2023年2月7日火曜日

2023/2/7 アメリカが気球撃墜、中国との外交問題に

情報ソース:BBC NEWS JAPAN(気球撃墜)、BBC NEWS JAPAN(中南米でも)

アメリカ モンタナ州上空で確認された気球は、中国が自国の気球であると認め、「民間の気象観測用のものが悪天候で進路を外れアメリカ上空に到達したもので、不可抗力だった」とした。

ブリンケン米国務長官は3日の声明で「我が国の主権を侵害するもの」「容認できない無責任な行為だ」と中国を非難し、5日から予定されていた中国訪問を中止する事態に。

気球撃墜

米軍がU-2偵察機から撮影した中国の気球(米国防総省公開)
Gigazineより

米国防総省は4日午後2時39分(日本時間5日午前4時39分)、気球が東部サウスカロライナ州の洋上に出たところでF-22戦闘機によって撃墜、残骸を回収した。
【撃墜の瞬間の映像】

 

【撃墜した中国の気球を回収する様子】

中国側が抗議

米国による気球撃墜を受けた中国外交部は、「民間の無人飛行物体に対するアメリカの武力使用を非常に不快に思い、強く抗議する」と声明を発した。
「アメリカの一部の政治家やマスコミが、中国を攻撃し中傷するために今回の件を利用している」とも。

中南米でも

3日には中南米のコスタリカやベネズエラ上空でも別の気球が確認され、6日にはこれも中国政府が自国の民間のものだと主張した。

——米政府の発表が早かったことから、本件はマスコミでもUAPやUFOのケースとは扱われなかったが、関連のニュースであることは間違いない。こうして外交問題になってしまうのは残念だ。
今後日本でもこういった物体が確認された場合の対応について、アメリカに倣った強い対応に出てくる可能性がある。他人事ではない。

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