2023年12月24日日曜日

2023/12/24 【サンタ誤認予報】本日17時17分から九州〜南東北にかけてスターリンクトレイン通過!


クリスマスイブの今夜、昨日打ち上げられたスペースX社の通信衛星「スターリンク」G6-32衛星群が、九州〜南東北にかけての上空を通過する予定。
17:19頃に西南西の空から上ってきて、17:23頃東北東の空に消える。
九州から関東までは日本列島に沿う飛行経路なので、それらの多くの都市では真上を通過する。

スターリンクトレインは長く連なって通過することが多いが、打ち上げられたばかりでまだあまりばらけていないことが予想されるため、銀河鉄道よりもサンタとトナカイっぽく見えるかもしれない?
晴れていたら親子や友人どうしで観察して楽しんではいかがだろう。

情報ソース:SpaceStationAR公式X(旧Twitter)

【追記】無事観察

筆者撮影のスターリンクトレイン
筆者の宇都宮では19分過ぎに見え始めた。時刻が早かったために日光の反射角度が良かったようで、西の空から上ってくる時点ですでに双眼鏡では明るく見えた。
雲が多かったため合間を縫っての観察だったが、明るくなったときはなんとか肉眼でも見え、とてもわくわくした体験だった。
もっと短いトレインになるかと思われたが、打ち上げ後一日経過するとだいぶ長くなっていた。

2023年12月23日土曜日

2023/12/22 カリフォルニアで4K撮影されたUFO?

YouTubeより
撮影者がYouTubeで公開している動画

カリフォルニア州ポータービル(Porterville)で、ドローンから撮影されたというUFO映像。4K画質で撮影された鮮明な映像だとして話題になっている。黒い球形の飛行物体が急上昇、急下降、横移動などを繰り返しているように見える、6分弱の映像だ。
DJI Mavic 3 Pro Cineという高性能ドローンを購入したばかりの地元民Jesus Alanis(ヘスス・アラニスと読むらしい?)氏による撮影で、YouTubeの概要欄には、撮影が2023年12月17日、午後3時56分58秒とある。

正体はただの風船?

明らかに誕生祝い用の風船の模様だ
HOAXKiller1さんの検証動画

さっそくこれに対して懐疑派の人達によって検証が行われ、UFOは「cheers to 30 years」(30歳おめでとう)と描かれた誕生祝い用の風船であることがわかった。
そして実際には風船がほとんど動いていないのに対し、カメラを搭載したドローンの方が動くことで風船が動いているように写った映像だというのだ。
これを検証したYouTubeのHOAXKiller1というアカウントによれば、ドローン操縦者が風船だと気付かなかったとは考えにくいのでインチキとして扱うという。

——風船がまったく動いていないわけでもなさそうだが、大部分はドローンの撮影による錯覚なのだろう。少なくとも誕生祝いの風船は確実であろうから、宇宙人が操っているなどといった子供じみた説が入る余地はない。
こうしたものは、錯覚だという前提が分かっていてもそう見えてしまうのが要点だ。もし分かっていなければなおのこと不思議なものに思えてしまうだろう。例えば米軍のUAP目撃報告にも、そうした錯覚に基づくものが多いのではないかと思われる。

情報ソース

Shray氏のX(旧Twitter)、webムーLATEST UFO SIGHTINGS、YouTube

2023年12月22日金曜日

2023/12/22 【UFO誤認予報】今夜は月と木星が接近

今夜は月の左下に明るい木星が光っている。

月の近くに昨夜はなかった明るい天体があるとUFOではないかと思う人もいるのだが、これは月は地球の周りを公転しているために一日ごとに同じ時刻に見える位置を変えているためだ。(一日ごとに東に移り、約1ヶ月で一周する)
明日の夜にはもう木星の東へと離れてしまう。

筆者もたしか小学生の頃にもっと接近した月と木星を怪しんで、天文台に電話して聞いたことがあった(笑)

レンズゴーストに注意

iPhone8で撮影した月と木星

 最近はスマホで撮影する人も多いと思うが、スマホはレンズゴーストを生じやすいため、上の写真でも月光がレンズ内で反射して生じたゴーストが月の右上に写っている。
動画で撮ると手ぶれ補正機能によって不自然に動くことがあるので、UFOと勘違いしやすい。肉眼では見えないので(ライブビューでは見えるが)、撮影して初めて気付いて驚くことになる。

2023年12月21日木曜日

2023/12/21 年末の「超常ファイルスペシャル」はBS4K先行で

毎年恒例、NHK BSでの幻解!超常ファイル年末スペシャルだが、NHKBS1とBSプレミアムが統合された影響もあるのか、26日(火)にBSプレミアム4Kで先行放送され、NHKBSは30日(土)に放送される模様だ。

幻解!超常ファイル・スペシャル 最新超常映像2023
初回放送日
 12月26日午後9時30分〜午後11時(NHKBSプレミアム4K)
 12月30日午後9時00分〜午後10時30分(NHKBS)

最新第5弾!衝撃の超常映像を徹底追及!

  • ロズウェル触手UFO
  • 日本上空に巨大葉巻型
  • 消える幽霊ネコ
  • 宇宙人ミイラ
  • ロンドン巨大怪蛇
  • 一反木綿の一生
  • 爆発ビール他

——宇宙人ミイラはハイメ・マウサンが出してきたメキシコのやつだろう。日本上空の葉巻型というのは妄想ビリーバーによる「ハマッキー」と呼ばれる衛星画像のノイズみたいなもののことだろうか?
テレ朝の「たけしの超常現象」がなくなってしまったけど、12日に「出川一茂ホラン☆フシギの会」という番組でほぼ同じような内容を放送していた。中沢健、竹本良なんかも出ていたし。
この日初めて見たけど、毎週火曜日にやってるレギュラー番組なんだね? ただし超常現象スペシャルはその日だけだったようだ。

情報ソース

2023年12月11日月曜日

本当に西日本はUFOの多発地帯なのか?

