2023年2月28日火曜日

2023/02/28 3月1日のNHK・あさイチはUFO特集

情報ソース:あさイチ番組ページ

NHK総合テレビ、朝8時15分からの情報番組「あさイチ」でUFOを特集する。
視聴者のギモンにこたえる「キニナル!」。今回はUFOの真実を大調査。
未確認飛行物体で揺れるアメリカへ。すると、地球外からの可能性も考えた驚くべき調査が…UFOの最新情報満載でお伝えする
【ゲスト】野口聡一(宇宙飛行士)岡田結実【キャスター】博多華丸・大吉、鈴木奈穂子
——アメリカでのUAP問題などを皮切りに、野口聡一さんがゲストということで、UFOが宇宙から来ているのではないかという仮説(ETH) を中心に話を展開し、「宇宙は広いので遠いどこかに宇宙人(地球外知的生命体)はいるけれど、それが宇宙船に乗って地球に来ているということはないのではないか」といったまとめ方をするのではないかと予想するがどうか!?

2023年2月24日金曜日

月のUFO動画はCGI


YouTubeのショート動画より

カメラをものすごく月にズームアップすると縁の部分に不思議な物体が浮かんでいる動画が月面の巨大UFOを捉えた映像だとして、2〜3年ほど前からSNSで時々見かけられる。

これは3DアーティストのAlekseyさんというチャンネルが投稿したCGI(Computer Generated Image=要するにCGのこと)動画だ。
YouTubeの肩書きではウクライナ人らしいのでロシアの侵攻が心配だが、ツイッターでは2023年1月にも新たな作品をツイートをしているのでご無事なようだ。

2023年2月22日水曜日

2023/2/21付 浜松市の海岸に謎の鉄球漂着

 情報ソース:NHKテレビ静岡NEWSBBC NEWS JAPANDaiichiTV(静岡第一テレビ)
NHKより
21日朝、静岡県浜松市西区坪井町の遠州浜海岸に、直径1.5mほどの鉄球のようなものが漂着しているのが確認された。
「機雷のようなものが打ち上げられている」という通報を受けた警察が駆けつけ、念のため半径100mを立ち入り禁止とし、機動隊の爆発物処理班が出動して調べた。
X線を使って調べたところ、中は空洞で爆発の危険性はないことが確認された。
御前崎海上保安署も「見たことがない」と話しており、これが何なのかはまだわかっていない。

付近の人の話では、この物体は1ヶ月以上前からあり、近づいて手で押してみたが重くて動かなかったという。

物体の正体について、東海大学海洋学部の山田吉彦教授は「沖漁礁に使われるブイではないか?」、現場を管理する浜松土木事務所は「アメリカなどで海中に設置した観測機器の目印としてのブイではないか」という。

海外でも関心が持たれる

中国の偵察気球の件もあってこうしたものに世界が過敏になっているため、この件は海外でも報じられた

海外の著名な懐疑派もツイートで取り上げていた。
「ロケットの燃料タンクかと思っていたが、係留ブイのように見える」という

——奇妙な漂着物というとついついうつろ舟を連想してしまうが、こちらは中に誰かが乗っているようなものではなかった。
正体がはっきりしないまま撤去、処分されたようだが、やはりこういった不明なものに対してはついつい興味が湧いてしまう。2020年の仙台の謎の気球のように、後からあまりよろしくなかった物ということがわかって問題になることがないよう願いたい。

2023年2月15日水曜日

2023/2/15付 米軍が撃墜した「物体」は商業目的?

 情報ソース:読売新聞オンライン

一連の中国の偵察気球騒動のうち、アラスカ、カナダ、そしてヒューロン湖で撃墜した「物体」について、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は14日、記者団に対し、「中国の情報収集活動の一部という兆候は見つかっていない」「商業的、無害な目的による気球だった可能性がある」とした。

