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2026年5月17日日曜日

2026/5/17 肯定派ローブ教授、月面の光は宇宙線だと指摘

ローブ教授のYouTubeより

ハーバード大学のアヴィ・ローブ教授が、先日戦争省(旧国防総省)が公開したアポロ計画の月面での写真に映った光がUFOではないかと一部で騒がれている件について、宇宙線(宇宙を飛び交う放射線)がフィルムを感光させたものだと至極真っ当な指摘をした。

これはローブ教授のブログの記事で、以下のように述べている。
  • アルテミスⅡ号の宇宙飛行士が月を周回して何千枚も写真を撮ったのに奇妙な光は映っていないのだから、月の周囲にUFOは存在しないと結論づけるのが最も妥当
  • アポロ計画の宇宙飛行士が月面で撮影した写真に映る奇妙な光は、カメラの撮影領域以外(フィルムを巻き上げるリールの部分)にも現れているため、宇宙線が起源であることを示唆している
  • 月は大気や磁気圏がないので地球表面の200倍の宇宙線にさらされる
  • 機密解除されたUFOファイルに書かれた、アポロ11号のオルドリン宇宙飛行士が数分間隔でキャビン内で小さな閃光を目撃したというのも宇宙線の可能性が高く、宇宙線が眼球を通過することで網膜内が刺激され微弱な光を見ることがある
ブログ記事の元となったと思われる解説動画

ローブ教授は天文学者でありながら少々安易に恒星間天体オウムアムアを異星人由来の可能性があると考えたり、UFOや宇宙人が米政府によって隠されていると主張する人達と活動を共にしているが、さすがに自分の専門分野について指摘するところは指摘するようだ。

情報ソース

2026年4月3日金曜日

2026/4/3 アルテミス計画の宇宙船、人類を半世紀ぶりに月軌道に運ぶ

NASAのアルテミス計画のロケットが4月2日午後6時35分(米国東部標準時夏時間。日本時間3日7時35分)にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。
アルテミス計画はNASAの有人月面着陸計画であり、今回のアルテミスⅡミッションは有人の月周回が目的。ロケットから分離したオリオン宇宙船に4人の宇宙飛行士が乗り、月に向かった。

途中、宇宙船内のトイレで不具合が発生(しばらく後に復旧)するなどのアクシデントはあったが無事に月を周回し、10日午前5時7分頃(米国太平洋夏時間。日本時間午後9時7分)にカリフォルニア州サンディエゴ南西の太平洋に着水し、地球に帰還した。
人類が有人宇宙船で月軌道に到達するのは1972年のアポロ17号(月面有人着陸)以来54年ぶりで、地球から最も遠い距離に人が到達した記録を塗り替えた。また肉眼で月の裏側を見たのも今回が初めてとなった。

NASAの簡略化されたアニメーションでは以下のように地球も月も固定されているが、

実際は地球も月も動いているため、このアニメーションのように月が軌道上を通過するタイミングに合わせて到達し、月の重力を利用して軌道を反転させて周回するとともに、帰還軌道に乗せた格好だ。

2028年にはアポロ計画以来となる有人月面着陸のアルテミスⅣミッションがおこなわれる予定となっている。

——この偉業に対して、さっそく捏造だと言うような人もいるようだが、もう無視無視。

情報ソース

2025年12月18日木曜日

2025/12/18 明日朝、3I/ATLAS地球最接近

「宇宙人が飛ばした人工天体だ!」という説が一部にある恒星間天体3I/ATLASが、明日の朝地球に最接近する。
今夜11時過ぎに東の空から上り始め、未明の5時前に南中する。しし座のレグルスが近いので探しやすい。
明るさはステラナビゲータによれば11.8等級と暗いので、カメラで長時間露光しないと写らない。


2025年7月1日火曜日

2025/7/1 三つ目の恒星間天体3I/ATLASが発見される

7月1日、米・ハワイ大学が運営する、チリにあるATLAS(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System/小惑星地球衝突最終警報システム)によって、新たな恒星間天体(太陽系外から飛来した天体)が発見された。
いて座の方向に発見されたこの新天体は追観測の結果、軌道が太陽系外からやってきて太陽系外に去って行く双曲線軌道を飛行すると考えられ、2017年発見のオウムアムア(1I/Oumuamua)、2019年発見(初観測は2018年)のボリソフ彗星(2I/Borisov)に続く観測史上3例目の恒星間天体として3I/ATLASと命名された。