AAROによるUAPホットスポットの地図
2023年5月31日におこなわれた、NASAのUAPに関する公開ミーティングの中で提示された地図上で、日本の関西から西の方面が世界でも有数のUAPホットスポットであるように図示されている。そのため、マスコミやネットで「日本がUFOのホットスポット」であるとされることが目立つ。

しかし、これを最初に発表した際のAARO(全領域異常解決局=米国防総省でUAPに関する調査をおこなっている部局)のカークパトリック室長の発言(以下)によれば、それらの場所は単に米国の情報組織が情報収集をしている場所だからということで、非常に偏った地図になっているということだ。
NASAの公開ミーティングに登壇したAAROのカークパトリック室長
発表時のライブ中継より
「見ていただければわかるとおり、私たちが最も多くの報告を受けている地域は、非常に偏って収集された地図になっています。これは私たちのセンサーが、軍とIC ※1 とFAA ※2 のデータを集めている所です」
※1:米国情報コミュニティ=CIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)などを含む情報機関によって組織された機関
※2:米連邦航空局

たしかにマーカーは一部西日本〜九州付近にもかかっているようだが、日本海から朝鮮半島にまで広くかかっているように思われるし、どれだけの精度で位置をマーキングしているのかもわからない。これをもって西日本がホットスポットだと評価してしまうのは、早合点すぎるだろう。
無論その一帯にそれだけの目撃情報があったことは否定しないが、全地球的に公平に調べた場合、他の場所に比べて多いかどうかははなはだ疑問だ。
それに(真贋は別として)UFO/UAPの目撃は全世界的なものなのに、日本、中東、アメリカ以外の地域が一切マーキングされていないのだから、やはりカークパトリックの言うとおり偏った地図なのだ。

  • 地図が大雑把で精度が不明
  • 米国の情報組織が収集している地域の情報に基づいている
  • 比較できる全世界的な情報がない

情報が多い=情報が正しいではないことにも注意しなければならない。実際、筆者はX(旧ツイッター)で日本でのUFOの目撃報告をチェックしているが、「UFOではないか?」とツイートされるものはほぼ全てカメラのレンズゴーストや飛行機などの何でもないものばかりだし、西日本に偏っている傾向もなかった。

イギリスのテレグラフ紙では「日本はUFOのホットスポット」というタイトルで、AAROが公開した地図から広島・長崎あたりでの目撃情報が多いと報じているようだが、あの地図からピンポイントで広島、長崎の名前を挙げられるわけがない。単に原爆が落とされた都市を挙げただけだと思われる。

読売新聞でも「サイト上の報告書は、西日本から中国西部にかけての地域を目撃情報の多い「ホットスポット」に分類した」としているが、具体的に日本がホットスポットだと文章で書かれた報告書は見られないので、おそらくあの地図のことだと思われる。ここでいう中国西部というのは、あの地図からは日本の中国地方のことと思うのだが、同紙英語版ではそのまま「western China」と訳してしまっている。もし中華人民共和国の方の中国なら、あの地図のマーキングからは「中国東部」としなければおかしいだろう。
この「西日本から中国西部」というまぎらわしい記述は、他の多くのネットニュースでも見られた。

情報ソース

AARO(全領域異常解決局)サイト、読売新聞オンライン(2023/9/1)47NEWS(2023/11/5)、Pen Online(2023/9/11)、The Telegraph(2023/9/4)

2023年12月5日火曜日

2023/12月〜【UFO誤認予報】冬の誤認しやすい天体

冬に入り、空が澄んで暗くなる今の時期は天体の誤認が増える時期でもある。

宵の時刻

12月上旬午後7時の栃木県の空
(同じ時刻に見える天体の位置は日によって変わります)

夕方暗くなってからの空にはとても明るい木星が東の空から上ってくる。
南西の空の若干低い位置にも土星が見える。木星よりはずっと暗いのでさほど誤認例は多くないが、少し高倍率の望遠鏡で見るといわゆる円盤型に見えるため、UFOにされてしまうケースもある。

夜中前後

12月上旬午後10時の栃木県の空
(同じ時刻に見える天体の位置は日によって変わります)
おおいぬ座のシリウスは一際明るいので、よくUFOに見間違われる。
他には高い位置にぎょしゃ座のカペラなどが目立つ。
おうし座のアルデバランから北に少しの位置には“すばる”(プレアデス星団)がある。都会ではあまり目立たないが、少し暗い場所での観察や、写真に撮った場合、奇妙な天体に思われることもある。
オリオン座は星座自体がわかりやすいためか、あまり誤認例を聞かないが、一部が雲に隠れていたりするとその限りではないだろう。

明け方の時刻

12月上旬朝5時の栃木県の空
(同じ時刻に見える天体の位置は日によって変わります)

今の時期は明けの明星といって、明け方の空に金星が非常に明るく輝いている。
金星の明るさは尋常じゃないため、昔から「星の明るさとは思えない」としてUFOに誤認されることが非常に多い。
太陽が上ってくれば空が明るくなって見えなくなるが、しばらくは同じような時刻に同じように見えるので、疑わしいものを見たら翌日も観察してみるといい。

各種人工衛星

イーロン・マスクの会社のスターリンク衛星
(筆者撮影)
毎週のように何十機単位で打ち上げられているスペースX社のスターリンク衛星が各地で目撃され、銀河鉄道のようなUFOとして誤認報告が相次いでいる。
これまでの国際宇宙ステーション(ISS)に加え、中国の宇宙ステーション(CSS)天舟6も明るく上空を通過するのが目撃されている。
人工衛星は太陽光を反射して輝くため、見られるのはだいたい日没後および日の出前の90分間程度だ。

