2021年12月29日水曜日

2021/12/30の夜は、幻解!超常ファイルとダークサイドミステリーが7時間半!

情報ソース:NHK公式ページ

30日(木)の夜は、今年の年末もNHK BSプレミアムにて幻解!超常ファイルの新作が放送される。
夜9時30分〜11時0分 「幻解!超常ファイル・スペシャル 最新超常映像2021」

そしてそれに続けて夜11時から朝5時近くまで、ダークサイドミステリーの名作アンコールを6作ぶっ通しで放送する。
  • 23:00~「神秘の遺宝の謎に迫る 〜ロンギヌスの槍(やり)・聖杯・死海文書〜」
  • 23:59~「子どもたち400人に何が起きたのか? 〜マクマーティン児童施設裁判〜」
  • 00:58~「“ひかりごけ”の衝撃〜現代の私たちの物語〜」
  • 01:57~「悪魔と家族のはざまに〜チャールズ・マンソンの危険な誘惑〜」
  • 02:56~「笑顔が暴力を生んだ夜〜なぜ人々はヒトラーに従ったのか?」
  • 03:55~「北海道三毛別 ヒグマ襲撃事件の謎に迫る」

2021年11月27日土曜日

2021/11/27 今年の「たけしの超常現象」は12月1日

 情報ソース:番組公式ページ

「たけしの超常現象!? 不思議だなニュース」
12月1日水曜日 夜7時〜 テレビ朝日系

毎年恒例、テレビ朝日年末の「ビートたけしの超常現象Xファイル」は、今年はかなり早い12月1日水曜日の放送になる。
番組ページおよび、出演者の中沢健氏のツイートによると、レギュラー出演者だった大槻教授、韮沢さんが出演されず、内容もこれまでとずいぶん変わる模様だ。
どのような番組になるか、注目したい。

——大竹まこと、阿川佐和子のご両名も出ないっぽいね。

2021年9月8日水曜日

2021/9/5 八戸市上空にまた所属不明の気球

 情報ソース:KYODO

八戸市上空を飛ぶ気球
気球の下に何かが吊り下がっているようにも見える。
本城修宏さん撮影(KYODOニュースページより)
9月3日の早朝5時過ぎ、青森県八戸市上空に白い球体が浮かんでいるのを住民達が見つけた。
5時35分頃に日の出を撮影しようとしていた同市の本城修宏さん(53)は、同市鮫町の海岸付近から南に見えるそれを望遠レンズで撮影した。
雲より高い位置に滞空している気球のように見えたという。

仙台管区気象台では正体はわからないとし、気象庁の観測機器の可能性は極めて低いという。

昨年6月17日にも宮城県仙台市上空に同様の白い気球が目撃され、ちょっとしたUFO騒ぎとなったのは記憶に新しい。この時はアメリカの民間宇宙開発企業 JP Aerospaceの社長が「うちのところの気球に似ている。同じメーカーのものではないか?」とツイートをしていた。

正体はアマチュア無線などの気球か?


ツイートからリンクされた「Send an Amateur Radio Balloon around the World(アマチュア無線の気球を世界へ飛ばす)」と題したPDFでは、ピコ・バルーンという、太陽光パネルで給電する手のひらサイズのGPS搭載の発信装置を搭載した気球が紹介されている。
その中では昨年6月13日8時26分(GMT)に地図上の日本海に浮かぶ図が掲載されており、この軌道をそのまま伸ばすとちょうど仙台上空になることから、昨年の気球の正体はこれではないかという。
そこから日本時間17日朝の目撃まで3日半もかかったのは遅いような気もするし、昨年目撃された気球よりもずっと小型のため、昨年のものはピコ・バルーンではないようだ(今回のものは大きさも形状もまだはっきりしない)が、こうしたものが世界各地から放たれて日本上空も通過していることがわかった。
アマチュアが飛ばす場合は必要な届出がされていなかったり、禁止空域に入ってしまったりするケースも多いと思われる。今回もはっきりした所属は不明のまま終わりそうだが、今後もこうした気球の飛来は増えていきそうだ。悪意に基づく物体でないことだけ願いたい。

ところで今回のものも未確認飛行物体=UFOとして取り上げる向きが見られるが、目的不明・所属不明というだけで気球であることはわかっており、UFOまたはUAPというくくりにはなるまい。