3I/ATLASは今年10月30日頃に火星軌道のすぐ内側を通過する際に最も太陽に接近し、距離は1.4天文単位(約2億km)となる。

さっそく地球外知的生命由来の説が

ハーバード大学の天文学者アヴィ・ローブ教授は7月16日、地球外生命体によって作られた人工的な宇宙船の可能性があると推測する論文を発表した。
根拠として、天体の大きさが大きいこと、識別可能な化学物質が含まれていないこと、軌道が黄道面にほぼ一致していることを挙げている。
これに対し他の天文学者からはこの仮説を非難する声が上がっているという。

——一連の米国防総省のUAP騒動でも、異星人由来の説に肯定的な人達と行動を共にしているローブ教授。オウムアムアについても宇宙船説を唱えていたが、科学者なのに安易すぎると思う。

参考資料

2025年2月16日日曜日

2025/2/9 小惑星が2032年に地球に衝突するが2.2%

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)によると、昨年12月27日に発見された小惑星「2024 YR4」が、2032年に地球に衝突する確率が2.2%と計算された。
この小惑星は直径40〜90mとみられ、2月7日時点の軌道計算では2032年12月22日に2.2%の確率で地球に衝突する可能性があるという。(1月29日現在では1.2%だった)
ESAによれば、長期間観測することで正確な軌道が分かり、衝突する可能性が0になるケースが多いという。

1908年にソビエト連邦(現ロシア)のツングースカに落下した隕石(上空で爆発したとみられる)の直径は50m程度と推測されており、この小惑星が衝突すれば同程度以上の被害が出ることが懸念される。この程度の大きさの小惑星は数千年に一度の割合で地球に衝突しているという。

——地球は陸が3割、海が7割なので、海に落ちる確率の方が高い。しかし海に落ちても津波などが起きる可能性はあろうから、それには警戒しなければいけない。
ともあれ、既知の小惑星の中では断トツに高い衝突確率なのだろうが、2.2%は2.2%である。衝突しない確率は97.8%もあるので、今後の観測を見守ろう。
間違っても地球滅亡の終末論カルトなどには騙されないように気をつけよう。

情報ソース

  • NHK NEWS WEB “去年末に発見の小惑星 2032年に2.2%の確率で地球衝突” ESA
  • ロイターの動画

2024年10月10日木曜日

2024/10/10 明日金曜日夕方から極めて明るい彗星が見頃!

10月1日明け方の紫金山・アトラス彗星
上手な人が撮るともっと長い尾が写っている
2024/10/1朝、筆者撮影
2023年1月9日に中国の中国科学院紫金山天文台と南アフリカ共和国の小惑星地球衝突最終警告システム(ATLAS)によって発見された、紫金山しきんざん・アトラス彗星(C/2023A3 Tsuchinshanツチンシャン・ATLAS)が見頃を迎える。
9月27日に近日点を通過した彗星は、これまでも明け方日の出前の空にやや明るく見えていたが(肉眼で見るのは難しく、双眼鏡か写真撮影が必要だった)、その後急激に増光し、10日現在マイナス5等級の明るさになっているとも言われている。
明るすぎてUFOと間違われることも多い金星の、最も明るい時がマイナス4等級くらいなので、それよりさらに明るいことになる。
太陽観測衛星SOHOに映り込んだ超明るい紫金山・アトラス彗星
太陽もXクラスのフレアを連発しており、ノイズが多く写っている
SOHOのサイトより

2024年9月20日金曜日

2024/09/19 地球の月が2つになる!?

2024年8月に見つかった小惑星「2024 PT5」が今年9月29日〜11月25日(世界標準時)までの間、地球の重力に一時的に捕獲され、地球を周回する衛星=月になることがわかった。
2024 PT5が人工物である可能性は低いという。
第2の月の期間中の公転軌道は350〜400万kmになり、これは地球から月までの距離の約10倍になる。直径は10mと小さく、地上からの視等級は22等級と極めて暗い。大型の望遠鏡を使い、写真を撮らないと確認できないと思われる。
これを発表したのは、マドリード・コンプルテンセ大学のCarlos de la Fuente Marcos氏とRaúl de la Fuente Marcos氏の研究チーム。

