2019年9月18日水曜日

2019/9/12付 ボリソフ彗星はオウムアムアに続く恒星間天体か?

情報ソース:NASA JPLJIJI.COM
恒星間彗星と思われるC/2019 Q4(2019年9月10日撮影)
Credit: Canada-France-Hawaii Telescope
新しく発見された彗星が、太陽系外からやってきた天体(恒星間天体)の可能性があるという。
まだ公式に確認はされていないが、もし本当にそうであるなら2017年10月に発見されたオウムアムア(近日点は同年9月9日)に続いて2例目の発見となる。
C/2019 Q4(ボリソフ彗星)と呼ばれるこの彗星は、今年8月30日にクリミア半島のMARGO天文台でアマチュア天文家Gennady Borisov氏が、自作の口径65cm望遠鏡によって発見した。
2019年9月18日の C/2019 Q4 の位置と軌道予想図
JPL Small-Body Database Browserより
この彗星は火星の軌道より遠く、太陽からは約4億2000万kmの距離にある。太陽の方面に向かっているが、地球には約3億kmより近づくことはない。2019年12月8日に近日点(太陽に最も接近する位置)を通過する予定だ。

彗星の現在の速度は時速15万kmと非常に高速で、太陽を周回する天体の速度を大きく上回っているため、太陽系外に起源があると同時に、再び太陽系外に飛び去っていくことも示している。
要するに、太陽の引力を振り切るほどの非常に高速のため、そのまま通過して行くというわけだ。

この彗星は12月中旬が明るさのピークとなり、2020年4月頃までの数カ月間にわたって中型以上の望遠鏡で見ることができるという。

——発見はオウムアムアに続いてわずか2例目だが、これは恒星間天体が少ないということじゃなく、観測技術が進歩したことで見つかるようになったんだと思う。
軌道を見ると近日点でも火星の軌道よりちょっと外側なのだね。太陽に大きく接近しないのでどれだけ増光するかわからないが、観測できるものなら是非観測してみたい。楽しみだ。
また「C/2019 Q4は宇宙人のUFOに違いない!」という説が出るかな?(笑)

AstroArtsの天体写真ギャラリーには、さっそくアマチュアによって撮影されたものがアップロードされている。早い!

追記:正式に恒星間天体に認定される

情報ソース:JIJI.COMIAU公式ページ
日本の9月26日早朝のボリソフ彗星の位置。ほぼ真東にある。
ステラナビゲータ11によるシミュレーション
国際天文学連合(IAU)は25日までに、彗星C/2019 Q4を太陽系外由来の天体(恒星間天体)と認定し、「2I/ボリソフ」と命名したと発表した。
「2I」は2番目のInterstellar(恒星間)天体の略で、1I/オウムアムアに続くもの。
IAUによれば、彗星の核のサイズの推定は困難だが、観測された明るさから直径数km前後あるように見えるという。

2019年9月12日木曜日

2019/9/10付 航空機衝突の正体は隕石

情報ソース:Cnn.co.jp

8日午前6時25分頃、イギリスのイングランド南西部デボン州で、上空に光る物体が見えたという通報が相次ぎ、中には「航空機2機が空中衝突し、1機が炎上して墜落した可能性がある」との通報もあった。
警察は航空機事故の可能性も疑いヘリコプターを出動させて捜索をしたが、航空機事故および機体の残骸が確認されず、同地域上空で流星群が観測されたため、隕石が上空で割れたものとして操作を打ち切った。

フランスのアマチュア天文家団体が撮影していたその流星。分裂したシーンは写っていないが、なかなかの隕石だったようだ。

——日本時間では9月10日朝がペルセウス座ε流星群の極大(最も流星の数が多くなると思われる時)だったので、一足早く流星がやって来たのかもしれない。そうでなくても晴れていれば流星の一つや二つは毎日見られるし、流星群に無関係の隕石が大気圏突入しても何もおかしくはない。
いわゆるUFOとは違うが、UFO誤認に通じるニュースなので紹介した。

2019年9月6日金曜日

2019/9/5付 ネッシーの正体は巨大うなぎ?

情報ソース:JIJI.COMCNN.co.jpOtago Daily Times

ANNNews

イギリスのネス湖にいるとされる未確認生物ネッシーについて、ニュージーランド・オタゴ大学の遺伝子学者ニール・ゲメル(Neil Gemmell)教授ら国際的な科学者チームが「未知の生物の存在を示す証拠は全く見つからなかった。正体はおそらく巨大うなぎだ。」と発表した。
調査方法はネス湖の約250ヶ所でサンプルを採取し、水中の生物由来のDNAを調査し、約5億個のDNA配列を分析するというもの。
それによれば、巨大なナマズやチョウザメなどのDNAが見つからなかったかわりに、サンプリングしたほぼ全ての場所でうなぎのDNAが発見され、うなぎが極端に大きく成長する可能性が無視できないという。
しかし「理論を確認または否定するにはさらなる調査が必要だ。」とも述べた。
ゲメル教授は「目撃例どおり4mくらいの大きさがあるかどうか、遺伝子学者としては突然変異と自然変動について考えている。巨大うなぎは正常とは言えないが、異常な大きさに成長する可能性はある。」という。

——時々取り上げることにしたUFO以外のオカルトニュース。
よくわからないが、うなぎのDNAがいっぱいある=うなぎがいる=突然変異などで巨大化する可能性もある…ということだろうか。ネス湖に本当にうなぎがいるのかどうか知らないが、万に一つの巨大化の可能性を根拠にするのならちょっと雑な理論のような気がする。
これまでに巨大な生物の死骸や骨が見つかっているのならともかく、ネッシー存在の根拠ははっきりしない目撃情報とはっきりしない写真/映像しかないのだから、それらを検証した方がいいと思う。
そもそも世界的にもそんな巨大うなぎって確認されてるの?