——アマチュア無線のことには無知なのだが、機器から発信される電波を受信して位置情報を確認し、気球がどのように飛ぶのかを確認しているような段階らしい。

2021年7月3日土曜日

2021/6/24付 福島市にUFO研究所オープン


福島民報YouTube

福島県福島市飯野町の観光施設「UFOふれあい館」に、国際未確認飛行物体研究所が設立され、UFOの日の6月24日に開所された。所長にはオカルト雑誌 ムーの編集長の三上丈晴氏が就任した。
地元の商工会員ら約10人の他、英語での広報を担うオーストラリア出身の「特殊研究員」がメンバーだということだ。

UFOの里」の町おこしの一環として設立したもので、世界中の目撃情報の収集、分析、検証、遭遇に向けた調査研究とイベント開催、地元千貫森の謎の調査、関連商品の販売などをおこなうという。

研究員(実体はファンクラブ会員のようなものという)を一般募集するとし、加入条件に「UFOを実際に見たことがある」「UFOの存在を信じている」などの4つが挙げられている。
会員は1年間1万円〜3年間3万円の会費に応じて地球系、太陽系、銀河系会員と分類され、ムーのロゴも入ったステータススカード(ママ。要は会員証)、CIA機密文書の写し、UFOふれあい館入館券などがもらえる。

UFOふれあい館は、付近の千貫森で発光する飛行物体の目撃が多かったとして、UFOを通じた町おこしのために1992年に開館された。日本のUFO研究団体の草分けである「日本空飛ぶ円盤研究会(JFSA)」の会長であった荒井欣一氏から寄贈された資料などが収蔵されている。

——国内初の研究所ということだが、町おこし、観光がメインの目的であるし、所長がオカルト雑誌編集長なので、あまり具体的な「研究」というのは期待すべきではないだろう。
国際未確認飛行物体研究所という名前のせいもあってか、直後のアメリカ政府のUAP報告書公開の際、所長であるムーの三上編集長がBS日テレの報道番組にまる一時間ずっとスタジオ出演していた。エイリアンクラフト説を強硬に主張することはなかったが、防衛問題を扱う内容に、荒唐無稽な記事や陰謀説などを載せる雑誌の編集長が適当だったとは思えなかった。

2021年6月29日火曜日

2021/6/25 チクタクビデオの目撃者の元海軍パイロットが証言

 情報ソース:REUTERS(動画)、REUTERS(英語)
チクタクUFOを目撃した元海軍のディートリックさん
ロイターのYouTubeより


米政府のUFO(UAP)報告書公開に至るきっかけとなった、海軍機が撮影した映像「チクタクビデオ」(FLIR1とも呼ばれる)に写る物体を実際に目撃した元海軍パイロットの女性が名前と顔を出して証言している。

この人物はアレックス・ディートリック(Alex Dietrich)元中佐。
2004年11月、南カリフォルニア沖で空母ニミッツの定期訓練を行なっていたところ、当時の司令官であるパイロットのデビッド・フレーバー(David Fravor)とともに不可解な動きをするレーダーコンタクトの調査を依頼された。

これがチクタク・ミント
Amazonより
最初に海面の異常な揺れに気づき、その後二人は大きなチクタクブレスミントのような滑らかな白い長方形の物体が高速で海上を飛行しているのを見た。
フレーバーがそれと交戦しようとしたところ、物体には目に見える飛行、推進の手段がないように見え、「私たちが認識できない方法で反応したように見えた」と彼女は回想している。
米海軍はこの映像が実際に撮影されたものであると確認している。
チクタクビデオと同時に公開されたGOFAST映像を見た時、「最初、我々が見たものと同じだと思った」という。

彼女は現在3児の母で、最近CBSニュースの「60ミニッツ」にフレーバーとともに出演し、体験を語っている。また他のジャーナリストからの何十件ものビデオ通話取材にも対応している。

「あれが何なのかわかりませんが、人の活動に伴う自然現象かもしれません。要は奇妙なもので識別できないということです」
また彼女は、「UFO目撃情報を報告することに対しての不名誉を減らし、より多くの人が嘲笑を恐れずに声を上げることを望みます」と語った。
そしてまた「私はUFO信者ではありません」「私が“UFOの人”、“チクタクの人”にされてしまうことは望んでいません」とも語り、このインタビューの後に公開されることになっている米政府の報告書についても、自身はほとんど関心がないという。
「(UFO信者は)実際に答えを見つけるより、ワクワクと期待している方が楽しいかもしれないですね」