こうした一時的に地球の衛星になるケースは時々あるが、中には後で人工物(ロケット打ち上げ時のデブリなど)とわかり、登録が外されるケースもある。
天然の天体が第2の月になるのは、今回で観測史上5つ目だという。

情報ソース:soraeRN AASWikipedia 2024 PT5

2024年5月12日日曜日

2024/5/11 太陽で大規模フレア続発、世界各地で低緯度オーロラ発生

5月11日午前10時30分(日本標準時)に発生した太陽フレア(右下)
NASAの太陽観測衛星SDO撮影
ここ数日、太陽表面でXクラスの大規模なフレア(太陽表面の爆発)が続発し、それによって放出された荷電粒子によって、地球ではこれまで滅多に見られることのなかった日本を含む世界各地の低緯度地域でオーロラが確認された。

2023年4月15日土曜日

2023/4/13 火星でトゲのような岩石が撮影される

NASAの画像4枚をPhotoshopでつないだもの
NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車キュリオシティが、まるで魚の骨のようにトゲ状のものが突き出した岩石が撮影した。
これはキュリオシティのChemistry & Camera(ChemCam)によって2023年4月8日(3793火星日)に撮影されたもの。

樹木のように見える写真
マーズ・リコネサンズ・オービター撮影
かつて上空から撮影された写真が樹木のように見えて「火星にも木が生い茂っている!」と言われた写真があったが、そちらは二酸化炭素の氷が溶けた際に流れ落ちた砂が作るくらい縞模様がそう見えただけであった。
今回のものはそれよりはずっとずっと小さいもので、影から見て、実際に突起状になっているようだ。
どのように作られたのかは今後の研究を待つ必要があるが、大昔に何かの作用で岩の隙間に固い物質が入り込んで作られ、風化によってもろい部分が削られたものかもしれない。

2022年2月15日火曜日

2022/2/4付 国際宇宙ステーションが2030年に運用終了

ポイント・ネモの位置
(Wikipedia ポイント・ネモより)
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の運用を2030年に終了させることを発表した。
終了したISSの機体は、翌2031年1月に太平洋上のポイント・ネモと呼ばれる場所に落下させる予定だという。
ポイント・ネモは陸地から最も遠い場所で、古い人工衛星などが落下している宇宙船の墓場のような場所。ロシアの宇宙ステーション ミールもここに落下して廃棄された。
ミールの重量が120トンだったのに対しISSは420トンもあり、かなり大掛かりな落下になる。

ISSは1998年の打ち上げから建築が始められ、今年ですでに24年目になる。維持費に年間11億ドル(約1260億円)もかかる上、機体の老朽化などが運用終了の理由のようだ。
こうした宇宙活動は今後、民間主導で行われていくという。

——日本から大気圏突入の状況は見えないが、ネット中継などで見ることは期待できそうだ。落下前に高度が下がったISSが日本上空付近を通過するのは見られるかもしれない。

2021年5月26日水曜日

2021/5/26 今日は皆既月食

情報ソース:天文ガイド2021年6月号、天文年鑑2021年版(ともに誠文堂新光社)
2018年1月31日の皆既月食(筆者撮影)
直前回(同年7月)のものではない
今夜は晴れていれば今晩8時過ぎから皆既月食が見られる。
  • 欠け始め 6時45分
  • 皆既始め 8時9分
  • 皆既最大 8時19分
  • 皆既終了 8時28分
  • 欠け終わり 9時53分
日本で皆既月食が見られるのは2018年7月28日以来となる。(この時は深夜から明け方の月食だった)

皆既月食は月、地球、太陽が一直線に並ぶことで月が地球の影にすっぽり隠れる現象。太陽光線がさえぎられるため月が見えなくなりそうだが、実際は地球の大気で屈折した太陽光によってわずかに照らされるため、赤黒く見える。
満月のたびに起こらないのは、地球と月の公転軌道面が傾いているためだ。

今回は今年一番地球との距離が近いスーパームーンの月食となり、平均距離約38万kmである月が35万7000kmにまで近づく。要するに大きな月が見られるということだ。

5月27日追記

残念ながら筆者の場所では曇ってしまって見ることができなかった。東北〜北海道は比較的見やすかったようだ。

2021年5月8日土曜日

2021/5/8 中国の大型ロケット、明日大気圏突入か

 情報ソース:AFPBB NEWS(4/29)、AstroArts(4/30)、JIJI.com(5/5)、CNN(5/5)、ABEMA TIMES(5/6)、Yahoo! JAPANニュース(5/6)、REUTERS(5/8)、NHK(5/8)

