2016年5月1日日曜日

ロックストン事件

1975年7月31日/南アフリカ共和国ロックストン
Loxton, South Africa

概要

着陸していた卵型のUFOと、4人のヒューマノイドが目撃される。
近づくと光線を浴びせられ、鼻血を出してしまった。
ブンブンという音とともにUFOは飛び去り、跡には草も生えなくなり、目撃者は目の症状に苦しめられた。

詳細

朝の7時50分頃、ダニー・ヴァン・グラン(Danie Van Graan/69歳)が自分の土地(牧場だという)にキャラバン(隊商)のようなものが入っている見えたので、歩いていった。
しかし近づいて目にしたそれは、丸い窓を持つ卵型の物体であった。

そして内部に4人の人に似た宇宙人を目撃した。
  • 身長5フィート(約1.5m)
  • 非常に長い顔
  • 額が長い
  • 金髪
  • 全員フードのついたクリーム色のオーバーオールを着用(フードはかぶっていなかった)
宇宙人の一人はある種の器械を、もう一人は三角形の灯りのついた計器板のようなものを持っていた。
目撃者はブンブンと鼓動する音を聞いた。
ダニーが接近すると、窓のひとつに近いフラップがいきなり開き、光線が彼の顔に浴びせられ、鼻血を出してしまった。
10分後、音はさらに大きくなり、物体は離陸した。
着陸現場では、等間隔に4つと、その中心に1つの緑色のパテのような物質が見つかり、南アフリカ地質調査部によって分析された。
また、ダニーも宇宙人のものらしき足跡を発見した。
着陸地点ではその後、何も植物が育たなかった。
目撃者は事件以来、複視(物が二重に見える症状)で苦しむこととなる。

現場地図

より大きな地図でUFO事件マップを表示

ソースにロクストン地方とあったので広い範囲なのかと思ったが、検索で出てきたのは首都のケープタウンから北東に450kmも行った内陸の小さな町だけで、航空写真やストリートビューで見ると住宅地は1km四方程度もない。
本当にここなのかはっきりわからなかったが、非常にきれいな街並みなので、少なくとも現在は白人の高級住宅街なのだろう。
その周囲はロックストンダムという小さな貯水池のほかは、荒れた大地が続いている。

考察

南山宏氏のUFO全百科のイラストでは宇宙人達はスキンヘッドに描かれているが、本文中でそのように書かれていないので、別な資料にあるとおり金髪だったのだろう。
同様に南山氏の本では宇宙人達はUFOのそばにいたということだが、別資料では目撃時に中にいたようである(英語サイトなので訳が怪しくて恐縮だが)。足跡が確認されたり、操作している機器が見えたりしているので、外に出た姿も目撃されたのかもしれない。

オーバーオールというと胸当とサスペンダーがついた作業ズボンだが、イギリス英語では作業服一般のことを指すようだ。
フード付きの服なのだから、サスペンダーのそれではなく、つなぎの作業服の方なのだろう。
長い頭部はともかくとして、金髪にフード付き作業服というのはずいぶん普通の人間っぽい。

南アフリカ地質調査部なるところで分析されたという、パテ状の物質の分析結果はどうだったのだろう。資料には書かれていない。
資料によっては時刻も7時30分で、年齢も66歳という資料もあった。南アフリカの田舎町で起こったことで、しっかりした裏付け調査がされていないのかもしれない。

情報ソースにJoe Brill & Cynthia Hindとあったが、UFO研究家のようで、その著作からということだろう。

参考資料

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