2023年11月29日水曜日

2023/11月初旬〜 【UFO誤認予報】大阪梅田のレーザー光線

 情報ソース:デイリー、関西テレビNEWS YouTube
関西テレビNEWS YouTubeより
関西テレビNEWSのYouTube

11月初旬頃より、大阪の上空に緑色をした光体が現れているという報告がSNS等で相次いでいる。
これは「大阪・光の響宴実行委員会」による御堂筋イルミネーションのコンテンツで、梅田の阪神および阪急百貨店前の換気塔付近から照射されているレーザー光線だ。それが雲などに反射して見えている。
X(旧ツイッター)の投稿画像を見ると下から伸びる光線が見えづらく、一番上の雲に当たった部分だけが短く光っている場合があり、怪しげに見えるようだ。

——11月5日に38年ぶりのプロ野球日本一になった阪神タイガースに関係するのかと思ったのだが、それは関係なかった。

2023年9月20日水曜日

2023/9/14 NASAがUAPに関する最終報告書発表。調査は今後本格化

 情報ソース:NASANHKAFPBB NewsTEXAL
報告書の表紙
UAP(未確認異常現象)について調査してきたNASA(アメリカ航空宇宙局)が🔗最終報告書を発表し、それについての記者会見も開いた。当初の話では7月末発表予定であったが、9月14日までに遅れたようだ。
報告書はPDFで33ページ程度のもの。その中で、正体不明の現象の多くは気球や航空機、自然現象などで説明できるとし、説明できない現象については科学的な結論を導くにはデータ不足であるとした。

2023年9月15日金曜日

2023/9/14 中南米の矢追さん、宇宙人ミイラをメキシコ議会で公開

 情報ソース:Forbes JAPANロイターロイター
YouTubeより

9月12日、メキシコ議会でUFOに関する公聴会が初めて開かれ、UFO研究家のハイメ・マウサン(Jaime Maussan)が宇宙人のミイラだとされる2体の物体を披露した。

公聴会の模様

YouTubeのMaussan TV

2023年9月1日金曜日

2023/9/1 国防総省のUAP調査部門のサイト誕生

米国防総省でUAPを扱う部局AAROの公式サイト👈が公開された。
まだまだ簡素な内容だが、先だっての公聴会で発表された資料、そして最初にリークされて一連の国防総省UAP騒動の発端になった3件をはじめとしたUAP映像が正式公開されている。(ページ下のOfficial UAP Videosをクリック)
※UAP:Unidentified Anomalous Phenomena:未確認異常現象(未確認航空現象より改称)
AARO:All-domain Anomaly Resolution Office:全領域異常解決局

冒頭にはショーン・カークパトリック所長からのあいさつが書かれている。
私たちの専門家チームは、厳密な科学的枠組みとデータ主導のアプローチを用い、未確認異常現象(UAP)に対処する米国政府の取り組みを主導しています。 2022年7月の設立以来、AAROはデータ収集を改善し、報告要件を標準化し、UAPがもたらす安全とセキュリティへの潜在的脅威を緩和するための重要なステップを踏んできた。 このサイトを通じて、AAROの活動や調査結果について定期的に情報を発信し、UAP報告の仕組みを提供していきたいと考えています。

映像(先行リークの3件以外)はそれぞれのタイトルをクリックすると、さらに個別ページが開くのだが、あまり詳細なことは書かれていない。
動画は副ボタンクリックで容易に保存できるので、個人的分析やコレクションが楽でいい。

ページ下にあるタブにはFAQもあり、以下のような回答が書かれている。
「一般市民からの報告は、報告メカニズムが利用可能になり次第発表する」
「UAP報告の大部分には単一の説明はない。多くの場合、『未確認』と分類されるのは、単にセンサーが断定するのに十分な情報を収集できなかったからである」
「地球外テクノロジーの証拠は発見されておらず、調査は継続中である」
「目撃者には非常に高速に移動しているように見えたが、正式には静止または低速運動だったと評価されたのは、運動視差のような光学現象で説明することができる」

2023年7月27日木曜日

2023/7/27 米下院、UAPに関しての公聴会を開催

 情報ソース:産経新聞
3人の証人(YouTubeより)
グラシとフレーバーの間の後ろにいるのがジェレミー・コーベル

26日(日本時間同日午後11時過ぎ)、米下院監視・説明責任委員会の国家安全保障小委員会はUAP/UFOに関しての公聴会を開催。情報機関でUAP/UFOの分析に携わった人物や海軍の元パイロットら3人が証人として出席し、政府の情報隠蔽を批判し、情報公開を訴えた。

2023年7月16日日曜日

17日、海の日のNHK地上波で幻解!超常ファイルの新作UFO回

 情報ソース:番組サイト

お盆でもないのに久々の超常ファイルの新作が、なんと地上波の方で放送される。いつもは映像の世紀バタフライエフェクトが放送されている時間帯だ。
内容は米国防総省のUAP調査について掘り下げる模様。
BSより先に地上波で新作が放送されるのは初めてじゃないかと思う。

幻解!超常ファイル・スペシャル
UFO×アメリカ最新情報 政府・軍に何が起きているのか?
今なぜアメリカ軍と政府はUFOの本格調査を始めたのか?ニュースが報じた異変の裏側を緊急深堀り報告!本物?フェイク?衝撃映像を徹底検証!マジメにUFO問題に迫る!
NHK総合テレビ 7月17日(月)午後10時00分〜10時45分