中国の大型ロケット「長征5号B」が日本時間明日9日昼前後に地球に落下する見込み。監視をしている米軍の宇宙軍によると、再突入するのはニュージーランド沖の上空と見られるが、場所は大きく変わることもあり、予測時刻も前後6時間の幅があるという。

同国の宇宙ステーション「天宮」の居住施設「天和」打ち上げのために4月29日に打ち上げられたもので、モジュールの軌道投入は成功した。
落下する部品は全長30m、重さ20トンあり、大気圏再突入で多くの部分は燃え尽きると思われ、燃え残った一部が地表に到達したとしても海上に落下する確率が高い。しかし人のいる場所に落ちる可能性も非常に低いものの皆無ではない。
中国外務省は7日、「ほとんどは燃え尽きて被害を及ぼす恐れはほとんどない」という見解を示している。

これを伝えたCNNの記事では「制御不能」とあったが、実際はコスト削減のために最初から制御せずに自由落下させるのではないかという見方もあるようで、昨年も長征5号が打ち上げらられ、制御されないまま一部の部品がコートジボワールに落下し、複数の家屋に被害が出たと伝えられた。

1979年にアメリカの宇宙ステーション スカイラブ、1991年にロシアの宇宙ステーションサリュート7号がそれぞれ陸地に破片を落下させているが、被害は報告されていない。

日本では航空自衛隊の「宇宙作戦隊」がこうしたスペースデブリなどの監視を担っているが、今のところプレスリリースのようなものはないようだ。

——今回の落下場所も、直前になってみないとわからないというので気をつけようがないものであるが、これを監視している米軍の宇宙軍などの最新情報に留意し、デマの類にも動じないよう冷静にいたいものだ。
ロケットの制御落下は法的拘束力がないが国際的ガイドラインで定められているといい、これに従わない中国のやり方は良くない。

5月9日追記 インド沖の海上に落下か

情報ソース:朝日新聞DIGITALNHK NEWS WEB

中国政府の有人宇宙プロジェクト弁公室は長征5号Bの残骸について、日本時間9日午前11時24分に大気圏に再突入し、インド沖の海上に落下したと伝えた。ほとんどの部品は燃え尽きたというが、NASA(米航空宇宙局)のビル・ネルソン長官は、「中国がスペースデブリの取り扱いにして責任ある基準を満たしていない」と非難する声明を出した。

監視していたアメリカの宇宙軍のツイートによれば、日本時間午前11時15分頃アラビア半島上空で大気圏に再突入したが、落下した正確な場所や範囲は現時点ではわからないという。

——人的被害はなかったものの、制御を最初から放棄していたのならNASAの非難も当然だ。計10回ほども続くようなので、毎回こんな騒ぎになってはたまらない。夢のある宇宙開発がこのような形で国際的な火種になるのも残念だ。

2020年12月5日土曜日

2020/12/5 今夜これから はやぶさ2 のカプセルが地球再突入


日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)が2014年12月3日に打ち上げた小惑星探査機はやぶさ2が、小惑星リュウグウでの試料採取を終えて6年ぶりに地球に帰ってきた。
はやぶさ2自体は1と違って再突入はせず、そのまま次の拡張ミッション(小惑星1998KY26の観測。到着予定は11年後の2031年7月)に旅立つため、今回はリュウグウの破片の入ったカプセルのみ大気圏に再突入させることとなる。
はやぶさ2からのカプセルの分離は5日午後2時30分に成功しており、日本時間の今夜(6日)午前2時28分過ぎに大気圏突入し、3時前までに着地する予定。
その模様はJAXAのYouTubeチャンネルでライブ配信される。
JAXA はやぶさ2プロジェクトページより
©JAXA
カプセルの着地地点は1の時同様、オーストラリアのウーメラにある砂漠だ。ウーメラといえば、カンバーランド・スペースマンの写真の謎の宇宙飛行士そっくりの人影が目撃されたという宇宙基地のある場所だ。UFOファンはカンバーランド・スペースマンに思いを馳せながら中継を見守ろう!(無理やり!)

