vimeoより |
とうとうUFOの集団が現れたんだろうか?Σ(((°Д°;))))ガクガク
オランダで撮影されたスターリンク“トレイン”
実はこれ、アメリカの民間宇宙企業スペースX社のスターリンク(Starlink)という計画のために打ち上げられた人工衛星だ。スターリンクは衛星軌道に投入した大量の人工衛星を使い、ブロードバンドインターネットサービスを提供するもの。
23日午後10時30分(米国東部標準時(夏時間)/日本時間24日午前11時30分)にフロリダ州のケープカナベラル空軍基地から衛星を積んだファルコン9ロケットが打ち上げられ、約1時間後に最初の衛星60基が放出された。それが地球を周回しながら日本上空を通過した際、太陽光を反射して見えたものだったのだ。
もちろん衛星が上空を通過し、反射の条件に合った場所であれば日本以外の世界各地で見られている。
衛星は1基227kg程もあり、最終的に12,000基もの衛星を軌道投入するという。
日本で
さながら銀河鉄道のようだ。
ベルギーで
ファルコン9ロケット打ち上げの様子
発射は14:01〜
衛星放出は1:16:47〜
——スペースXはゾゾタウンの前澤社長とも仲のいいイーロン・マスクの会社だ。打ち上げの補助ロケットを垂直着陸させて再利用したり、テスラ社のオープンカーを宇宙に飛ばすパフォーマンスをしたりと、世界的に見てもかなり先進的で面白いことをしている企業だ。
衛星群は今のところ以下の3群に分かれているようだが、詳しいことはよくわからなかった。たぶんこれからどんどんバラけていくんじゃないだろうか?
- スターリンクA/2019-029A
- スターリンクB/2019-029B
- スターリンクC/2019-029C
すでに人工衛星の軌道を知らせるスマホアプリなどで可視予定日時がスケジューリングされているので、条件が良ければ見られるかもしれない。
今回がダメでも、新たな衛星群放出のたびにチャンスが訪れそうだ。
5月28日夜、宇都宮市でのステラナビゲータ11でのシミュレーション |
別なアプリでは見え始めが10分ほど早いようなので、まだ衛星軌道要素がはっきり把握されていないのかもしれない。
天体観測上の懸念
最大12,000基もの衛星を打ち上げるとなると、いくら小さい衛星でも非常に頻繁に上空を通過することになるため、天体観測の際の邪魔になることが懸念されている。どうやら空を格子状に通過することになるようだ。
また全てが太陽光を反射して見える/写真に写るわけではないだろうが、数が数だけにその割合は大きいと思われる。
民間企業の宇宙参入はワクワクすることだが、あまり無秩序な計画だったり他の衛星と機能が重複するものであると、いたずらに人工天体やスペースデブリを増やしかねないので、喜んでばかりはいられないのかもしれない。
民間企業の宇宙参入はワクワクすることだが、あまり無秩序な計画だったり他の衛星と機能が重複するものであると、いたずらに人工天体やスペースデブリを増やしかねないので、喜んでばかりはいられないのかもしれない。
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