——こんな女性が目撃者だったんだね。明確に彼女が「撮影した」と書かれていなかったのでタイトルは「目撃者」にしたが、彼女か上官のいずれかが映像を撮影したのだろう。

米軍のUAP関連情報のまとめ

海軍撮影映像のリークに端を発した一連のUAP関係情報をまとめるページです。
本ページはトップメニューの「関連項目」の中にリストします。

ニュース記事へのリンク

動画

なおFLIR、GIMBAL、GOFASTの動画については、オリジナルが米海軍航空システム司令部(NAVAIR)のサイトからダウンロードできる。

中東の球形UFO

The Black VaultのYouTubeより

2022年4月19日の米国議会上院軍事委員会で行われたUAPに関する公聴会で、AAROが公開した映像。
中東で無人攻撃機MQ-9によって撮影されたとされる。AAROでは物体は異常な動きはしていないとしているが、正体は未確認のまま。

 Flyby

通称:Flyby
米海軍撮影
The Black VaultのYouTubeより

ピラミッドUFO

通称:ピラミッドUFO
2019年米海軍撮影
The Black VaultのYouTubeより
撮影以来国防総省ではこれをUAPとしてきたが、2022年5月の公聴会において正体はドローンであったとした。
三角形に映っているのはピンボケで暗視ゴーグルの絞りの形になってしまったためということが、公開当初より信頼できる研究者の間では指摘されており、ドローンではなく航空機であるという指摘もある。

水中に入る球形UFO

水中に入る球形UFO
2019年米海軍撮影
UFO研究家ジェレミー・コーベル公開

GO FAST

3本目の映像:通称GO FAST
2015年1月米海軍撮影

Tic Tac

2本目の映像:通称FLIR1またはTic Tac(チクタク)
2004年11月米海軍撮影

GIMBAL

1本目の映像:通称GIMBAL(ジンバル)
2015年1月米海軍撮影

静止画

別なピラミッドUFO

海軍でいわゆるピラミッドUFO映像とは別に撮影され、
同映像が無人機を写したものとわかる糸口となった写真
2022年米下院UAP公聴会のYouTubeより

Acorn

通称:Acorn
Acornの部分拡大

Metallic-Blinp

通称:Metallic-Blinp

Sphere

通称:Sphere

関連リンク

2021/6/25 アメリカ情報当局によるUAP報告書が公開される

 情報ソース:DNI(アメリカ合衆国国家情報長官)室(報告書オリジナル)、CNN.co.jpNHKAFP BB NEWS


2005年以来アメリカの情報機関を統括する国家情報長官のオフィスが、UAPタスクフォース(UAPTF)によるUAP(未確認航空現象)の目撃情報に関しての政府報告書を公表した。
タイトルには「予備的評価」とあり、現時点での暫定的なものであることがわかる。

概要としては以下である。
  • 報告書は2004年11月〜2021年3月の間に発生した事件について書かれたもの
  • UAPに関しての質の高い報告が少なく、結論が出せない
  • 大半は目視、レーダーなど複数で確認されているので物理的な物体と思われる
  • 飛行安全上の問題があり、国家安全保障にも影響を与える可能性がある
  • 米軍からの報告は144件
  • 18件の事件では風に逆らう、急加速、高速飛行など異常な特性が報告されている
  • 正体について信頼度の高いものは1件のみで、それはしぼんでいく大きな気球だった
  • 正体は単一ではないだろう
  • 解決された場合、以下の5つのカテゴリーに分類されるだろう
    • 空中クラッタ:鳥、気球、娯楽用無人機、ビニール袋などのゴミ
    • 自然の大気現象
    • 米政府または産業界による開発
    • 外国の敵対勢力によるもの:中国、ロシア、非政府組織などによる開発
    • その他:データ不足のものや、追加の科学知識が必要になるかもしれないものはここに分類される
  • UAPTFに研究開発資金を追加すれば研究を促進できる
さらに要約して言えば、「しぼんでいく気球とわかった1件以外は、情報が少なくて正体がわからなかった」ということだ。