——もしオーストラリア付近でその時間に極めて明るい光体が夜空を横断しても、それははやぶさ2のカプセルだ。
その様子を撮影した映像で、カプセルの逆方向から小さな光体がぶつかってくるように見えてもそれはカプセルの光が作ったレンズゴーストなどであって、再突入を妨害しようとした宇宙人のUFOや陰謀組織のミサイルなどではない。あらかじめ釘を刺しておく(笑)

はやぶさ1の時の大気圏再突入映像

【追記】はやぶさ2のカプセルを無事に回収

はやぶさ2が投下した試料入りカプセルは無事地表に着陸し、6日朝にJAXAの回収班がオーストラリアの砂漠から回収に成功した。

2020年10月2日金曜日

2020/10/02付 来週火曜日は火星最接近

10月1日に筆者撮影

来週の6日火曜日は、約2年ぶりに火星と地球が接近する。前回は大接近だったが、今回は前回の95%程度の大きさということだ。
あたりまえだが、6日だけ急に接近するわけじゃないので、しばらく前から東〜南の空高くには赤く明るい星として見えている。火星に擬態化したUFOとかじゃないからね(笑)
今年は夏が終わってから天気が良くなくて、なかなか見る機会に恵まれなかった。6日以降も晴れてさえいればしばらく楽しめる。

8月4日の同倍率で撮影した写真と比較すると、かなり視直径が大きくなったことがわかる。南極のドライアイスの氷(南極冠)が小さくなっている。
次にこの程度まで大きく見えるようになるのは13年後の2033年だという。

8月4日に筆者撮影

2020年9月18日金曜日

2020/9/15付 金星に生命の痕跡?

 情報ソース:AFB BB NEWS

金星
筆写撮影

イギリスの科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載された論文によると、地球では生命体によって生まれるホスフィン(リン化水素)というガスの痕跡が、金星の大気から検出されたという。
NASA(アメリカ航空宇宙局)のブライデンスタイン長官は、地球外生命体探査史上最大の発見だとしている。

研究チームは望遠鏡を使って金星の表面から60km上空の雲の上層部観測し、ホスフィンの痕跡を検出した。
ホスフィンは有機物の分解により発生することの多いガスだが、金星の灼熱で強酸性の大気ではすぐに破壊されるため、現在もホスフィンを生み出すものが存在するのではないかという。
ただし研究チームは、この存在が金星における生命の存在を証明するものではないと強調している。

——生命体といっても金星人オーソンとかそういうのではなく、過酷な極限環境でも生存できる微生物なのだろう。

2020年7月8日水曜日

2020/7/2付 関東上空に大きな火球、さっそく「UFOが撃墜!」騒ぎも

情報ソース:KAGAYA氏ツイッター、毎日新聞(7月2日11時47分)、朝日新聞デジタル(7月2日)、NHK NEWS WEB(7月2日11時57分)、NHK NEWS WEB(7月3日21時11分)、
   
7月2日午前2時32分、関東上空を中心とした広い範囲で明るい流星の「火球」が目撃された。SNSでは動画とともに、ボーンという爆発音が聞こえ家が少し揺れたという証言もあった。
星景写真家 KAGAYA氏のツイート

推定される流星の大きさは、明るさと、地球に近づく1m以上の天体を監視しているハワイなどの観測網に引っかかっていないことから50cm程度だと見られる。
日本大学の天文学者 阿部新助氏のツイート

観測者のグループの映像の解析により、神奈川県上空で光り始め、東京の上空を通過後、千葉県沖の東京湾高度20kmあまりの上空で見えなくなったことがわかった。
もし流星が燃え尽きずに地表に落下した場合、千葉県の北西部〜佐倉市〜四街道市の範囲に隕石として落下した可能性があるという。(小惑星などのかけらが地表まで達したものが「隕石」と呼ばれる)
解析に参加した平塚市博物館の藤井大地学芸員によれば「軌道から元となった小惑星を推定することができたため、隕石として回収できれば貴重な試料になる」という。

7月13日追記 落下した隕石発見、決め手は放射能検出


見つかった2つの隕石を合わせたもの。左のグレーの方が先に見つかった。
国立科学博物館Facebookより
2日の火球の一部と見られる隕石が千葉県習志野市で発見されたと、国立科学博物館が発表した。発見された隕石は2つで、落下の衝撃で63gと70gの2つに割れていた。
習志野市のマンションの住民がガーンという大きな音を聞き、玄関前の共用廊下で破片を発見し、県立中央博物館に届けた。廊下の手すりにも傷があったため管理人と一緒に中庭を調べ、2つ目を発見した。
問い合わせを受けた国立科学博物館は6日から調査を始め、宇宙線(放射線)由来の放射性核種を検出したため、最近落下した隕石と確認した。国際隕石学会に「習志野隕石」として登録申請するという。
国内で隕石が見つかったのは2年ぶりで53例目になる。

今回のように観測カメラなどから落下地点を推測して実際に隕石を発見したのは日本初となり、世界的にも珍しい。

未発見の隕石があるかも?