撃墜された物体の残骸の回収作業は気象条件などから難しく、進んでいないという。

——立て続けに中国などが飛ばしていたのでない限り、それ以外のなんてことのない気球やら風船やらの類も含まれるだろうとは思っていたが、
最初の中国の偵察気球に対して様子を見すぎて対応が遅いとして責められたことから、それ以降はかなり安易に撃墜指示を出してしまい、結果として味噌をつけてしまった結果になったようだ。
自国由来のものか他国由来のものかわからないが、撃墜したのだから飛行許可が出ていなかったものではあるのだろう。しかしそれこそオモチャの風船を飛ばすのにいちいち飛行許可なんか取らないので、そういったものだった可能性も捨てきれない。
なにせ、UAPとして報告された飛行物体の半数以上がバルーンやドローンなくらい、そうしたものが多数上空にあるとわかっているのだから。

回収した残骸の分析結果については、続報があり次第お伝えしたい。

2023年2月14日火曜日

2023/2/14 日本政府、近年の日本上空の気球を中国の偵察用と推定

情報ソース:読売新聞オンライン

アメリカ上空で中国の偵察気球と思われるものが撃墜された件を受けた日本政府は14日、2019年11月以降、計3回にわたって日本領空で目撃された気球のような飛行物体について、中国が飛行させた無人偵察用気球だと強く推定されると発表した。
防衛省はこれらが米軍が撃墜した中国の偵察気球ににていたため、アメリカと連携して関連性を調べていた。

河野太郎大臣、防衛大臣当時の対応を釈明

情報ソース:東京新聞 TOKYO Web

2020年に仙台上空などに所属不明の気球が飛来した際、当時の河野太郎防衛大臣(現デジタル大臣)の記者会見内容がいい加減だったとして、15日の衆院予算委員会で立憲民主党・大西健介議員の追及を受けた。
河野氏は当時、気球は安全保障への影響はないとし、気球が再び戻ってくるかどうかの問いに対し「気球に聞いてください」などと述べていた。

河野デジタル大臣は公表できない分析内容もあるため「答えを差し控えるというのもなんだから、気球に聞いてと答えた」と釈明した。

——政府や防衛省が当時どこまで真剣に調査していたのかはわからないし、中国由来のものと推定しつつ、事を荒立てないためにあまり関心がないような体を装っていた可能性がないわけでもないが、アメリカが断定した後に「実は我が国のもそうだったみたいです」と言うのはあまりかっこうのいいものではない。
無論、外交や安全保障は何でも強気に出て断定すればいいというものではないが、河野大臣の記者会見での真剣味のないやりとりを見ると、きちんと調べていたかは疑わしい。

2023/2/13付 ハワイ上空の怪光線、中国の環境観測衛星のレーザーだった

情報ソース:朝日新聞DIGITALAatro LIVE:流れ星と星空 朝日新聞宇宙部(YouTube)
Aatro LIVE:流れ星と星空 朝日新聞宇宙部より

現地時間1月28日午前2時頃(日本時間午後9時頃)、ハワイ・マウナケア山頂に設置されたYouTubeのライブ配信映像に、上空から照射されたと思しき緑色の光線が移動していくのが写っていた。
カメラは国立天文台と朝日新聞社が共同ですばる望遠鏡に設置されたもの。
当初はNASAの地球観測衛星ICESat-2のものではないかと思われたが、通過時刻に大きなズレがあった。そこでICESat-2チームが調べたところ、中国の地球環境観測衛星Daqi-1(大気1号)がハワイ上空を通過していたことがわかった。
Daqi-1は昨年4月に打ち上げられた大気環境観測衛星で、レーザーを用いて温室効果ガスを宇宙から観測し、中国の排出削減を支援しているという。

よく似た現象が昨年12月20日に福島県滝川渓谷でも撮影されており、調べると同時刻にDaqi-1が上空を通過しており、同衛星によるものと判明した。

一連の米国上空の中国偵察気球の件や、2月13日に中国海警局の船がフィリピン沿岸警備隊の巡視船にレーザー光線を照射した件にからめ、2月10日頃からSNSでも少々話題になった。

——こうしたレーザー光線はLiDAR(light detection and ranging(光による検知と測距))と呼ばれ、中国に限らず普通に観測などに使用されているようだ。UFO事件簿でもお伝えした桜島のレーザー光もLiDARだ。
たまたまライブカメラに映り込んでしまったのと、時期的に騒がれやすかったこともあるのだろう。
こうした観測データは平和利用も軍事利用もできるだろうから、願わくば平和利用だけしてほしいところだ。