2021年6月17日木曜日

2021/6/14付 近く、米議会にUAP調査報告が提出される

 情報ソース:JBpressThe New York Times

アメリカの国防長官ロイド・オースチンと、国家情報長官アヴリル・ヘインズの連名で、UAPに関する調査報告書が6月25日までに議会に提出され、同時に公表されるという。
※UAP=未確認航空現象。UFOという用語に宇宙人の乗り物というイメージが付きすぎたために代わりにこう呼ばれる。

これは2020年8月にトランプ政権下で設置された未確認航空現象タスクフォース(UAPTF)が、過去20年間に記録された120件以上の事例を分析した結果報告だ。
ニューヨークタイムズによれば、「飛行物体に宇宙人の技術を示す証拠は見つけられなかったが、排除もできない」という内容だという。また120件以上の事件の大部分は、米軍や米政府の極秘のプログラムを偶然に見てしまったものではないとされている。
報告書では、加速度、方向転換、水没など多くの点で説明が難しいとし、気象観測用の気球などの可能性もあるが、すべてのケースで説明がつくわけではないとしている。

また報告書には機密扱いの付属書もあり、ここには現象が宇宙人の宇宙船であると結論づける証拠は含まれないとされる。しかし一般公開されないことで、「政府がエイリアンの地球訪問に関する秘密のデータを持っているのではないか!?」という憶測が広がる可能性があることも当局は認めている。

政府高官によると、調査結果は非常に曖昧で、宇宙人の宇宙船という証拠は見つかっていないが、科学者や軍部を悩ませる異常な動きを説明できず、軍のパイロットが観測した現象が宇宙人の宇宙船であることを排除できないと認めた。

報告書で調査された事件の多くは海軍関係者によるもので、過去20年間に外国の軍隊が関与した事件も調査している。諜報部員たちは、空中現象の少なくとも一部は、ライバル国(おそらくロシアか中国)の実験技術である可能性があると考えている。ロシアも中国も極超音速技術兵器を開発しており、もしこれらUAPが同国の飛行機であれば、アメリカの軍事技術をはるかに凌駕していることになるという。

先月、オバマ元大統領はCBSの「The Late Late Show with James Corden」という番組において、「事実であり、私はここで真剣に考えている」と述べ、「空には正体が正確にはわからない物体の映像や記録がある」と述べている。

——「敵国の秘密兵器かもしれない」と疑う構図は何十年も前に見た光景にそっくりだ。当時は旧ソ連の秘密兵器が疑われ、結局は「正体ははっきりしないけど、防衛上の脅威はない」として調査が終了した。その後の目の肥えた民間の研究者によって、これまでに大部分が何かの誤認やインチキだったことが判明している。
時が過ぎ、各国の科学技術も大きく向上し、似ているからといって今回も同じことになるとは限らないが、政府や軍の調査結果をどこまで信じていいかはわからない。

エイリアン・クラフト説を排除する証拠もないというのも、それはそうなのだろうが、不思議なものだからといって、すぐそうした選択肢を出すのも早計だろう。実在が証明されていないのなら幽霊でも天狗でも文福茶釜でも同じことだ。
「敵対国のものでなければ宇宙人のものかもしれない」という安易な憶測を呼ばないような慎重な報告書であることを願いたい。

2021/6/16 インドでスケスケの女性宇宙人?

 情報ソース:東スポWeb
YouTubeより


インド北東部、バングラデシュとの国境に近いジャールカンド州(Jharkhand)で、夜間に道を歩く透明感がある女性宇宙人のような映像が撮影されたとして、SNSなどで騒がれている。

暗い夜道を数台のバイクで走る男性達が、前方を歩いていく白く透明感のある女性のような人物を見かけ停車。
人物は手足が細長く、まるでモデルのような体型。人物は男性達に気付いて立ち止まってこちらを振り向くが、すぐまた歩き出したところで映像は終わっている。
最初に2台のバイクが、人物の横を何事もないように通り抜けていっているのも映っている。


——ちょっとだけ奇妙に見える映像だが、スケスケというか反射率の高そうな体以外は人とあまり違いがない。
サドゥーというヒンドゥー教の修行者の中には、全裸に白い聖灰を塗って放浪する者もいるようだ。必ずしもこれがそうとは限らないが、ちょっと疑ってみたい。→Google画像検索/サドゥー
宇宙人説の根拠の一つとして挙げられている「13秒から一瞬暗闇に赤い光が見えて右方向に2度飛んでいく」というのはバイクのブレーキランプのレンズゴーストだろう。
相変わらず「ジャールカンド・エイリアンと呼ぶしかない」とか言ってるスコット・ウェアリングなどは無視で。