天文学者の阿部新助氏のツイートによれば、本体にあたる隕石が見つかる可能性があるとし、土などを掘り起こす前に写真などを撮影し、GPS情報と共に記録してほしいという。

——放射能が検出されるというのは、宇宙空間通過時に放射線にさらされてきた証拠となるのだね。もちろん放射能にも種類があり、検出されたとしても必ずしも宇宙空間にあった根拠にはならないんだろうけれど。
新たな隕石本体が見つかるといいのだが。

竹本良氏「火球はUFOにぶつかって落ちて来た」

情報ソース:TOCANA(7月2日)

UFO研究家 竹本良氏はTOCANAのインタビュー記事において、この「火球はUFOにぶつかって落ちてきたもの」と断定している。日本上空には人や自然環境を監視しているUFOが大量に存在し、それらにスペースデブリや小天体がぶつかって落ちて来たものだという。

——UFOが福島原発や7月4日の惑星直列による地震の監視などをしているというが、いずれも根拠のないものだ。そもそも7月4日はいわゆる惑星直列の状態にはなかった。(地球からの見かけ上、空に月〜惑星〜太陽までが順に並んだだけ)

さっそく「UFOが撃墜!」説が出る

情報ソース:TOCANA(7月3日)
火球をUFOが撃墜していたというが、レンズゴーストだ
学芸員 藤井大地氏のツイートより
またTOCANA編集部による記事によれば、平塚市博物館の天文担当の学芸員 藤井大地氏が撮影しツイッターに投稿された火球の動画から、「UFOが火球にぶつかった瞬間の映像だ!」としている。

——火球の正面からやって来てつらぬくように反対側に動いていく光点は明らかに火球の光がレンズ内で反射したレンズゴーストだ。
藤井氏も「UFOが隕石を破壊してくれた」といういくつかのコメントを受けて「火球が流れると同時に逆に進む光は、レンズの反射によるゴーストで、虚像になります。」とツイートしている。
もう一つ、火球が動いても動かない光点も一瞬映っており今のところどういったものかはわからない。しかし、こちらも光学的な現象である可能性が高いと思う。

2020年5月21日木曜日

2020/5/18付 航空自衛隊に「宇宙作戦隊」発足

情報ソース:NHKTHE SANKEI NEWS東スポWeb航空自衛隊ニュースリリース
隊旗授与の様子
阿式隊長(右)と河野防衛大臣
航空自衛隊ニュースリリースより
18日に航空自衛隊の宇宙作戦隊(英語名Space Operations Squadron)が発足した。
スペースデブリ(宇宙ゴミ=人工衛星の破片やロケット打ち上げ時の切り離しパーツなど)や他国の不審な人工衛星などを監視し、日本の人工衛星を守るための部隊。
宇宙領域を対象とした部隊は空自では初となり、東京の空自府中基地内に約20人で組織される。初代隊長は阿式(あじき)俊英2等空佐(昔風にいうなら中佐)。
阿式隊長は、まずは人材育成が重要だとして、シミュレータなどを使った訓練を進めるという。

今後は以下のような活動を行うという。
  • 山口県山陽小野田市に建設するレーダーで高度約36,000kmの静止軌道を監視
  • 2023年(令和5年)度からは宇宙航空研究開発機構(JAXA)および米軍とも連携し、JAXAは高度1,000km以下の低高度周回軌道を担当
  • 2026年(令和8年)度までに独自の宇宙監視衛星の打ち上げを目指す

すでにUFO研究家の竹本良氏が、宇宙人の乗り物としてのUFOへのスクランブル(緊急発進)と、UFOに近づいた航空機が故障して事故を起こすEM(電磁)効果、地球外生命体との交流などについての調査などを要望しているという。
しかし前述のように、この部隊はいるかいないかわからない地球外生命体に対処するためではないので注意したい。