2023年2月13日月曜日

2023/2/13付 撃墜した「物体」の出自は確認できず

 情報ソース:CNN

北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のバンハーク司令官は、過去3日間に撃墜した3つの物体(騒動の発端となった中国の偵察気球以降のアラスカ、カナダ、ヒューロン湖でのもの)の原産国や物理的、機械的特性について、新たな情報は入手していないと述べた。

また物体の特徴について「私は気球に分類するつもりはない。我々は理由があって物体と呼んでいる」「どのように空中にとどまっているか分類できない。内部にあるガス状の気球かもしれないし、何らかの推進システムかもしれない」と述べた。

——気球じゃなく物体と呼ぶからには、ある程度正体がわかっているんだと思うが、いったいどうした理由なんだろう。まさかエイリアン・クラフトではないだろうから、ドローンなどの類も含まれるのだろうか?

2023/2/13 米軍、連日飛行物体を撃墜

4日の米軍機による中国の偵察気球の撃墜の後、同様に領空侵犯したとされる飛行物体の撃墜が続いている。

2月10日/アラスカ

情報ソース:REUTERSabc NEWS
2月10日にはアラスカで米軍のF-22戦闘機が上空約12,000mを飛行していた物体を撃墜。民間航空の安全に対して脅威だったため、国防総省の勧告によってバイデン大統領が撃墜を命じたもの。
  • 飛行高度:約12,000m
  • 大きさ:小型車程度(4日の中国の気球よりはるかに小さいという)
  • 人は乗っていない
  • 操縦できる能力なし
  • 形状:円筒形で銀色がかった灰色
——円筒形で銀色がかったなどという点がいわゆる葉巻型UFOなどを想起してしまうが、冷静に見ていきたい。

2月11日/カナダ

情報ソース:JIJI.COM
カナダのトルドー首相は、カナダ北西部の領空を侵犯し、民間航空の安全に影響が出る懸念が生じた未確認物体を、NORAD(ノーラッド/北米航空宇宙防衛司令部:アメリカとカナダが共同運営する防衛組織)の米軍機F-22戦闘機が撃墜したと発表した。
  • 撃墜日時:11日午後3時40分(日本時間12日5時40分)頃
  • 撃墜場所:北西部ユーコン準州上空
  • 飛行高度:約12,000m
  • 大きさ:不明
  • 形状:円筒形

トルドー首相のツイート

——この物体も円筒形というが、いったいどんなものだろう?

河野太郎元防衛大臣の見解


2020年6月に仙台上空に今回同様の気球が飛来した際に防衛大臣を務めていた河野太郎衆議院議員が、自身のブログで本件について見解を述べた。
要約すると「(日本が気球を撃墜しなかったのは)当時は気球がどこから来たどんなものか詳細な分析を要した」「宮城県警がヘリコプターを出動させている」「今回、米国において気球の正体がはっきりしたので、次に日本上空で気球が発見された時には、自衛隊法第八十四条の対領空侵犯措置に基づいて対処することになる」という。
また2020年8月には、当時の米国エスパー国防長官との会話で「UFOが宇宙人が乗っているものならば心配ないが、某国のものならば、対応が必要だということになった」というのがちょっと面白い。
ただ、当時記者会見で気球が今後どうなるか聞かれた大臣は「気球に聞いて欲しい」と少々無責任な発言をしていたようで、今になって一部ネットで批判をされている様子だ。

——少々言葉尻をとらえることになってしまうが、全ての気球が中国など他国のもの、全ての未確認飛行物体が気球であるわけではないので、きちんと精査した上で個別の対応を願いたい。

2月12日/アメリカ ヒューロン湖

情報ソース:NHK NEWS WEBBloomberg

米国防総省高官らは、アメリカとカナダの国境のヒューロン湖上空を飛行していた所属不明の物体を、民間機の飛行に危険を及ぼす恐れがあるとして、バイデン大統領の指示で撃墜したと発表した。
物体について、アメリカ本土に対する軍事的脅威であるとはみなしていないが、情報収集の能力を持っていた可能性があるとした。
  • 撃墜日時:12日午後
  • 飛行高度:約6,100m
  • 大きさ:レーダー検知が難しいほど小さい
  • 情報収集能力あり?
  • 形状:八角形で糸状のもので吊られていた
  • 積載物:なし
今回の物体を撃墜に向かう米軍機としてNHKニュースで取り上げられていた動画

最初のもの以外の3つの所属不明飛行物体について、問われた中国外務省の汪文斌報道官は「私は知らない。事実でないことをでっち上げ、中国を中傷するやり方に断固反対する」と述べた上、「アメリカの気球も十数回にわたって中国領空を飛行している」とした。

気球ではなく物体?