2021年5月26日水曜日

2021/5/26 今日は皆既月食

情報ソース:天文ガイド2021年6月号、天文年鑑2021年版(ともに誠文堂新光社)
2018年1月31日の皆既月食(筆者撮影)
直前回(同年7月)のものではない
今夜は晴れていれば今晩8時過ぎから皆既月食が見られる。
  • 欠け始め 6時45分
  • 皆既始め 8時9分
  • 皆既最大 8時19分
  • 皆既終了 8時28分
  • 欠け終わり 9時53分
日本で皆既月食が見られるのは2018年7月28日以来となる。(この時は深夜から明け方の月食だった)

皆既月食は月、地球、太陽が一直線に並ぶことで月が地球の影にすっぽり隠れる現象。太陽光線がさえぎられるため月が見えなくなりそうだが、実際は地球の大気で屈折した太陽光によってわずかに照らされるため、赤黒く見える。
満月のたびに起こらないのは、地球と月の公転軌道面が傾いているためだ。

今回は今年一番地球との距離が近いスーパームーンの月食となり、平均距離約38万kmである月が35万7000kmにまで近づく。要するに大きな月が見られるということだ。

5月27日追記

残念ながら筆者の場所では曇ってしまって見ることができなかった。東北〜北海道は比較的見やすかったようだ。

2021年5月8日土曜日

2021/5/8 中国の大型ロケット、明日大気圏突入か

 情報ソース:AFPBB NEWS(4/29)、AstroArts(4/30)、JIJI.com(5/5)、CNN(5/5)、ABEMA TIMES(5/6)、Yahoo! JAPANニュース(5/6)、REUTERS(5/8)、NHK(5/8)

中国の大型ロケット「長征5号B」が日本時間明日9日昼前後に地球に落下する見込み。監視をしている米軍の宇宙軍によると、再突入するのはニュージーランド沖の上空と見られるが、場所は大きく変わることもあり、予測時刻も前後6時間の幅があるという。

同国の宇宙ステーション「天宮」の居住施設「天和」打ち上げのために4月29日に打ち上げられたもので、モジュールの軌道投入は成功した。
落下する部品は全長30m、重さ20トンあり、大気圏再突入で多くの部分は燃え尽きると思われ、燃え残った一部が地表に到達したとしても海上に落下する確率が高い。しかし人のいる場所に落ちる可能性も非常に低いものの皆無ではない。
中国外務省は7日、「ほとんどは燃え尽きて被害を及ぼす恐れはほとんどない」という見解を示している。

これを伝えたCNNの記事では「制御不能」とあったが、実際はコスト削減のために最初から制御せずに自由落下させるのではないかという見方もあるようで、昨年も長征5号が打ち上げらられ、制御されないまま一部の部品がコートジボワールに落下し、複数の家屋に被害が出たと伝えられた。

1979年にアメリカの宇宙ステーション スカイラブ、1991年にロシアの宇宙ステーションサリュート7号がそれぞれ陸地に破片を落下させているが、被害は報告されていない。

日本では航空自衛隊の「宇宙作戦隊」がこうしたスペースデブリなどの監視を担っているが、今のところプレスリリースのようなものはないようだ。

——今回の落下場所も、直前になってみないとわからないというので気をつけようがないものであるが、これを監視している米軍の宇宙軍などの最新情報に留意し、デマの類にも動じないよう冷静にいたいものだ。
ロケットの制御落下は法的拘束力がないが国際的ガイドラインで定められているといい、これに従わない中国のやり方は良くない。

5月9日追記 インド沖の海上に落下か

情報ソース:朝日新聞DIGITALNHK NEWS WEB

中国政府の有人宇宙プロジェクト弁公室は長征5号Bの残骸について、日本時間9日午前11時24分に大気圏に再突入し、インド沖の海上に落下したと伝えた。ほとんどの部品は燃え尽きたというが、NASA(米航空宇宙局)のビル・ネルソン長官は、「中国がスペースデブリの取り扱いにして責任ある基準を満たしていない」と非難する声明を出した。

