2020年1月17日金曜日

2020/1/15付 NHK取材班がUFOを撮影!?

情報ソース:NHK ダーウィンが来た!ツイッター
NHKの取材班が撮影した謎の飛行物体
NHKダーウィンが来た!ツイッターより
NHKの動物番組「ダーウィンが来た!」の取材スタッフが南米のアンデスで取材中、白い楕円形の飛行物体を撮影し、正体がわからないとしてフォロワーに尋ねている。

これに対し、さっそく「通信用の気球ではないか」という回答がいくつも寄せられていた。
それによると、筆者も初めて知ったのだが、グーグル社関連のX社という最新技術の秘密研究のための機関において開発された移動体通信用気球の可能性があるということがわかった。
それはLoonというプロジェクトで、開発途上国を中心とした地域でのインターネット接続のため、中継装置を積んだ気球を成層圏(地表10〜50km程度)に浮かべるものだ。1機の気球で直径約40kmの範囲で3G回線と同程度の通信速度が得られるという。
現時点では南米での運用がされている模様だ。
なおX社の秘密研究とは、宇宙人と密約を結んで地球製UFOを作っている…とかじゃなく(笑)、Loon気球の他に自動運転カーやグーグルグラス(ARヘッドマウントディスプレイ)などを研究している。
開発が中止されたものの中には宇宙エレベーターなど、いかにも21世紀と近未来を感じさせるものが多く、聞くだけでワクワクする。
莫大な開発資金を背景に、SFチックな夢のある技術を研究しているのだろう。実にグーグルらしい。
地表付近のLoon気球
Loon.comより
最大限ふくらませたLoon気球。気圧の低い高高度ではこうなる
Wikipedia / Project Loonより
Flicker User: iLighter - Flickr: Google Loon balloon, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=26730273による
地上付近ではアイスクリーム型というか逆さにした円錐形をしているが、高度が上がって気圧が低くなれば気球はパンパンに膨らんで楕円形になるようだ。

ロズウェル事件ゴーマン少尉機空中戦事件のUFOの正体が実は気球だったと思われるなど、古くから気球をUFOに誤認するケースは多い。今回も目撃日時などは伝えられていないため断定することはできないが、場所や形状からLoon気球の可能性が高そうだ。

Flightradar24のサイトに表示されるいくつものLoon気球
Loon気球はFlightradar24planefinderといった航空監視サイトにも表示される(HBAL〜として出てくる)ので、だいたいどの辺に飛んでいるのかがわかる。

——筆者は最初まだ明るい空に金星を見つけたのかと思ったが(金星は明るいので高倍率のレンズを使えば昼間でも見えることがある)、それは違った。
科学の発展にともない、空にはどんどん新しい物が飛んでいく。かつて鳥くらいしか飛んでいなかった空に気球や飛行船が飛び、飛行機、パラシュート、ヘリコプター、ロケット、人工衛星など徐々にその種類と数を増やしてきた。
本物のUFOを探すには、これからも増え続けるであろうそれらの把握と、観察眼を養っておきたい。
NHKということで、当のダーウィンが来た!はもちろんだが、幻解!超常ファイルあたりでも取り上げられないものだろうか。

追記 スタッフが確認作業中

ダーウィンが来た!のツイッターでは寄せられた情報をもとに裏取り作業中だということだ。超常ファイルより先にダーウィンの方で紹介されるだろうか?

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