情報ソース:CNN.co.jp
NORADのバンハーク司令官は記者団の質問に対し、「私は気球に分類するつもりはない。我々は理由があって物体と呼んでいる」、異星人や地球外生命体が関連している可能性について問われたのに対しては「現段階では全ての可能性を排除しない」と語った。

宇宙人関連の兆候なし

情報ソース:REUTERS
ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は「物体が宇宙人や地球外生命体の活動の兆候はない」と説明。記者から「本当に地球外生命体だったら教えてくれるか?」と問われると「E.T.の映画は好きだった」と笑いながら答えた。

——気球とは呼ばず、あえて物体と呼ぶのが気になる。気球と風船はともに英語でバルーンになると思うが、もしかしたらこれまでも米軍撮影のUAPだとして公式、非公式に公開されてきたおもちゃの風船のようなものだったりしないだろうか? これまでがこれまでだけに、ちょっと心配になる。

2月12日/中国でも飛行物体撃墜準備?

情報ソース:KYODO

中国山東省青島市の海洋発展局は、山東半島沖で正体不明の飛行物体を発見し、撃墜準備をしていると周辺の漁船に注意を促す通知を出したと、中国メディアが報じた。
しかし本当にそうしたものが確認されたのか、単なる米国への牽制なのかはわかっていないようだ。

さながらUFOフラップ?

連日のように各地で確認され、撃墜される文字どおりの未確認飛行物体…いやUAPと呼んだ方がいいのだろうか?
4日の中国気球に関しては発見から撃墜までの対応が遅いとして、バイデン大統領が野党共和党などから批判されたという。その後の対応はかなり素早くなったようだが、よく調べたりせず、影響を軽視してなんでもかんでもすぐ撃墜するようなことにならないといいが。
また今回たまたま中国の気球が発見されたが、それ以外にも様々な物体が日常的に飛んでいるわけであり、そのほとんどは平和的なものだろう。UFOフラップのように、全米もしくは世界各地で、何でもないもの、またはありもしないものを中国の偵察気球に誤認する事例が増えるんじゃないかと危惧される。疑心暗鬼になって集団ヒステリーを起こし、新たな戦争の火種などにならないといいのだが。

撃墜された物体が円筒形で銀灰色というのも気にかかる。今後もしきちんとした正体が発表されない場合、エイリアン・クラフトだったのではないかというおなじみの陰謀論が出てきてもおかしくない。ロズウェル事件がそうだったように、数十年した後に「実は宇宙人の遺体も回収されていた」なんてデタラメが語られるようにならないことを祈る。

2023年2月8日水曜日

2023/2/7付 逮捕された一夫多妻生活の男、宇宙人に食べられると女性を脅し乱暴


昨年9月、東京都東大和市の自宅で当時10代の少女に性的暴行をしたとして、元占い師・渋谷博仁容疑者(74)と元妻の千秋容疑者(43)が7日に逮捕された。
二人は「よく当たる占い師がいる」として少女を自宅に誘い、宇宙人に関する映像を長時間見せ、「宇宙人に工場に連れて行かれて食べられる」「助かるには私と性行するしかない」などと洗脳して乱暴したとみられている。
自宅からはUFO目撃情報を調査する団体の会員証などが押収され、警視庁はこれらを洗脳に使っていた可能性があると見ている。また、他の女性からも同様の被害の相談があったことがわかった。

渋谷容疑者は自宅で9人の女性、女性の3人の子供とともに事実上の一夫多妻生活を送っており、同居を強要した脅迫罪などで2006年に逮捕されている。

——UFOを調査する団体ってどこの団体なんだろう? 会費を払うと誰でも入会できて会員証をくれる団体もあるから、そういうのを悪用したのかもしれない。
UFOをこういうことに悪用するのは本当にやめて欲しい。