2020年3月27日金曜日

2020/3/3付 SETI@home一旦終了

情報ソース:SETI@home hibernationCNETWIREDengadget日本版
世界中の個人のパソコンを分散コンピューティングという技術で結び、地球外知的生命体の観測データを分析するSETI@home(セチ・アットホーム)が終了するという。

バークレーSETIリサーチセンターは3日、SETI@homeへの新たなデータの配信を3月末に停止すると発表した。
公式サイトの発表は以下のとおり。(翻訳ツールDeepLによる翻訳)
3月31日、SETI@homeのボランティアコンピューティング部門は仕事の配信を停止し、冬眠状態に入ります。
これには2つの理由があります。
1) 科学的には、基本的に必要なデータはすべて解析済みであり、リターンが減少している段階にある。
2) データの分散処理を管理するのは大変な作業です。すでにある結果をバックエンドで解析して、それを科学雑誌の論文にまとめることに集中しなければなりません。
しかし、SETI@homeがなくなるわけではありません。ウェブサイトと掲示板は継続して運営されます。カリフォルニア大学バークレー校の他の天文学者たちが、SETI@homeの膨大な計算能力をSETIや宇宙論やパルサー研究などの関連分野に利用することを期待しています。そうなれば、SETI@homeは再び作品の配布を開始することになるでしょう。この件についてはまたお知らせします。
もしあなたのコンピュータでSETI@homeを実行しているのであれば、他のBOINCベースのプロジェクトにもアタッチすることをお勧めします。あるいは、サイエンス・ユナイテッドを使って、天文学をするためにサインアップするのもいいでしょう。もちろん、SETI@homeにアタッチしたままでも構いませんが、新しい応募者が見つかるまでは、仕事を得ることはできません。
この20年間、様々な形で私たちを支えてくれたボランティアの皆さんには、大変感謝しています。皆さんがいなければSETI@homeは存在しません。私たちは、独自の科学プロジェクトを完成させることに興奮しており、次の展開を楽しみにしています。
また同様の、ブレイクスルー・リッスンという一般参加型のプロジェクトも存在するという。
またこのBOINCという分散コンピューティングアプリはSETI専用ではないので、巷を賑わせている新型コロナウイルスCOVID-19の治療法開発にも使われるという。

筆者の今現在までの功績
——あとわずかな期間だが、うちのパソコンに頑張ってもらう。

2020年3月24日火曜日

2020/3/24 日本各地でスターリンクトレイン目撃される

早朝撮影したスターリンクトレイン
南西の空から上ってきている。
筆写撮影(明るさ調整済み)
3月24日の早朝5時少し過ぎ、1.7等級程度のスターリンク衛星群(スターリンクトレイン)が日本の各地で目撃され、SNSでは「UFOではないか?」という声が多数上がった。
筆者もようやく数枚撮影することができたが、かなり暗く肉眼では全然分からなかった。東京以西では薄明の空にはっきり見えたようだ。


今回の衛星群は18日にフロリダのケネディ宇宙センターから打ち上げられたもの。
これから徐々にばらけて暗くなるのは今までのとおり。
次の打ち上げは4月に予定されている。

高知でもUFO騒ぎ

情報ソース:高知新聞
高知県でも24日の同時刻にスターリンク衛星と見られる目撃があり、市民達から高知新聞社と高知地方気象台に計6件の報告があった。
目撃者によると「突然空から出てきた光がずらずら移動して、夢うつつかと思った」「UFOが一列になって地球に来たと思い、君が悪く動けなかった」という。
高知新聞の記事では高知みらい科学館の学芸員に問合せ、スターリンク衛星らしいことを明らかにしている。

2020年2月28日金曜日

2020/2/27付 地球に第2の月ができた!?

情報ソース:朝日新聞DIGITAL

付近の小惑星が地球の重力に捕らえられ、3年ほど前から地球を周回する衛星になっていることがわかった。
これはアメリカのアリゾナ大学カタリナ・スカイ・サーベイが2月15日に発見し、国際天文学連合(IAU)が25日に発表したもの。名前は「2020 CD3」と付けられた。
小惑星と言っても直径2〜3mの極めて小さいもので、軌道も非常に不安定なために数ヶ月後には地球の重力から脱し、飛び去ってしまうとみられるという。

地球の衛星になった小惑星は2006年の「2006 RH120」に次いで観測史上2例目。