2023年6月21日水曜日

2023/5/31 NASA、UAPに関する公開ミーティングを開催


NASA LIVE YouTubeより


5月31日、昨年10月24日からUAP(Unidentified Anomalous Phenomena:未確認異常現象 ※注)の検証を任されているNASA(アメリカ航空宇宙局)は、研究チームのメンバー16人を集めた公開ミーティングが開催され、ネットで中継された。
※注:UAPはこれまでUnidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象の略であったが、空中以外(宇宙付近や海底)での異常現象もあるということで昨年12月の国防権限法で変更された)

NASAのスパーゲル博士
これまで800件以上の情報が寄せられたとし、チームのリーダーである宇宙物理学者のデビッド・スパーゲル博士は、「こうした現象の理解を深めるには、的を絞ったデータの収集と管理が必要」「UAPに関する現在のデータ収集は、さまざまな機関にまたがって非体系的かつ断片的に行われており、科学データ収集向けに校正されていない機器を使用していることも多い」と述べた。

UAPは半数が球形、大きさは1〜4m、色は白や銀色、半透明が多く、民間機が飛ぶ高度の3〜9000mに集中するという。

終了後の会見で「UFO/UAPの多くは説明がつく」とし、メンバーの一人は「地球外生命体との関連を明確に示す情報はない」と述べた。
画像を撮影したカメラの性能が科学的分析に適していないことが課題だとし、スパーゲル博士は「データの質が低く、情報量が限られる傾向がある」とし高品質なデータが必要と強調した。

AARO カークパトリック室長
米国防総省の担当部門であるAARO(全領域異常解決局)のカークパトリック室長は、「本当に特異と言えるのは2〜5%ほどだ」とした。

GO FASTは実はGO SLOW?



米海軍が撮影した動画のうちのGO FASTと呼ばれるものについては、物体と撮影した海軍機の位置などから時速40マイル(約64km)という低速であることがわかった。

この日のミーティングが発表前の最終的なものになるといい、最終報告は7月下旬に一般公開するという。

またYouTubeの自動翻訳で読んだ範囲だが、これまでメンバーに対してのネットでの嫌がらせもあったようで、そうしたことは研究の価値を損なうことで、敬意とオープンな環境が必要だとした。

ミーティングの最後には事前に募集された公開質問に対する回答がなされた。回答者は非常に丁寧に回答しているが、長いので代表的な質問だけ要約する。
Q:NASAは情報を隠しているのか?
A:NASAは情報を隠したりしておらずオープンであり、これまでUFOやUAPについて公式にも非公式にも議論したことはなかった。

Q:UAPが人間以外の知的生命から作られた証拠はあるか?
A:我々は科学者であり、科学のプロセスに基づいて仮説を立て理論をテストした上でなければ簡単には答えられないが、これまでにそうした証拠は見たことがない。

Q:NASAは地球外生命体に遭遇したことがあるか?
A:発見していないが様々な方法で探している。

——休憩をはさみつつ4時間にも及んだミーティングなので、不確かな自動翻訳を使って全部を把握することはできなかったが、さすが科学者らしく、確実な証拠がないまま安易な肯定も否定もしなかったようだ。その上で、多くの事例は何かの誤認で説明がつくこと、そして予想通り、きちんと検証できるような情報が不足しているということだ。

2023年4月15日土曜日

2023/4/13 火星でトゲのような岩石が撮影される

NASAの画像4枚をPhotoshopでつないだもの
NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティが、まるで魚の骨のようにトゲ状のものが突き出した岩石が撮影した。
これはキュリオシティのChemistry & Camera(ChemCam)によって2023年4月8日(3793火星日)に撮影されたもの。

樹木のように見える写真
マーズ・リコネサンズ・オービター撮影
かつて上空から撮影された写真が樹木のように見えて「火星にも木が生い茂っている!」と言われた写真があったが、そちらは二酸化炭素の氷が溶けた際に流れ落ちた砂が作るくらい縞模様がそう見えただけであった。
今回のものはそれよりはずっとずっと小さいもので、影から見て、実際に突起状になっているようだ。
どのように作られたのかは今後の研究を待つ必要があるが、大昔に何かの作用で岩の隙間に固い物質が入り込んで作られ、風化によってもろい部分が削られたものかもしれない。

2023年4月2日日曜日

2023/3/20 米国防総省とハーバード大学が、UAPが母船からの探査機である可能性に言及


米国防総省の全領域異常解決局(AARO/UAPタスクフォースなどを引き継いだ部署)のショーン・カークパトリック局長とハーバード大学天文学部のエイブラム・ローブ学部長がまとめた論文「未確認飛行物体に対する物理的制約」において、「人工恒星間物体(恒星などに束縛されずに移動する人工的な物体)は、地球への接近通過中に多くの小型探査機を放出する母船である可能性がある」としている。

ただし、論文はまだ査読を受けていない初稿、いわば暫定版のもので、PDFファイルにもその旨の透かしが大きく入っている。

2023年2月28日火曜日

2023/02/28 3月1日のNHK・あさイチはUFO特集

情報ソース:あさイチ番組ページ

NHK総合テレビ、朝8時15分からの情報番組「あさイチ」でUFOを特集する。
視聴者のギモンにこたえる「キニナル!」。今回はUFOの真実を大調査。
未確認飛行物体で揺れるアメリカへ。すると、地球外からの可能性も考えた驚くべき調査が…UFOの最新情報満載でお伝えする
【ゲスト】野口聡一(宇宙飛行士)岡田結実【キャスター】博多華丸・大吉、鈴木奈穂子
——アメリカでのUAP問題などを皮切りに、野口聡一さんがゲストということで、UFOが宇宙から来ているのではないかという仮説(ETH) を中心に話を展開し、「宇宙は広いので遠いどこかに宇宙人(地球外知的生命体)はいるけれど、それが宇宙船に乗って地球に来ているということはないのではないか」といったまとめ方をするのではないかと予想するがどうか!?

