- 撮影場所
- メキシコ カンペチェ州上空(北緯18度28分、西経90度25分付近)
- 撮影日時
- 2004年3月5日17時3分頃〜
- 撮影者
- メキシコ空軍偵察機乗員ジャーマン・マリン大尉他
- 撮影状況
- 麻薬密売の捜査を行うために飛行していた偵察機が、上空に出現した11機のUFOを赤外線カメラで撮影
- そのうち2ないし3つについてはレーダーでも確認されたという
- 背景
- メキシコ空軍の調査で未解決だったため、地元の有名なUFO研究家ハイメ・マウサンに協力を依頼。マウサンは宇宙人の乗り物の可能性が高いと結論し、5月に公表。同国の国防総省も撮影を正式に認めたため、メキシコ空軍が公式に認めたUFO事件として世界的に報道された
- 正体
- メキシコ湾のカンタレル海底油田の不要なガスの燃焼
- 動いているように見えるのは偵察機が動いているため、近くにある雲が相対的に速く動き、遠くの油田が遅く動いているように見える錯覚
- レーダーで確認されたものは乗員の証言以外の記録が残っていないが、UFOとは数も位置も違っており、ハイウェイ186を走るトラックの可能性が高いという説がある
実際の映像
——ハイメ・マウサンと言えば、メキシコの矢追さんなどとも呼ばれ、最近では宇宙人ミイラの件などであちこちに顔を出しているインチキばかりしている悪名高き人物だ。当時の評判はわからないが、よりによってこんな人物に協力を依頼したのは政府の大間違いだ。
参考資料
- 超常現象の謎解き「公式に認められた「メキシコ空軍が発表したUFO事件」」(ASIOS代表 本城達也)
- トンデモUFO入門(と学会:山本弘、皆神龍太郎、志水一夫)洋泉社
- 幻解!超常ファイル・スペシャル 最新超常映像2020(NHKBSプレミアム 2020年12月30日放送)

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