監視していたアメリカの宇宙軍のツイートによれば、日本時間午前11時15分頃アラビア半島上空で大気圏に再突入したが、落下した正確な場所や範囲は現時点ではわからないという。

——人的被害はなかったものの、制御を最初から放棄していたのならNASAの非難も当然だ。計10回ほども続くようなので、毎回こんな騒ぎになってはたまらない。夢のある宇宙開発がこのような形で国際的な火種になるのも残念だ。

2021年4月27日火曜日

2021/4/25 桜島が噴火、謎のレーザー光がライブカメラに映る

 情報ソース:桜島ミュージアムライブカメラ、ツイッター
桜島火山のライブカメラ(桜島ミュージアムのYouTube)より
25日の午前1時過ぎに鹿児島県の桜島が噴火した際、その模様のライブカメラ映像に緑色の光が何度も見られ、SNSの一部で「UFOによって上空から照射されたもの?」「米軍のレーザー兵器では?」などという噂が飛び交った。

2021年4月19日月曜日

2021/4/16付 米軍の新たなUFO画像流出、国防総省が認める…が…

情報ソース:MYSTERY WIRE(2021/4/6)、EXTRAORDINARY BELIEFS(2021/4/8)、THE BLACK VAULTCNN.co.jpGigazine

超常現象専門ニュースサイトのMYSTERY WIRE、調査ドキュメンタリーのEXTRAORDINARY BELIEFSが米海軍によって撮影されたというUFO写真3枚、映像1つを公開し、国防総省(ペンタゴン)の報道官がこれを認めたと報じた。

3枚の写真

2019年3月4日、F-18の後部座席に座っていた兵器システム担当者が、同じ空域で相次いで遭遇した3つの異なる物体をiPhoneで撮影したもの。
Sphere(球体)、Acorn(どんぐり)、Metallic Blimp(金属の小型飛行船)と呼ばれるその写真の物体は、2019年4月6日にラスベガスで開催された宇宙企業の経営者でUFOマニアでもあるロバート・ビゲローらによるプライベート・ブリーフィングの場で公開され、一部が2020年5月11日にUFO・超常現象研究家のツイッターに投稿された。
Sphere(MYSTERY WIREより)
ピントが手前の部品に合っていることから、物体自体がピンボケだとわかる
Acorn
MYSTERY WIREより
Acornのアップ(MYSTERY WIREより)
バットマンが描かれた風船によく似たものがあると指摘されている
Metallic Blimp
MYSTERY WIREより
UAPタスクフォースという国防総省によるUAP(未確認航空現象)の調査部隊が慎重に調査した結果、物体は未確認のままだという。MYSTERY WIREがUAPタスクフォース発の機密の報告書を入手したところ、この物体は強風の中でも動かず静止していたという。

映像

EXTRAORDINARY BELIEFSのJeremy Corbell氏のYouTube

2019年7月にミサイル駆逐艦USSラッセルの乗組員がサンディエゴ沖で撮影したという、複数のピラミッド型UFOが映った映像が公開された。

MYSTERY WIREおよびTHE BLACK VAULTが国防総省にこれらに対するコメントを求めたところ、4月9日に以下のように回答があった。
"私はこれらの写真とビデオが海軍の職員によって撮影されたことを確認できます。UAPタスクフォースはこれらの事件を継続的な調査の対象としています。以前にも述べたように、作戦の安全性を維持し、潜在的な敵に有用な情報を開示することを避けるため、国防総省は最初にUAPと指定された侵入を含め、我々の訓練場や指定空域への報告された侵入の観察や調査の詳細を公に話すことはありません。"
国防総省のスーザン・ゴフ報道官は、これら物体が未確認のままなのか、識別可能な物体の訓練材料として使われているのか、あるいは未知のままなのかについては確認を拒否した。

映像について

明らかにピンボケによってレンズの三角形の絞りの形になってしまっているだけで、すでに海外の懐疑派の人々によって指摘されている。レンズは第一世代の暗視単眼鏡だという。
点滅が見られることからおそらくただの飛行機だろう。

