ロズウェル事件をビル・ムーアらとともに調査した、核物理学者でUFO研究家のスタントン・フリードマン博士が5月13日(現地時間)にカナダのトロントで亡くなった。84歳だった。
ロズウェル事件を最初に報じたあのロズウェル・デイリー・レコード紙のネット版も、「大元帥への別れ」と題して記事を載せている。
フリードマン博士はゼネラル・エレクトリックなど多くの企業で核物理学者として働き、マクドネル・ダグラスでは原子力航空機、核融合ロケット、宇宙用の小型原子力発電所などの高度なプログラムに取り組んだ。
1970年にUFOの科学的調査をフルタイムで行う研究家になり、ほとんど忘れられていたロズウェル事件を掘り起こし、またMJ-12文書が送られてくるとその調査も行った。
しかし偽文書とされるMJ-12文書を持ち上げたり、懐疑的研究者からの批判も多かった。
SETI(地球外知的生命探査)のセス・ショスタク博士とも対立し、討論もしているようだ。ショスタクも地球外知的生命の存在を信じているが、あくまで宇宙の遠くのどこかに存在しているということで、それがUFOに乗って地球に来ているということは信じていない。フリードマンは異星人からの電波を探すばかりで、地球に来ている(とフリードマンらが信じる)UFOと宇宙人を無視するSETIを、Silly Effort To Investigate(愚かな調査努力)などと揶揄していたようだ(ひでえ(笑))。
参考資料:Wikipedia
フリードマン博士の一家 CBC newsより(メリッサさん提供) |
「父は自分の知らないことに興味があり、物事がどのように働いたのかについていつも質問をしました。」
「誰かが長い人生において興味を持ち、心をオープンにし続けることは稀だと思います。」
——矢追さんの番組でも紹介されてたし、日本でも有名な人だ。いろいろ批判はあるけど、亡くなるとちょっと寂しいね。
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