 撮影状況
    • ミクソムという制作会社の5人が、依頼されたコマーシャル映像をバネスパビルの展望台で撮影中にUFOを目撃し、撮影した
    • 目撃方向は、資料には西だとあったが、地図で確認すると明らかに真北である。北にある「カンタレイラ山脈上空」とも書いてあり、西というのは間違いだ
    • 突然サンパウロ上空に巨大な球形のUFOが現れ、多くの市民が目撃して大騒ぎになった
    • 目撃継続時間は10分程度だったようだ
    • 上空で十数分滞空した後、消えたり現れたりを繰り返しながら、次第に遠ざかって消えた
    • 光体をアップで写すと、激しく回転しながら光を変化させていた
    • 最寄りのコンゴーニャス空港のレーダーでも検知したという
  • 正体
    • 不明だが、天体か飛行機が疑わしい
    • こと座のベガもしくは、はくちょう座のデネブ
      • 位置的、高さ的に適合する。ともに白いので色は合わない。高さが低ければ大気の影響で赤っぽく見えることはあるが、そこまで低くないように思える。大気汚染の影響等で赤く見える余地はあるか?
      • ともに1等星ではあるが、映像ほど明るく見えるとは考えにくい
    • うしかい座のアルクトゥールス
      • 明るさ、オレンジの色、深夜2時での高さの点で適合する
      • 資料に書かれた西側に出ていたが、地図からは目撃方向が明らかに北とわかるので、この可能性はない
    • 火星、木星、土星も非常に明るく上っているのだが、位置的に全く違う
    • こちらに向かって飛んでくる飛行機の前照灯であれば、あの明るさは説明できるし、旋回するまで見かけ上動かないことも説明がつく
    • アップになって丸く写っているのは明らかにピンボケ
    • 光を変化させたというのは、映像からは気流や雲でチラついているように見える
    • どこかに動いたという情報がないので、一箇所で滞空したまま消えたり現れたりしたというのは、雲に出入りしただけのように思える
  • 関連事件
    • この10日前の5月19日の晩からサンパウロ付近に21機のUFOが飛来し、戦闘機がスクランブル発進した➡︎クラウディオ・スエナガ氏のブログ記事
    • 詳しくは調べていないが、レーダーに写ったゴーストをUFOと思って発進し、パイロットが明るい天体などを誤認したようにも思える
  • メディアでの取り上げ
    • 1989/9/23 土曜スーパースペシャル「緊急UFO徹底取材特報!」(日本テレビ・企画、構成、演出:矢追純一)
  • 調査協力
    • X(旧ツイッター)のぬころじ〜さんに撮影現場と方角の特定、スエナガ氏のブログを教えていただきました。どうもありがとうございます。
月の形と高さから推測した30日の午前2時頃の星空
ステラナビゲータ11でシミュレート

アルティノ・アランテス・ビルの地図
UFOが見えていた方角の道路の灯りに一致する


線路の球電動画

珍しい球電現象の映像だとされる
YouTubeより

  • 動画タイトル
    • Шаравая маланка каля чыгуначных шляхоў [CGI]
  • 動画概要
    • 球電現象だとされる発光体が線路の付近を動きながら、時々放電して火花を散らし、最後に爆発する
  • 製作者
  • YouTubeでの公表日
    • 2019/5/27
  • 正体
    • CGI(Computer Generated Image)(タイトルに明記されている)
  • 備考
    • 勝手な転載が多いらしく、概要欄で「私の許可なく2度とアップロードするな」「メールをくれれば詳細情報付きでダウンロードさせてあげるかもしれない」と書かれている

2024年9月7日土曜日

2022年5月 高知県、白浜海水浴場での怪光写真

写真に写った怪光
㊙︎衝撃ファイルより
検証写真
UFOはレンズゴースト、右端の光も同様に手ぶれしているのがわかる
  • 撮影場所
    • 高知県白浜海水浴場
  • 撮影日時
    • 2022年5月
  • 撮影者
    • 町の住人のKさん
  • 撮影状況
    • サーフィンに来て海を写し、自宅で写真を見直したらUFOらしき光体が写っていたのに気づいた
    • 最初は街灯の光が反射したのではないかと思ったが、拡大すると丸みを帯びて見え、オレンジ色の部分が窓のようにも見えた
  • 正体
    • 街灯のレンズゴースト
      • ゴーストの特徴として、位置的に画像中心を挟んだ点対称位置に出ている
    • ゴーストと同時に、手ぶれをしたために長く写っている
      • 右端の家の光らしきものも同様の映り方をしている
  • 備考
    • 2023年にも職場前の駐車場で、まっすぐ降りてきて真横に二つに分かれて消える光体を目撃したというが、情報不足なので検証不能
  • メディアでの取り上げ
    • 2023/11/20、2024/7/11 世界が騒然! 本当にあった㊙︎衝撃ファイル(テレビ東京)