2023年2月24日金曜日

月のUFO動画はCGI


YouTubeのショート動画より

カメラをものすごく月にズームアップすると縁の部分に不思議な物体が浮かんでいる動画が月面の巨大UFOを捉えた映像だとして、2〜3年ほど前からSNSで時々見かけられる。

これは3DアーティストのAlekseyさんというチャンネルが投稿したCGI(Computer Generated Image=要するにCGのこと)動画だ。
YouTubeの肩書きではウクライナ人らしいのでロシアの侵攻が心配だが、ツイッターでは2023年1月にも新たな作品をツイートをしているのでご無事なようだ。

2023年2月22日水曜日

2023/2/21付 浜松市の海岸に謎の鉄球漂着

 情報ソース:NHKテレビ静岡NEWSBBC NEWS JAPANDaiichiTV(静岡第一テレビ)
NHKより
21日朝、静岡県浜松市西区坪井町の遠州浜海岸に、直径1.5mほどの鉄球のようなものが漂着しているのが確認された。
「機雷のようなものが打ち上げられている」という通報を受けた警察が駆けつけ、念のため半径100mを立ち入り禁止とし、機動隊の爆発物処理班が出動して調べた。
X線を使って調べたところ、中は空洞で爆発の危険性はないことが確認された。
御前崎海上保安署も「見たことがない」と話しており、これが何なのかはまだわかっていない。

付近の人の話では、この物体は1ヶ月以上前からあり、近づいて手で押してみたが重くて動かなかったという。

物体の正体について、東海大学海洋学部の山田吉彦教授は「沖漁礁に使われるブイではないか?」、現場を管理する浜松土木事務所は「アメリカなどで海中に設置した観測機器の目印としてのブイではないか」という。

海外でも関心が持たれる

中国の偵察気球の件もあってこうしたものに世界が過敏になっているため、この件は海外でも報じられた

海外の著名な懐疑派もツイートで取り上げていた。
「ロケットの燃料タンクかと思っていたが、係留ブイのように見える」という

——奇妙な漂着物というとついついうつろ舟を連想してしまうが、こちらは中に誰かが乗っているようなものではなかった。
正体がはっきりしないまま撤去、処分されたようだが、やはりこういった不明なものに対してはついつい興味が湧いてしまう。2020年の仙台の謎の気球のように、後からあまりよろしくなかった物ということがわかって問題になることがないよう願いたい。

2023年2月15日水曜日

2023/2/15付 米軍が撃墜した「物体」は商業目的?

 情報ソース:読売新聞オンライン

一連の中国の偵察気球騒動のうち、アラスカ、カナダ、そしてヒューロン湖で撃墜した「物体」について、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は14日、記者団に対し、「中国の情報収集活動の一部という兆候は見つかっていない」「商業的、無害な目的による気球だった可能性がある」とした。

撃墜された物体の残骸の回収作業は気象条件などから難しく、進んでいないという。

——立て続けに中国などが飛ばしていたのでない限り、それ以外のなんてことのない気球やら風船やらの類も含まれるだろうとは思っていたが、
最初の中国の偵察気球に対して様子を見すぎて対応が遅いとして責められたことから、それ以降はかなり安易に撃墜指示を出してしまい、結果として味噌をつけてしまった結果になったようだ。
自国由来のものか他国由来のものかわからないが、撃墜したのだから飛行許可が出ていなかったものではあるのだろう。しかしそれこそオモチャの風船を飛ばすのにいちいち飛行許可なんか取らないので、そういったものだった可能性も捨てきれない。
なにせ、UAPとして報告された飛行物体の半数以上がバルーンやドローンなくらい、そうしたものが多数上空にあるとわかっているのだから。

回収した残骸の分析結果については、続報があり次第お伝えしたい。

2023年2月14日火曜日

2023/2/14 日本政府、近年の日本上空の気球を中国の偵察用と推定

情報ソース:読売新聞オンライン

アメリカ上空で中国の偵察気球と思われるものが撃墜された件を受けた日本政府は14日、2019年11月以降、計3回にわたって日本領空で目撃された気球のような飛行物体について、中国が飛行させた無人偵察用気球だと強く推定されると発表した。
防衛省はこれらが米軍が撃墜した中国の偵察気球ににていたため、アメリカと連携して関連性を調べていた。

河野太郎大臣、防衛大臣当時の対応を釈明

情報ソース:東京新聞 TOKYO Web

2020年に仙台上空などに所属不明の気球が飛来した際、当時の河野太郎防衛大臣(現デジタル大臣)の記者会見内容がいい加減だったとして、15日の衆院予算委員会で立憲民主党・大西健介議員の追及を受けた。
河野氏は当時、気球は安全保障への影響はないとし、気球が再び戻ってくるかどうかの問いに対し「気球に聞いてください」などと述べていた。

河野デジタル大臣は公表できない分析内容もあるため「答えを差し控えるというのもなんだから、気球に聞いてと答えた」と釈明した。

——政府や防衛省が当時どこまで真剣に調査していたのかはわからないし、中国由来のものと推定しつつ、事を荒立てないためにあまり関心がないような体を装っていた可能性がないわけでもないが、アメリカが断定した後に「実は我が国のもそうだったみたいです」と言うのはあまりかっこうのいいものではない。
無論、外交や安全保障は何でも強気に出て断定すればいいというものではないが、河野大臣の記者会見での真剣味のないやりとりを見ると、きちんと調べていたかは疑わしい。