動いているピラミッドUFOの左に見える動いていないピラミッドUFOの正体も、海外の懐疑サイトMetabunk.orgを運営するMick West氏によって、わし座のオカブという恒星らであることがわかっている。→Mick West氏ツイッター
実際に映像を星図上に重ねてみると、さそり座、木星からわし座までの天体がピタリと一致する。
Metabunk.orgによる検証をステラナビゲータの星図で再現したもの
要するにわし座の前を横切った飛行機を、暗視単眼鏡を通してカメラでピンボケ撮影をしたため三角形に写ったというだけだ。国防総省が認めたとおり「海軍が撮った」ことは間違いがないのだろうが、みんなが期待するような不思議な飛行物体(例えばTR-3Bなどという実在しない三角翼の秘密兵器)ではなさそうだ。

写真について

Sphereは何かのピンボケ、他の二つは風船の類と思われる。
強風の中動いていなかったというが、比較対象物が少ない高空において、何を基準に動いていないと判断できたんだろう。撮影者が動いていないように感じたのは勝手だが、それが実際にそうであったとは限らない。

ゴフ報道官は海軍が撮影したことは認めたが、その正体などについての回答を拒否しているが、さすがにこの程度のことがわかっていないとは思えないし、もしわかっていないのならUAPタスクフォースはかなり心配な組織ということになる。
そもそもこうした写真、映像、そして機密の報告書とやらが外部に漏れてしまうのもずさんな管理体制を想像させる。

——毎度のことながら、ちょっと調べればすぐにわかりそうなものを超常現象扱いして騒ぐ人達には頭が痛い。
UFOの真相を暴く!みたいに思ってる人ほど頭から信じ込んできちんと調べないことが多いようだ。
軍では正体がわからない物体、現象を積極的に報告しろとお達しを出しているので、今後もこうしたものは着実に増え、同時にこの程度の情報漏れと「軍が認めた!」「いやいやそれ違うって」といったやりとりは続きそうだ。

2021年2月28日日曜日

2021/2/14付 福島で再び大地震! 大量のUFOが飛来?!

 情報ソース:TBSのライブカメラ、ツイッター
原発上空(?)に浮かぶ無数の光体
TBS NEWSの福島第一原発ライブカメラより

TBS NEWSの実際のライブ映像アーカイブ

2011年3月11日の東日本大震災から10年目にあたる今年、2月13日土曜日午後11時8分頃、再び福島県を中心とした広い範囲で最大震度6強という大地震が発生した。
今回は幸い津波もなく、前回に比べればまだ被害は少なかったが、地震の後、福島第一原発を映しているライブカメラ映像に、上空を飛行する無数のUFOが映っているとしてSNSなどで話題になっている。

正体はほとんど船の灯り

以前にも同様の件で取り上げているとおり、この光体群は船の灯りだ。
ただし確認しただけで2回ほど、海面を照らしながら他よりも速く横切る光体が映っていた。こちらはおそらく原発周辺の様子を調べにきたヘリコプターと思われる。どこが飛ばしたものかまでは今のところわかっていない。

翌日のTBSニュースの後半で昼間のライブ映像が見られる。沖合が霞んでいて水平線の位置がほとんどわからないのが残念だが、原発上空かのように見える位置を船がゆっくり横切っているのが映っている。
大地震翌日(2月14日)昼間のライブ映像
船がゆっくりと横切るのが映っている。
TBS NEWSより
ヘリコプターと思われる光体①
YouTubeの2:11:20から2:12:08
TBS NEWSより
ヘリコプターと思われる光体②
YouTubeの2:41:29から2:42:10
TBS NEWSより

実際の映像
TBS NEWSより

福島第一原発とTBS/JNNライブカメラの位置関係

より大きな地図でUFO事件マップを表示

Googleマップによる、カメラから原発までの向きのシミュレーション
カメラは原発から17kmも離れた福島県双葉郡楢葉町の山の頂上にある、富岡中継局というテレビとFMラジオの中継局に設置されている。昼間の映像を見ると原発の先に海が広がっており、船の行き来が見られる。

これを宇宙人のUFOや、TR-3B(地球製UFOといわれる三角形をした航空機。実在しない)などといい加減なことを言っている書き込みが目立った。
現れた光がゆっくりと横に移動するだけなのに、UFOだなどと断定できるわけがない。SNSなどに投稿されたものでは、映像を早送りして高速で飛んでいるような印象を持たせるものもあった。