2024年9月6日金曜日

2019/5/4 四国の歯科医師による筆跡光写真

最初の1枚
㊙︎衝撃ファイルより
2枚目以降
㊙︎衝撃ファイルより
当日の星空
ステラナビゲータ11による再現
  • 撮影場所
    • 高知県と愛媛県の県境にある源氏ヶ駄場の山頂付近
  • 撮影日時
    • 2019年5月4日午前4時頃
  • 撮影者
    • 歯科医師 M氏
  • 撮影状況
    • 星空のタイムラプス写真をシャッタースピード20秒で自動連続撮影。本人は近くのテントで待機していた
    • 帰宅後に写真を確認したところ、数枚に筆跡光写真、強い光が写った写真が撮られていた
  • 正体
    • 露光中に気づかぬままカメラを動かしたため、明るい星が光跡を描いた。中央の木星のほか、土星、アンタレスもうっすら同様の光跡が出ている
    • 2枚目以降も照明をつけたままカメラをいじったもの
  • メディアでの取り上げ
  • 類似事例

2024年8月29日木曜日

2024/4/8 テキサス州アーリントン、皆既日蝕時のUFO

X(旧Twitter)の投稿から

  • 撮影場所
    • アメリカ テキサス州アーリントン
    • VANDERGRIFF ACURAという自動車販売店の敷地内
  • 撮影日時
    • 2024年4月8日(現地時間)
    • 時刻は不明だが、日蝕の欠け具合から13時30分(現地時間)頃と推測される
  • 撮影者
    • 不詳(複数)
  • 撮影状況
    • 皆既日蝕の観察中、上空の雲の中を黒い物体が通過
    • UFOとされた動画は複数ある
  • 推定される正体
    • 飛行機そのもの、もしくはその影が雲に映ったもの

撮影場所のストリートビュー

推測される飛行機

赤丸が撮影地点
flightradar24より

複数ある中で、東から西に飛んだものは、13時31分(現地時間。flightradar24はUTCのため18時31分)に上空を通過したダラス発ロサンゼルス行きの飛行機の可能性がある。
高度はちょうどこの時点で16,675フィート(約5km)。

2024年8月27日火曜日

2018/8/13 愛知県蒲郡市のリング状UFO

フジテレビ「ぽかぽか」より
撮影場所をGoogleマップで3Dビュー
  • 撮影場所
    • 愛知県蒲郡市。蒲郡クラシックホテル2階バルコニーより撮影
  • 撮影日時
    • 2018年8月13日午後2時30分過ぎ
  • 撮影者
    • 佐藤直樹氏
  • 撮影状況
    • ホテルのバルコニーで友人と談笑中、友人が空に浮かぶリング状の銀色の物体に気づき、佐藤氏がiPhoneで動画撮影。
    • 教えてくれた友人が関心なさそうだったため、わずか8秒で撮影をやめた。
    • 10分ほど後に見るとゆっくり北に移動し、2時50分過ぎにはもう見えなかった。
  • 正体
    • リング状の凧(CircoFlex Kiteと呼ばれる)
    • UFOに間違えられた凧そのものを揚げていた方がブログで「私のCircoFlex Kiteが、月刊ムーでUFO認定されてしまいました」「そんなんでいいのか月刊ムー!!??」と発言
    • 別の日の記事でも「蒲郡市で揚げていて、ムーにUFO認定された凧」との記述
      凧を揚げていたご本人のブログより
雑誌ムー2019年1月号に掲載され、JSPS(日本宇宙現象研究会)の北島弘氏が画像解析したところ、円ではなく六角形をしているUFOだとわかったという。→オカルトまとめサイトで記事が紹介
同会代表の並木伸一郎氏も動画MUTube(ムーチューブ)内で不思議なUFOとして紹介。
2024年8月22日のフジテレビ「ぽかぽか」のUFO特集でも、ムーの三上編集長が紹介していた。