2023/2/13付 ハワイ上空の怪光線、中国の環境観測衛星のレーザーだった

情報ソース:朝日新聞DIGITALAatro LIVE:流れ星と星空 朝日新聞宇宙部(YouTube)
Aatro LIVE:流れ星と星空 朝日新聞宇宙部より

現地時間1月28日午前2時頃(日本時間午後9時頃)、ハワイ・マウナケア山頂に設置されたYouTubeのライブ配信映像に、上空から照射されたと思しき緑色の光線が移動していくのが写っていた。
カメラは国立天文台と朝日新聞社が共同ですばる望遠鏡に設置されたもの。
当初はNASAの地球観測衛星ICESat-2のものではないかと思われたが、通過時刻に大きなズレがあった。そこでICESat-2チームが調べたところ、中国の地球環境観測衛星Daqi-1(大気1号)がハワイ上空を通過していたことがわかった。
Daqi-1は昨年4月に打ち上げられた大気環境観測衛星で、レーザーを用いて温室効果ガスを宇宙から観測し、中国の排出削減を支援しているという。

よく似た現象が昨年12月20日に福島県滝川渓谷でも撮影されており、調べると同時刻にDaqi-1が上空を通過しており、同衛星によるものと判明した。

一連の米国上空の中国偵察気球の件や、2月13日に中国海警局の船がフィリピン沿岸警備隊の巡視船にレーザー光線を照射した件にからめ、2月10日頃からSNSでも少々話題になった。

——こうしたレーザー光線はLiDAR(light detection and ranging(光による検知と測距))と呼ばれ、中国に限らず普通に観測などに使用されているようだ。UFO事件簿でもお伝えした桜島のレーザー光もLiDARだ。
たまたまライブカメラに映り込んでしまったのと、時期的に騒がれやすかったこともあるのだろう。
こうした観測データは平和利用も軍事利用もできるだろうから、願わくば平和利用だけしてほしいところだ。

2023年2月13日月曜日

2023/2/13付 撃墜した「物体」の出自は確認できず

 情報ソース:CNN

北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のバンハーク司令官は、過去3日間に撃墜した3つの物体(騒動の発端となった中国の偵察気球以降のアラスカ、カナダ、ヒューロン湖でのもの)の原産国や物理的、機械的特性について、新たな情報は入手していないと述べた。

また物体の特徴について「私は気球に分類するつもりはない。我々は理由があって物体と呼んでいる」「どのように空中にとどまっているか分類できない。内部にあるガス状の気球かもしれないし、何らかの推進システムかもしれない」と述べた。

——気球じゃなく物体と呼ぶからには、ある程度正体がわかっているんだと思うが、いったいどうした理由なんだろう。まさかエイリアン・クラフトではないだろうから、ドローンなどの類も含まれるのだろうか?

2023/2/13 米軍、連日飛行物体を撃墜

4日の米軍機による中国の偵察気球の撃墜の後、同様に領空侵犯したとされる飛行物体の撃墜が続いている。

2月10日/アラスカ

情報ソース:REUTERSabc NEWS
2月10日にはアラスカで米軍のF-22戦闘機が上空約12,000mを飛行していた物体を撃墜。民間航空の安全に対して脅威だったため、国防総省の勧告によってバイデン大統領が撃墜を命じたもの。
  • 飛行高度:約12,000m
  • 大きさ:小型車程度(4日の中国の気球よりはるかに小さいという)
  • 人は乗っていない
  • 操縦できる能力なし
  • 形状:円筒形で銀色がかった灰色
——円筒形で銀色がかったなどという点がいわゆる葉巻型UFOなどを想起してしまうが、冷静に見ていきたい。

2月11日/カナダ

情報ソース:JIJI.COM
カナダのトルドー首相は、カナダ北西部の領空を侵犯し、民間航空の安全に影響が出る懸念が生じた未確認物体を、NORAD(ノーラッド/北米航空宇宙防衛司令部:アメリカとカナダが共同運営する防衛組織)の米軍機F-22戦闘機が撃墜したと発表した。
  • 撃墜日時:11日午後3時40分(日本時間12日5時40分)頃
  • 撃墜場所:北西部ユーコン準州上空
  • 飛行高度:約12,000m
  • 大きさ:不明
  • 形状:円筒形

トルドー首相のツイート

——この物体も円筒形というが、いったいどんなものだろう?

河野太郎元防衛大臣の見解


2020年6月に仙台上空に今回同様の気球が飛来した際に防衛大臣を務めていた河野太郎衆議院議員が、自身のブログで本件について見解を述べた。
要約すると「(日本が気球を撃墜しなかったのは)当時は気球がどこから来たどんなものか詳細な分析を要した」「宮城県警がヘリコプターを出動させている」「今回、米国において気球の正体がはっきりしたので、次に日本上空で気球が発見された時には、自衛隊法第八十四条の対領空侵犯措置に基づいて対処することになる」という。
また2020年8月には、当時の米国エスパー国防長官との会話で「UFOが宇宙人が乗っているものならば心配ないが、某国のものならば、対応が必要だということになった」というのがちょっと面白い。
ただ、当時記者会見で気球が今後どうなるか聞かれた大臣は「気球に聞いて欲しい」と少々無責任な発言をしていたようで、今になって一部ネットで批判をされている様子だ。

——少々言葉尻をとらえることになってしまうが、全ての気球が中国など他国のもの、全ての未確認飛行物体が気球であるわけではないので、きちんと精査した上で個別の対応を願いたい。

2月12日/アメリカ ヒューロン湖

情報ソース:NHK NEWS WEBBloomberg

米国防総省高官らは、アメリカとカナダの国境のヒューロン湖上空を飛行していた所属不明の物体を、民間機の飛行に危険を及ぼす恐れがあるとして、バイデン大統領の指示で撃墜したと発表した。
物体について、アメリカ本土に対する軍事的脅威であるとはみなしていないが、情報収集の能力を持っていた可能性があるとした。
  • 撃墜日時:12日午後
  • 飛行高度:約6,100m
  • 大きさ:レーダー検知が難しいほど小さい
  • 情報収集能力あり?
  • 形状:八角形で糸状のもので吊られていた
  • 積載物:なし
今回の物体を撃墜に向かう米軍機としてNHKニュースで取り上げられていた動画

最初のもの以外の3つの所属不明飛行物体について、問われた中国外務省の汪文斌報道官は「私は知らない。事実でないことをでっち上げ、中国を中傷するやり方に断固反対する」と述べた上、「アメリカの気球も十数回にわたって中国領空を飛行している」とした。

気球ではなく物体?