この話題、日本では大手新聞、テレビ局をはじめとして取り上げられている。

2019年8月29日木曜日

2019/8/29 今夜のダークサイドミステリー「ディアトロフ峠事件」

情報ソース:ダークサイドミステリー公式ページ

2019年8月29日木曜日 夜9時〜10時 NHK BSプレミアム
世界最大ミステリー!通称“死の山”ロシアの雪山での、若者9人原因不明の死亡事件。いったい何が起きたのか?真相究明への驚きの最新展開を緊急報告!謎の真相に迫る。

近年話題の、世界最大ミステリーに急展開!1959年、“死の山”と呼ばれるロシアの雪山で、若者9人が異様な遺体で発見された遭難事件。頭蓋骨やろっ骨が骨折、目や舌が消失、さらにマイナス30度の吹雪の中、謎の下着姿。衣類から放射線が検出され、謎の光球の目撃などオカルトなウワサも飛び交い、原因に75説も出る異常事態に。今年、真相究明に向けた驚きの発表が相次ぎ、その最新情報を交えながら、事件の真相に迫る!

——あんまり詳しくなくて恐縮ですが、UFOの仕業か? なんて説もあるようですね。
コメンテーターとしてオカルト・クロニクルの松閣オルタさんが出演されるそうです。

2019年8月24日土曜日

2019/8/20付 福島第一原発上空の怪光群

情報ソース:週プレNEWSTOCANA

深刻な原発事故を起こした福島第一原発(福島県双葉郡大熊町)を事故以来TBS/JNNのライブカメラがずっとネット中継をしているのだが、その映像に怪しい光が目撃されている。
発見したのはジャーナリストで福島第一原発ウォッチャーだという大沼安史氏。
6月26日深夜に発見したそれは画面左側に光体が複数現れ、ゆっくりと右に移動したという。

大沼氏が画面録画したと思われる映像
大元の記事の週プレNEWSでは、東京電力広報室、海上保安庁福島海上保安部に確認したが、6月26日の光体はともに認識していないという回答。国土交通省の東京航空局仙台空港事務所でも該当の民間機はなかったという。

2019年8月23日金曜日

2019/8/17付 文春オンラインにトラヴィス・ウォルトン事件の記事

情報ソース:文春オンライン#1#2#3

なぜか文春オンラインに1975年にアメリカで起きたトラヴィス・ウォルトン事件の記事が載っていたので、紹介する。
3章11ページにもわたってかなり詳しく載っているので、読み応えがある。

2019/8/12付 火星の3人家族発見?(-"-;)

情報ソース:ET DATA BASE(スコット・ウェアリングの新サイトらしい)、TOCANA
探査車スピリット撮影のパノラマ映像の一部を拡大
NASAより
2008年にNASAの火星探査車スピリットが撮影した火星地表のパノラマ写真に、人型の物体が写っているとして当時話題になった(写真の①)。たしかに人が座っているようにも見え、実際にはどのような形状をしているのか興味深いところではある。

台湾在住のインチキUFO研究家スコット・ウェアリングが、今回これをあらためて「男と子供のそばの火星の女性」として記事にし、②と③がそれぞれ男性と子供の像だと言っているようだ。
①はわかる。だが、②と③のどこをどう見たら人型に見えるのか説明して欲しい。
そもそもすぐ横に写っているものをいまさら「男性と子供」として言い出すこと自体、普通はそう見えない物体ということだ。

パノラマ写真の全体像
NASAより
オリジナルのパノラマ写真は12,756×3,487ピクセルの画像のうちのごく一部で、そこだけ原寸表示すると以下のようにかなり小さく解像度も悪い。
問題の部分を原寸でトリミング
NASAより
ウェアリングは「9年前にこれらを発見後、NASAが写真の一つを削除した」と言ってるが、いまだNASAのサイトでこれらの写真は普通に公開されているし、彼のブログからもリンクされている。
どの写真が消えたと言うのか知らないが、サイト構成の変更などでアドレスが変わったり、不要と判断された写真や記事が消されることは別におかしいことじゃない。

画像は2007年11月6日〜9日にかけて、グセフ(Gusev)クレーター内のコロンビアヒルズ山脈の内側の盆地にあるホームプレートと呼ばれる台地のふもと付近で撮影された模様。