2024年6月18日火曜日

2024/6/18 今週末、甲府と福島でUFOイベント

来週26日の空飛ぶ円盤記念日(1947年のケネス・アーノルド事件の日)を前に、今週末の土日に、山梨県甲府市と福島県福島市でUFOに関するイベントが相次いで開催される。

甲府UFO事件50周年プレイベント

一般社団法人UFOKOFU1975より
6月22日(土)は甲府駅北口の山日YBSホールにて「甲府UFO事件50周年プレイベント」と題し、ムー編集長で福島県飯野町の国際未確認飛行物体研究所(UFO研究所)所長でもある三上丈晴氏のトークショーが開催される。トーク相手は甲府事件の宇宙人をモチーフにした「甲府星人」フィギュアの製作者のザクレスホビー氏。
ほかに、甲府コスモガールズによるライブ、三遊亭吉馬による甲府事件落語が披露される模様。

——今回は山畠さんは出席されないのだろうか? YouTubeではレンズゴーストなどを安易にUFO認定したり、龍神様とか言い出して、スピリチュアルな言動が目につくので心配だ。
もちろん間違っていてもなんでも個人がそう思うことは自由なのだが、宇宙人から選ばれし人のような扱いをまわりから受けて自分を見失ってしまうような事になっては、本人や家族が気の毒だ。その知名度を狙って悪い人が寄って来ないとも限らないし。

UFOの日 千貫森まつり

国際UFO研究所サイトより
翌23日(日)はそのUFO研究所を併設している福島県飯野町のUFOふれあい館において、「UFOの日 千貫森まつり」が開催される。UFOふれあい館の入場料が無料になるほか、宇宙人を探す無料アドベンチャーなどを開催するという。
恒例の、過去1年間でUFO研究所に寄せられた目撃報告の中から、極めてUFOの可能性が高いと分析された情報の公開もされる。今年はUFO研究所のWebサイトでも公開されるという(昨年はUFOふれあい館の展示とマスコミでの公開のみだった)。
今のところこちらのイベントに三上編集長は出ないようだ。

ところでUFO研究所のサイトによれば、寄せられた目撃情報が1000件を超え、無料ボランティアが検証をしていたために調査が追いつかなくなったとして、今年3月31日をもって募集を一時停止にしていたのだが、それもまた再開されるのだろうか?

——三上所長や開所式に出ていたスキンヘッドにサングラスの白人っぽい男性などが実際に調査、検証をしているとは思っていなかったが、無料のボランティアに検証作業を任せていたのはずいぶん驚いた。
地方の町興しはわかるし、荒井欣一氏の資料の保存をしてくれているのはいいことだと思うが、もうちょっときちんとやらないものかね?
一昨年の発表はアゲハチョウや飛行機をUFO認定していたし、都合よく千貫森の上空に出現した光体に関する現地調査結果を追加したので、こちらのページでぜひご覧いただきたい。

2024年6月14日金曜日

2024/6/13 UFO議連のメンバーがネット番組に出演

YouTube配信されたニコ生放送の浅川議員(右)
ニコニコニュースより

YouTubeのニコニコニュースで放送された番組に浅川義治議員ら、国会のUFO議連(正式名称:安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟)のメンバーが出演し、UFO/UAP問題について語った。

安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟SP
6月13日(木)16時30分〜19時30分

◆出演

  • 浅川義治 UFO議連事務局長(日本維新の会)
  • 石破茂 元防衛大臣(自由民主党、VTR出演)
  • 前原誠司 元外務大臣(教育無償化を実現する会)
  • 七尾功 司会、ニコニコ動画政治担当
本来は自社のニコニコ生放送として配信予定だったのだが、先日来サイバー攻撃を受けてサービス全般がダウンしたままのため、急遽YouTubeでの配信となった。ニコ生と言えばユーザーのリアルタイムコメントを画面に流す演出が特徴的だが、今回もYouTubeのチャットに投稿されたコメントを画面を流れる字幕として表示する演出をしていた。