海外の懐疑的UFO情報アカウントであるufoofinterest.orgさんによる検証動画が良くできており、カメラが引いた状態からズームする様子も映っているので、どのくらいの範囲が写野になっているのかがわかりやすい。

TBSは震災以来ずっとライブ配信をしていたのを最近ひと区切りつけたようであったが、カメラはまだ設置されていたようで、今回の大地震後一時的に配信を再開した模様。
配信開始後4時間半近くたった頃から光体群が増え始めている。その頃はおそらく午前3時半頃で、漁師などが朝早く船を出しているのではないだろうか。地震の影響があったのか、普段どおりなのかはわからない。

【参考】より低く、近い位置からのライブカメラ

福島中央テレビのライブカメラのサンプル
TBSのカメラとは設置場所が全然違う。
Google画像検索のサムネイルより
なお、福島県のローカルテレビ局・福島中央テレビも原発のライブカメラを中継しているが、こちらは原発の敷地に近い大熊町夫沢に設置されている。→ライブカメラDB
設置場所がずっと低いため水平線も低く映っており、TBSの映像とごっちゃにしてはいけない
福島中央テレビ配信の実際のライブ映像
(中断されることもあると思います)

2021年2月7日日曜日

2021/1/30付 ロサンゼルス撮影されたUFO?

 情報ソース:TMZtvgroove

アメリカはロサンゼルスのサウザンドオークス(Thousand Oaks)で、フリーウェイを走行中の女性がUFOを撮影したという。
UFOは彼女の車の進行方向と同じ方向に進んでおり、後方に光のグループを残していった。
彼女は携帯電話で素早く3枚撮影したが、UFOが見えたのは数秒間で、空に消えていったという。

ウェブメディアのTMZではPhotoshopによる加工を疑ったが、加工の跡を残さずに再現するのはできなかったという。

——おそらく車の窓ガラスに映り込んだ光だろう。車内のメーターかカーオーディオが疑わしい。
数秒で見えなくなったというのが本当なら、車外の街灯などだったかもしれないが、どっちみちUFOではないだろう。
情報源のTMZのページに3枚の写真があるが、他にもいろいろ映り込んでいる。

2021年1月13日水曜日

2021/1/11付 トランプ大統領が署名、半年後までにUFO/UAP情報を公開

 情報ソース:CNNCNN.co.jp東スポWebNEWYORK POST

トランプ大統領が署名したアメリカ予算案中の2021年度情報機関授権法の委員会コメントにより、国家情報長官と国防長官が、未確認航空現象(UAP)についての機密扱いではない報告書について、連邦議会の情報軍事委員会に提出しなければいけないこととなった。
同法は昨年12月下旬に署名され、期限は180日(約半年)以内となっている。

上院情報委員会の指令によると、報告書には以下の必要がある。
  • 海軍情報部、未確認航空現象作業部会、FBI(アメリカ連邦捜査局)が収集したUFOについての、データと情報の詳細な分析を含める
  • 全ての未確認空中現象について、タイムリーなデータ収集と集中分析のための省庁間プロセスを詳細に記述し、その責任者を指定する
  • UFOによって国家の安全が脅かされる事態がある場合、背後に敵国の関与があるかどうかの判断を示す
提出される報告書は機密解除されるが、機密指定の付属書が含まれることもあるという。

米国防総省は昨年4月に未確認航空現象の3つの映像を公開したが、物体がなんであるかはまだはっきりしていない。一部の人々はそれらが地球外生命体の乗り物ではなく、地球上の敵対者によるドローン(無人機)かもしれないと考えている。

——CNNの英語版オリジナルを読んでも「UFO」と「未確認航空現象」が混ざって書かれている。実際の委員会コメントにどう書かれていたのかはわからないが、これまでの経緯を考えると「UFOの残骸と宇宙人の死体を回収していた」や「MJ-12がレティクル座の宇宙人と密約を結んでいた」などという内容ではなく、軍などで確認が取れなかった飛行物体について、敵国(当然地球上のだ)による無人機などの可能性を懸念し、きちんと調査、分析を行わせるためのものだと思われる。

東スポなどはトランプ大統領がUFO情報の公開を自ら迫ったかのような見出しで、ツイッターでも期待している人が目立つが、大統領はあくまでも提出された法案に署名しただけだろう。大統領選挙後のごたごたの中、委員会コメントというものの中身をどこまで本人が確認し、把握していたのかもわからない。