2023年2月7日火曜日

2023/2/7 アメリカが気球撃墜、中国との外交問題に

情報ソース:BBC NEWS JAPAN(気球撃墜)、BBC NEWS JAPAN(中南米でも)

アメリカ モンタナ州上空で確認された気球は、中国が自国の気球であると認め、「民間の気象観測用のものが悪天候で進路を外れアメリカ上空に到達したもので、不可抗力だった」とした。

ブリンケン米国務長官は3日の声明で「我が国の主権を侵害するもの」「容認できない無責任な行為だ」と中国を非難し、5日から予定されていた中国訪問を中止する事態に。

気球撃墜

米軍がU-2偵察機から撮影した中国の気球(米国防総省公開)
Gigazineより

米国防総省は4日午後2時39分(日本時間5日午前4時39分)、気球が東部サウスカロライナ州の洋上に出たところでF-22戦闘機によって撃墜、残骸を回収した。
【撃墜の瞬間の映像】

 

【撃墜した中国の気球を回収する様子】

中国側が抗議

米国による気球撃墜を受けた中国外交部は、「民間の無人飛行物体に対するアメリカの武力使用を非常に不快に思い、強く抗議する」と声明を発した。
「アメリカの一部の政治家やマスコミが、中国を攻撃し中傷するために今回の件を利用している」とも。

中南米でも

3日には中南米のコスタリカやベネズエラ上空でも別の気球が確認され、6日にはこれも中国政府が自国の民間のものだと主張した。

——米政府の発表が早かったことから、本件はマスコミでもUAPやUFOのケースとは扱われなかったが、関連のニュースであることは間違いない。こうして外交問題になってしまうのは残念だ。
今後日本でもこういった物体が確認された場合の対応について、アメリカに倣った強い対応に出てくる可能性がある。他人事ではない。

2023年2月4日土曜日

2023/2/3 アメリカモンタナ州上空に謎の気球飛来、中国の偵察気球か?

 情報ソース:NHK NEWS WEB
Insider Paperツイッターより

アメリカ国防総省は、中国の偵察用とみられる気球がアメリカ本土上空を飛行しているのを確認したと発表した。
気球は民間機よりも高い高度を飛行し、数日前に本土上空に入り、2月1日にモンタナ州上空を飛行していたという。
国防総省はこの気球が中国のものだと分析し、人口の少ない地域の上空で撃墜することも検討されたが、破片による地上の被害を懸念して見送られた。
撃墜する場合に備え、周辺の空域に航空機が入らないように調整したことにより、モンタナ州の空港で合わせて3便に遅れが生じたという。
気球は機密に関わる場所の上空を飛行しようとしているというが、収集できる情報は限られていると分析、地上の住民に対しても軍事的脅威にはならないとし、米軍が警戒監視を続けている。
政府高官によれば、気球の大きさはバス3台分ほど、電子機器が備わり、過去数年間で何度かアメリカに飛来しているが、今回はより長い時間飛んでいるようだという。

カナダ国防省でも2日にカナダ上空を飛行しているのを確認したと発表。

アメリカ下院議会の中国特別委員会委員長の共和党ギャラガー議員(偶然だが、昨年のUAP公聴会にも出席した議員とみられる)は、「アメリカの主権を侵害する中国共産党の脅威に立ち向かわねばいけない」と強く非難した。

日本の松野官房長官は、「アメリカとのやり取りについては事柄の性質上回答を差し控える」としたが、「引き続き我が国や周辺の上空についての警戒監視に万全を期していく」と述べた。

中国外務省の報道官は、「関連報道を注視し、確認しているが、推測では解決に役立たず、アメリカと共に冷静かつ慎重に問題を処理することを望む」とした。

——形は2020年に仙台上空に飛来した謎の気球とそっくりだ。
昨年のNHKの幻解!超常ファイルでは民間の気球の可能性があるとしていたが、今回の米国防総省はどういう分析で中国のものという結論を出したのだろうか? UAPの判定精度も疑問視されているので、他国の領空侵害とするには慎重を期してほしい。
仙台上空のそれは電波の発信などは確認されず、「なんだかわからないが大丈夫そう」といった感じで放っておかれたが、撃墜も検討していたというアメリカとの違いが興味深い。