2024年6月6日木曜日

2024/6/6 日本のUAP解明議連、設立総会開催

設立総会の模様
ニコニコ生放送より
6月6日、「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」の設立総会が開かれた。
総会は10時から始まり、ニコニコ生放送の他にもほぼ日刊カルト新聞によるネット中継もされた。

2024年5月30日木曜日

2024/5/30 介良事件をモチーフにした映画が作られる

1972年に高知県介良で起きた小型UFO捕獲事件(通称介良事件)をモチーフにした長編映画が制作される模様。
タイトルは「Miracle☆Summer」。
監督は中国からの留学生で、現役東京芸術大学院生である蔡融霖さん(30)。数年前にYouTubeで事件のことを知ったという。
映画は2024年7月に撮影され、2025年2月頃国内外の映画祭に出品、劇場公開も目指すということだ。

あらすじは、公式X(旧ツイッター)によれば以下になるという。
仕事に忙殺され、日々の生活もままならない中、地元に帰ってきた真尋(25)。自分の部屋に戻ると、弟と友人が部屋を改造してUFOを研究していた。最初はUFOの存在を信じていなかった真尋だが、子供等の熱意に触れ、過去の自分を思い出す。
そしてある晩、真尋が何気なく発した言葉が発端となり、ついにUFOが動き出す…

介良灰皿続々発見 

最近ヤフーオークションに出品されていた灰皿
ヤフーオークションより)

介良事件自体は現在のところ、金属製灰皿を使った少年達によるイタズラの可能性が高いという結論になっている。(小型UFOが消えたり不思議な現象が起きたとする仕掛け役の少年と、自分では現象を見ていないのに信じ込んでしまった少年がいたのではないかと推測)
それを裏付けるように、近年ネットのオークションサイトでは介良UFOに酷似した青海波/波に千鳥模様の灰皿が多数出品されており、UFO好きによってこぞって購入されている。上の写真の灰皿もなんと77,000円という高値で落札されていた。
蓋の裏は「和同開珎」の文字が刻まれ、本体底には「意匠登録 阿古耶堂」の文字が見て取れる。

2024年5月28日火曜日

2024/5/28 国会にUAP解明議員連盟発足

発起人会の模様
ニコニコ動画より
国会に未確認異常現象(UAP)に関しての超党派の議員連盟が発足されることになり、5月28日午前11時から発起人会が行われた。
名称はまだ仮称だが「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」になるようで、米国防総省の全領域異常対策室(AARO)を参考に、あくまでも安全保障上、未確認の異常現象に対する情報収集、分析、識別能力の向上をはかり、専門機関の設置を国に求めるとしている。

2024年5月12日日曜日

2024/5/11 太陽で大規模フレア続発、世界各地で低緯度オーロラ発生

5月11日午前10時30分(日本標準時)に発生した太陽フレア(右下)
NASAの太陽観測衛星SDO撮影
ここ数日、太陽表面でXクラスの大規模なフレア(太陽表面の爆発)が続発し、それによって放出された荷電粒子によって、地球ではこれまで滅多に見られることのなかった日本を含む世界各地の低緯度地域でオーロラが確認された。

2024年4月18日木曜日

2024/4/18 アンビリバボーのUFO呼び企画を検証

番組より
左から前田、岡本、小林の3氏
4月10日夜に放送されたフジテレビ系、奇跡体験アンビリバボーにおいて、特殊能力者3人がUFOを呼ぶという企画が放送された。これにかつて福岡県の地方局FBS「発見らくちゃく」においてインチキUFO呼びをしていた自称霊能力者・岡本雅之氏が久しぶりにテレビ出演していたので、UFO事件簿としては今回もしつこく検証する。