情報ソース:CNN.co.jp
NORADのバンハーク司令官は記者団の質問に対し、「私は気球に分類するつもりはない。我々は理由があって物体と呼んでいる」、異星人や地球外生命体が関連している可能性について問われたのに対しては「現段階では全ての可能性を排除しない」と語った。

宇宙人関連の兆候なし

情報ソース:REUTERS
ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は「物体が宇宙人や地球外生命体の活動の兆候はない」と説明。記者から「本当に地球外生命体だったら教えてくれるか?」と問われると「E.T.の映画は好きだった」と笑いながら答えた。

——気球とは呼ばず、あえて物体と呼ぶのが気になる。気球と風船はともに英語でバルーンになると思うが、もしかしたらこれまでも米軍撮影のUAPだとして公式、非公式に公開されてきたおもちゃの風船のようなものだったりしないだろうか? これまでがこれまでだけに、ちょっと心配になる。

2月12日/中国でも飛行物体撃墜準備?

情報ソース:KYODO

中国山東省青島市の海洋発展局は、山東半島沖で正体不明の飛行物体を発見し、撃墜準備をしていると周辺の漁船に注意を促す通知を出したと、中国メディアが報じた。
しかし本当にそうしたものが確認されたのか、単なる米国への牽制なのかはわかっていないようだ。

さながらUFOフラップ?

連日のように各地で確認され、撃墜される文字どおりの未確認飛行物体…いやUAPと呼んだ方がいいのだろうか?
4日の中国気球に関しては発見から撃墜までの対応が遅いとして、バイデン大統領が野党共和党などから批判されたという。その後の対応はかなり素早くなったようだが、よく調べたりせず、影響を軽視してなんでもかんでもすぐ撃墜するようなことにならないといいが。
また今回たまたま中国の気球が発見されたが、それ以外にも様々な物体が日常的に飛んでいるわけであり、そのほとんどは平和的なものだろう。UFOフラップのように、全米もしくは世界各地で、何でもないもの、またはありもしないものを中国の偵察気球に誤認する事例が増えるんじゃないかと危惧される。疑心暗鬼になって集団ヒステリーを起こし、新たな戦争の火種などにならないといいのだが。

撃墜された物体が円筒形で銀灰色というのも気にかかる。今後もしきちんとした正体が発表されない場合、エイリアン・クラフトだったのではないかというおなじみの陰謀論が出てきてもおかしくない。ロズウェル事件がそうだったように、数十年した後に「実は宇宙人の遺体も回収されていた」なんてデタラメが語られるようにならないことを祈る。

2023年2月8日水曜日

2023/2/7付 逮捕された一夫多妻生活の男、宇宙人に食べられると女性を脅し乱暴


昨年9月、東京都東大和市の自宅で当時10代の少女に性的暴行をしたとして、元占い師・渋谷博仁容疑者(74)と元妻の千秋容疑者(43)が7日に逮捕された。
二人は「よく当たる占い師がいる」として少女を自宅に誘い、宇宙人に関する映像を長時間見せ、「宇宙人に工場に連れて行かれて食べられる」「助かるには私と性行するしかない」などと洗脳して乱暴したとみられている。
自宅からはUFO目撃情報を調査する団体の会員証などが押収され、警視庁はこれらを洗脳に使っていた可能性があると見ている。また、他の女性からも同様の被害の相談があったことがわかった。

渋谷容疑者は自宅で9人の女性、女性の3人の子供とともに事実上の一夫多妻生活を送っており、同居を強要した脅迫罪などで2006年に逮捕されている。

——UFOを調査する団体ってどこの団体なんだろう? 会費を払うと誰でも入会できて会員証をくれる団体もあるから、そういうのを悪用したのかもしれない。
UFOをこういうことに悪用するのは本当にやめて欲しい。

2023年2月7日火曜日

2023/2/7 アメリカが気球撃墜、中国との外交問題に

情報ソース:BBC NEWS JAPAN(気球撃墜)、BBC NEWS JAPAN(中南米でも)

アメリカ モンタナ州上空で確認された気球は、中国が自国の気球であると認め、「民間の気象観測用のものが悪天候で進路を外れアメリカ上空に到達したもので、不可抗力だった」とした。

ブリンケン米国務長官は3日の声明で「我が国の主権を侵害するもの」「容認できない無責任な行為だ」と中国を非難し、5日から予定されていた中国訪問を中止する事態に。

気球撃墜

米軍がU-2偵察機から撮影した中国の気球(米国防総省公開)
Gigazineより

米国防総省は4日午後2時39分(日本時間5日午前4時39分)、気球が東部サウスカロライナ州の洋上に出たところでF-22戦闘機によって撃墜、残骸を回収した。
【撃墜の瞬間の映像】

 

【撃墜した中国の気球を回収する様子】

中国側が抗議

米国による気球撃墜を受けた中国外交部は、「民間の無人飛行物体に対するアメリカの武力使用を非常に不快に思い、強く抗議する」と声明を発した。
「アメリカの一部の政治家やマスコミが、中国を攻撃し中傷するために今回の件を利用している」とも。

中南米でも

3日には中南米のコスタリカやベネズエラ上空でも別の気球が確認され、6日にはこれも中国政府が自国の民間のものだと主張した。

——米政府の発表が早かったことから、本件はマスコミでもUAPやUFOのケースとは扱われなかったが、関連のニュースであることは間違いない。こうして外交問題になってしまうのは残念だ。
今後日本でもこういった物体が確認された場合の対応について、アメリカに倣った強い対応に出てくる可能性がある。他人事ではない。

2023年2月4日土曜日

2023/2/3 アメリカモンタナ州上空に謎の気球飛来、中国の偵察気球か?

