タリーのソーサーネスト

1966年1月19日/オーストラリア、クイーンズランド州タリー
Tully (Euramo), Queensland, Australia
(事件は一般的にはタリーのソーサーネストと呼ばれているが、ユーラモ(Euramo)の町の方が近い)

概要

ソーサーネスト
eye of the cycloneより
オーストラリアの葦原から飛び立ったUFOが残した痕跡。
ミステリーサークルの元となった奇現象。UFOの着陸痕なのか!?

詳細

飛び立つUFO

1966年1月19日午前9時頃、アルバート・ペニシ(Albert Pennisi)のバナナ農場で働く農夫のジョージ・ペドレー(George Pedley/27)がトラクターを運転して農場に向かっていた。
ホースシュー・ラグーン(Horseshoe Lagoon)と呼ばれる、川の蛇行によってできた馬てい形をした湿地に近づくと、トラクターのエンジン音よりも大きなシューっという音が聞こえた。
最初は気に留めなかったペドレーだったが、20mほど先の湿地から奇妙な物体が急上昇するのを目撃した。
UFOは灰色がかった青色をし、直径25フィート(約7.5m)、高さが9フィート(約2.7m)くらいだった。
高速で回転しながら60フィート(約18m)ほど上昇し、地面に影を落とすと、素晴らしい速度で南西に飛び去った。ペドレーはUFOに窓やアンテナを確認できず、生命体が乗っている感じもなかったという。
UFOが飛び去ったあたりを調べると、葦が直径約9mにわたって時計回りに渦を巻いて倒れていた。
葦原に入るペドレーの写真といわれる。腰までの深さがある。
Old Crop Circlesより
その夜、ペドレーは農場からの帰宅時に主人のペニシを連れて来てサークルを見せた後、葦原の外の水の中にも入ってみた。
葦は途中で折れておらず、根元から倒れて水の上に渦巻いて浮いていることがわかった。

ペドレーの他に、ユーラモのサトウキビ農夫のトム・ウォレン(Tom Warren)と、タリーで学校の教師をしているハンク・ペニング(Hank Penning)が、付近を歩いている時に目撃していたことがわかった。

地方新聞がこれをソーサーネスト(円盤の巣)として報じると、野次馬達が集まってきた。

この場所で見つかったソーサーネストは一つだけではなかった。
厚い沼草の中に隠れた最初のよりも小さな二つのネスト。一つは時計回りに、もう一つは反時計回りに渦を巻いていた。
まったく葦のない長方形の部分も見つかった。
タリーのソーサーネストの配置
Old Crop Circleより
地元の農夫ルー・ラーディ(Lou Lardi)が、中心部の枯れたもう二つのネストを見つけた。
これでネストは六ヶ所になった。(注:数が合わないが、図にある通り合計で6個になったようだ)

初めてじゃなかったネスト

この事件はこの地域での初めての事例ではなかったようだ。
オーストラリア空軍(RAAF / Royal Australian Air Force)はこの件を調査し、「報告されたネストは、地元民によると『雨季の始まりにかなり一般的に見られるものだ』と述べた」と記した。

地元のUFO研究者クレア・ノーブル(Claire Noble)の調べによれば、1966年以前も葦原とサトウキビ畑で円形に植物が倒れていたことがわかった。しかしペドレーの遭遇が起こるまで重要視されなかった。
クレアは1992年までに、同じ地域で86回も発生したという記録があったことを確認した。そして1975年にドレス・ラグーン(Dores Lagoon)の葦に起こったソーサーネストの未発表写真を持っているという。

現場地図


都合によりしばらくは画像です。

考察

ミステリーサークルの元となった現象である。
(イギリスでミステリーサークルを作り始めたダグ・バウワーは、これから着想を得てミステリーサークルを作り始めたと告白している。)

以前からしばしば起こっていた現象ということであり、動物やこの地域独特の自然現象などを疑う余地がある。
毎回UFOが着陸していたり飛び立っていくのが目撃されているのであればともかく、たまたま円形に葦が倒れた付近からUFOが飛び立ったからといって、それがUFOによって作られたものであるという確証はない。
UFOとの関連は慎重に見たほうがいいだろう。

UFOの正体は?

ネストのでは飛び立ったUFOはいったい何だったのか?
直径7.5m、高さ2.7mの物体を、昼間そうそう見間違えるものとは思えない。(それでも見間違ってると思われるケースがあるから厄介ではあるが)
他二人の目撃者もあり、信憑性は高まっていることは確かだ。
発生以来時を経ているので、真相に迫るような検証がなされていないか、今後も折を見て調べていきたい。

参考資料

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