NASA ジェット推進研究所のオリジナル画像


  • PIA10214
    • 微妙な色の違いを引き出すための色の強調をした画像
  • PIA10216
    • 色強調前の画像

2019年8月12日月曜日

2019/8/10付 サンダース議員、大統領に当選したら宇宙人情報公開

情報ソース:CNN.co.jpINVERSE
バーニー・サンダース上院議員
Wikipediaより
来年2020年のアメリカ大統領選挙に民主党から出馬を表明している(現在は無所属)バーニー・サンダース上院議員が6日、当選の暁には地球外生命体に関するすべての情報を開示すると発言した。
これはコメディアンのジョー・ローガンが司会を務めるポッドキャストの番組の中での発言で、サンダース氏は以前に妻から「(宇宙人に関する)記録を閲覧できる権限はないのか?」と聞かれたが、自分には権限がないと答えたという。そして、詳しい情報が見つかったら「妻に公開を求められるでしょう」と笑って答えた。

科学研究非営利団体SETI(地球外知的生命探査)研究所の社長兼CEOのビル・ダイヤモンドはこの発言について、
「我々(地球人)は宇宙に独りぼっちではないですが、大統領は私達(SETIの科学者)以上のことは知らないでしょうし、来ている宇宙人や墜落した宇宙船などについて、政府が人々に伝えるようなものは何もないと思います。」
「我々は皆、独りぼっちでないことを望んでおり、それが私達が(宇宙人を)探している理由です。宇宙には宇宙人がいると確信し、かなりの自信がありますが、宇宙人が地球に来ているという考えについては私達は非常に懐疑的です。」
「科学機関としてのSETIは、UFOの目撃やアブダクション(誘拐)の主張を調査する仕事ではありません。」
などと述べた。

——前回の大統領選挙時には民主党のヒラリー・クリントン候補が同様の公約を掲げ、落選した。もっとも、落選はその公約のせいではないが。
サンダースも冗談半分のようだが、当選したら一応は調べるんだろうか?
筆者も宇宙人の遺体やUFOの残骸などは出てこないと思うが、UFOのニセ情報を利用した大衆に対する心理実験のような研究の事実でも明らかにならないかと、薄く期待している。

2019年8月9日金曜日

2019/8/8付 木星に小天体衝突! 瞬間の映像撮影される

情報ソース:ツイッター、Chappel Astro(撮影者のサイト。カラー化した画像もあり)月惑星研究会

8月7日午前4時7分(世界標準時/日本時間同日午後1時7分)頃、アメリカ在住の天体写真家Ethan Chappelさんが木星を動画撮影中、表面に閃光が確認された。これは小天体が衝突したとみられる。

1994年7月にはシューメーカー・レヴィ第9彗星が、木星の潮汐力によって核を分裂させて次々に衝突したこともあった。衝突箇所が地球から見て影の部分だったため、衝突の瞬間は直接撮影されなかったが、巨大なキノコ雲や黒い衝突痕などが見られた。
今回はそれほど大規模ではなかったようだが、衝突の瞬間が動画撮影されたのはとても貴重だ。

既報の通り、このところ小天体が地球にニアミスのニュースが多いが、強い重力を持つ木星が存在するおかげで、地球への小天体の衝突がこれでも圧倒的に減っていると言われる。これは木星が直接小天体を飲み込んでくれるばかりでなく、重力の作用によって軌道をそらしてくれることも含んでいる。
もし木星がなければ頻繁な小天体の衝突によって生物の進化はままならず、人類も発生していなかったかもしれないと思えば、木星様々だ。

——衝突時は日本では真昼間だったが、筆者もさっそく翌日衝突痕が写せないかと望遠鏡を準備したが、あいにくの曇天で木星の姿すら見られなかった。
アマチュア天文家の方々の写真を見る範囲では地球から観測できるような衝突痕は見られていないっぽい。残念。

2019年8月4日日曜日

2019/8/4付 今月10日にまた小惑星が接近!

情報ソース:CNN.co.jpNASAの2006 QQ23の軌道のページ
8月10日(世界標準時)に最接近時の位置関係
NASAより
先日お伝えした小惑星2019 OKの地球接近に続き、今月10日は再び別な小惑星が地球に接近することがわかった。
名前は「2006 QQ23」。推定される大きさは約570m。
最接近しても月の軌道よりずっと遠い
NASAより
2019 OKは地球と月の距離よりもずっと近いところを通過したので脅威だったが、今回の2006 QQ23は最接近しても0.05au(0.05天文単位≒750万km)と、月までの距離の遥か先なので万が一にも地球衝突の心配はない。

——小惑星というと火星と木星の間を回っているイメージがある。たしかにその軌道には多くの小惑星が存在するが、それ以外の軌道を通る小惑星も数多く存在する。今回のものも金星の内側から地球の軌道までを回っているものだ。地球の軌道円にかなり接近するようなので、将来的にはまた問題になるかもしれない。
地球誕生以来頻繁に大小様々な小惑星、隕石の衝突を受けているので、これは珍しいことじゃない。もっとも、人類もただ手をこまねいているわけじゃないので、真剣に危険な小天体が近づいた場合は破壊するなり軌道をずらすなり対策を取るであろう。