 情報ソース:NHK NEWS WEB
Insider Paperツイッターより

アメリカ国防総省は、中国の偵察用とみられる気球がアメリカ本土上空を飛行しているのを確認したと発表した。
気球は民間機よりも高い高度を飛行し、数日前に本土上空に入り、2月1日にモンタナ州上空を飛行していたという。
国防総省はこの気球が中国のものだと分析し、人口の少ない地域の上空で撃墜することも検討されたが、破片による地上の被害を懸念して見送られた。
撃墜する場合に備え、周辺の空域に航空機が入らないように調整したことにより、モンタナ州の空港で合わせて3便に遅れが生じたという。
気球は機密に関わる場所の上空を飛行しようとしているというが、収集できる情報は限られていると分析、地上の住民に対しても軍事的脅威にはならないとし、米軍が警戒監視を続けている。
政府高官によれば、気球の大きさはバス3台分ほど、電子機器が備わり、過去数年間で何度かアメリカに飛来しているが、今回はより長い時間飛んでいるようだという。

カナダ国防省でも2日にカナダ上空を飛行しているのを確認したと発表。

アメリカ下院議会の中国特別委員会委員長の共和党ギャラガー議員(偶然だが、昨年のUAP公聴会にも出席した議員とみられる)は、「アメリカの主権を侵害する中国共産党の脅威に立ち向かわねばいけない」と強く非難した。

日本の松野官房長官は、「アメリカとのやり取りについては事柄の性質上回答を差し控える」としたが、「引き続き我が国や周辺の上空についての警戒監視に万全を期していく」と述べた。

中国外務省の報道官は、「関連報道を注視し、確認しているが、推測では解決に役立たず、アメリカと共に冷静かつ慎重に問題を処理することを望む」とした。

——形は2020年に仙台上空に飛来した謎の気球とそっくりだ。
昨年のNHKの幻解!超常ファイルでは民間の気球の可能性があるとしていたが、今回の米国防総省はどういう分析で中国のものという結論を出したのだろうか? UAPの判定精度も疑問視されているので、他国の領空侵害とするには慎重を期してほしい。
仙台上空のそれは電波の発信などは確認されず、「なんだかわからないが大丈夫そう」といった感じで放っておかれたが、撃墜も検討していたというアメリカとの違いが興味深い。

2023年1月14日土曜日

2023/01/13 米国防総省、未確認航空現象に関する年次報告書を公開

 情報ソース:DNI(アメリカ合衆国国家情報長官)室 (報告書オリジナル)、NHK NEWS WEB

アメリカ政府はUAP(UFOという言葉は宇宙人の乗り物というイメージが強いため、近年米政府ではこう呼ばれている)の新たな目撃報告が集まったとして、分析結果をまとめた年次報告書を公表した。
2021年3月以降〜2022年8月の期間に366件の報告が空軍や海軍のパイロットから集まり、これで予備評価で報告された144件と合わせて510件になった。
  • 予備評価までの17年間のUAP報告
    • 144件
  • 予備評価以降、2022年8月までの17ヶ月のUAP報告
    • 247件
  • 予備評価までの17年間に、発見または報告が遅れて予備評価に含まれなかった報告
    • 119件

新たな366件の内訳
  • 風船や気球、無人航空機などの特徴が見られたもの
    • 195件
  • 判断ができず、中には異常な飛行特性や性能を示したものもあり、さらなる分析が必要だとされたもの
    • 171件
報告書では、「UAP報告は観測者が正確な記憶を有し、観測機器が正しく動作しているという過程の下に運用されており、一部のUAP事例がオペレーターや機器のエラー、センサーの異常やばらつきに起因する可能性がある」としている。

年次報告書はアメリカ合衆国国家情報長官室のサイトで公開されており、翻訳アプリDeepLを使って訳したものを以下に載せる。(文章の背景色変更は筆者による)
翻訳品質は上がっているようだが保証できるものでないので、気になった人は原文を読んでほしい。

——異常な飛行性能云々は予備評価の段階でも述べられていたが、今回も前回同様「多くの報告書は、高い確実性でUAPの帰属を可能にするのに十分な詳細データを欠いている」ということで、やはり情報不足の感は否めない。

171件のさらなる分析を要する報告があったというと、さも不思議な物体が数多く確認されたかのように思えるが、半数以上の195件の報告者である軍人達は、バルーンやドローンなどと認識できていなかったことになる。となると、情報不足な上に個々の軍人達の判定能力にも大いに疑問を生じさせてしまう結果ではないだろうか。
これまでも暗視スコープの絞りの形で三角形に見えた単純な事例が何年間も解明できなかったこともあり、UAPタスクフォースを引き継いだAARO(全領域異常解決局)の真贋判定の能力も疑わしい。

いずれにせよ慎重に見ていかねばいけないし、宇宙人と空飛ぶ円盤について調査しているのではないということを大前提として押さえておかねばいけない。