関連ページ

番組概要

番組は3時間スペシャルの冒頭のコーナー。UFOネタは他にもあったが、UFO呼び企画だけ取り上げることとする。
後述するが、ロケ日は3月2日土曜日と推測される。
以下の3名が遠く離れたそれぞれの場所で同時にUFOを呼び、それを後日、元JAXA(宇宙航空研究開発機構)職員だという中沢孝氏から意見を聞くというもの。
  • 福岡県久留米市の岡本雅之氏
    • 霊能力者を自称し、普段は霊感商法のような事をしている
    • 福岡県FBSの「発見らくちゃく」という番組とグルになりUFO呼びをしたが、その全てが付近を飛ぶ飛行機、土星や火星などの天体などとバレている
    • 最近は「5代前の前世が宇宙連合の総司令官だったから、その能力でUFOを自在に呼べる」という設定を始めた
    • UFO呼びの呪文がキスカンに聞こえる(実際は違うらしいが)
  • “UFOおじさん”前田末和氏
    • 石垣島在住で、2016年に撮影されたUFOを呼んだという(海保の照明弾と判明済み)
    • 19年前の夏、深夜に上空に向けて懐中電灯を点滅させたところ、上空からも合図を返してきたことをきっかけに、UFOとコンタクトできるようになったという
  • シンガーソングライターの小林清美氏
    • 子供の頃から何度も危険を回避する経験をしていたが、成人後にUFOで迎えに来た自分担当の2人の係員(宇宙人)と触れ合った時に頭が爆発する感覚を覚え、会話をせずとも、危機を救ってくれていたのがUFOに乗る宇宙人だったと気付いたという
  • 元JAXAの中沢孝氏
    • 元JAXAは間違いないようだが、広報、宇宙食開発、ロケットなどへの搭載機器開発がメインのようで、夜空の観測、UFO真贋判定のスキルについては不明である
    • 現場には行っておらず、映像だけ見せられた模様
以下、順を追ってツッコミを入れていこう。

2024年4月5日金曜日

2024/4/4 元と学会、ASIOSの作家、山本弘氏亡くなる

 X(旧ツイッター)の同氏アカウントによると、作家の山本弘氏(68)が3月29日に誤嚥性肺炎のために亡くなったと、娘さんが投稿していた。
山本氏は1988年「ラプラスの魔」で作家デビュー、作家活動のほかにもいわゆるトンデモ本を研究し、楽しむ「と学会」を結成し、初代会長を務めた。UFOをはじめとしたオカルト方面への関心も高く、国内の代表的懐疑派として安易なオカルトや陰謀論などを批判していた。その後ASIOS(超常現象懐疑的調査のための会)にも参加する。
2014年にと学会を去り、2018年には脳梗塞を発症、リハビリを続けていた。

情報ソース

2024年3月9日土曜日

2024/3/9 米国防総省、UAPに関する報告書を発表し、宇宙人関与を否定

米国防総省のUAP(未確認異常現象)担当部局のAARO(全領域異常解決局)は8日、「未確認異常現象(UAP)に対する米国政府の関与の歴史的記録に関する報告書 第1巻」と題した報告書を発表した。
この報告書は「UAPに関する米国政府の記録をレビューする、AAROの歴史記録報告書」だとし、昨今のUAPに関する評価をするとともに、プロジェクト・ブルーブックやコンドン報告書などの米国のUFOに関する研究活動の説明、ロズウェル事件についても言及されている。

宇宙人関与を否定

報告書の中では要旨として、UAPに宇宙人の技術が関与しているとされる一部の主張を否定する内容が述べられている。
以下、一部を抄訳。
  • UAPの目撃情報が地球外生命体の技術であることを確認した証拠はない。ほとんどの目撃情報は普通の物体や現象であり、誤認の結果であると結論。
  • 多くのUAP報告が未解決または未確認のままだが、より多く、より質の高いデータが入手可能なら、これら大部分も通常の物体または現象として解決される可能性がある。
  • センサーや目視観測は不完全であり、大半のケースは実用的なデータがないか、利用可能なデータが限られているか、質が低い。
  • 報告書の大半は、ほぼ間違いなく誤認の結果であり、認識欠如の結果である。
  • 米国政府と民間企業が地球外テクノロジーをリバース・エンジニアリングしてきたという主張について、実証的な証拠を発見できなかった。地球外技術のリバース・エンジニアリングに関与した、あるいは関連したとされる特定の人物、既知の場所、技術テスト、文書に関わる主張は不正確であると判断。
  • AAROは、本物のUAP関連のNDA(秘密保持契約)や、UAP情報を開示することに対して死や暴力を脅かすその他の証拠を発見していない。
  • AAROは、米国政府が地球外テクノロジーをリバース・エンジニアリングしており、それを議会から隠しているという不正確な主張は、大部分は、証拠がないにもかかわらず、そうであると信じている個人のグループからの回りくどい報告の結果であると評価している。

要するに「ほとんどは誤認だし、情報不足でわからないものもまともな情報があれば解決できるだろうし、政府が宇宙人の技術を使って何かしたり、それを脅迫を用いて隠したりしたことはないよ」ということで、これまで発表された報告書(NASAのものを含む)の内容と一緒だ。

ただし、これらの報告に対し、議会では「隠蔽工作をしている側が隠蔽工作を否定する発表をしている」と批判する声も挙がっているという。

今回の第1巻は、1945 年から 2023 年10月31日までのAAROの調査結果を収録。
第2巻は2023年11月1日から2024年4月15日までのインタビューや調査から得られた知見を含むということなので、4月以降に第2巻が発表される模様だ。

——当然全部英語で、注釈の説明を除いても45ページもあるのでまだ全部は読めていないが、Google翻訳などにPDFを突っ込んで少しずつ読んでみたい。
「隠蔽工作をしてる側が隠蔽してないと言ってもダメだ!」というのも、まあ当然のツッコミではあるのだが、ないことを証明するのは悪魔の証明で不可能だということもよく言われる。一般的な軍事機密も絡んでくるので、なかなか第三者委員会による調査などというわけにもいくまい。
どっちみち納得しない人達は、自分らの主張にそった結論以外は納得しないだろうけどね。
筆者的には、これまでのUFO騒動の歴史、科学常識、そしてまた筆者個人の経験上の判断として、今回のAAROの結論はおおよそ納得のいくものだと考えている。

ネットの書き込みを見ていると、
「ほとんどが誤認、ということは、誤認じゃない本物があるってことだよね!?」という「情報不足でわからないだけで、まともな情報があれば解決できるだろう」というくだりを知らないか読んでいない人の意見、
「地球に人間がいるように、宇宙のどこかに宇宙人がいないはずがない。だからUFOはいる!」というような存在の有無と地球に来られるかどうかの可否をごっちゃにしている人の意見、
が散見された。

情報ソース

2024年2月23日金曜日

2024/2/22 イタリアに葉巻型UFO出現?

Latest UFO Sightingsのサイトより

 海外のUFO情報グループ Latest UFO SightingsのFacebook※にイタリアのルッカ(Lucca)という町の上空で撮影された、かなり細長い葉巻型UFOとされる映像が投稿され、同グループのWebサイト およびそのYouTubeにて紹介された。
2月18日に撮影したものだという。
元々はイタリアのかかと部分の都市レッチェ(Lecce)在住の男性による投稿のようで、他の投稿からUFO好きな人物のようだ。
※22日晩にはFacebookに投稿があったのだが、23日昼に確認したところ消えているようだ。

2024年1月17日水曜日

2024/1/15 みんな「知ってた」。宇宙人ミイラはインチキ

宇宙人ミイラの検証結果に関する記者会見
YouTubeより
昨年9月に開催されたUFO/UAPに関するメキシコ議会公聴会において、UFO研究家のハイメ・マウサン(Jaime Maussan)が突然公開した宇宙人ミイラと非常によく似たミイラについて、ペルー文化省などがニセモノであると発表した。
FNNプライムオンラインのニュース

当初マウサンのミイラが再検査されたのかと思ったが、ミイラに服が着せてあるし、顔や体の造形がメキシコ議会で公開されたものと少し違うようなので違和感があった。どうもマウサンが公開したものとは別のもののようで、去年10月にペルーの空港で押収されたのだという。誰から押収したのか、マウサンのミイラとの関係などは今のところ調べていないので、今後分かり次第追記したい。

ペルーの首都リマで行われた記者会見において、法医学報告書、ミイラのX線画像なども提示された。ラクダのような動物(ラマやアルパカなど)の頭部を使い、紙、金属、人骨などを接着剤でつけたもの」という。
マウサンのミイラはメキシコ国立自治大学(UNAM)で1000年前のものと測定されていたが、年代測定しただけでDNA検査は行なっていないという。

会見の模様

担当官の取り扱いがかなり雑なのがまた面白い。報道を受けて筆者の知る懐疑的にUFO・オカルト好きの人達はSNSで一様に「知ってた」と書き込んでいた(笑)

マウサンが公開したものとは違うような感じだが、製造者が一緒なのかもしれない。仮に同じようなものが100体出てきたとしても、宇宙人のミイラである可能性はなかろう。