2019年7月2日火曜日

2019/7/2付 日本テレビ「月曜から夜ふかし」にまた岡本氏出演

情報ソース:日本テレビ「月曜から夜ふかし」2019年7月1日深夜12時〜

視聴者を見くびって、明らかな飛行機や天体を「UFOだ!」として放送し続けたFBS・福岡放送の「発見らくちゃく」からの騒動にツッコミを入れるシリーズ。

これまでの一連の検証は「発見らくちゃくのUFO回を検証」をお読みあれ。そちらのページが長くなったので、今後はページを分けて取り上げることとする。
日本テレビ「月曜から夜ふかし」より
発見らくちゃくでUFO呼びをしていた自称霊能者の岡本氏が再び「月曜から夜ふかし」で取り上げられた。
今回は福岡県八女市星野村の天文台「星の文化館」が作ったUFOの誤認を判別するチェック表(ねとらぼの記事)のネタに絡めたもの。時期的にこの表は、発見らくちゃくの騒動を受けて作られたものじゃないかと思う。

表を作った天文台の池田館長は自分でも「本当にわからないもの」を見たいと思っているが、全部正体がわかってしまうため実際に見たことはないという。前回放送の光体についても正体は星であり、色が変わったのはシンチレーション(大気による星のまたたき)のせい、急に見えなくなったのは雲のせいとあっさり指摘。

館長が同行する中(今回は能義氏らは来ていない)でUFOを呼ぶ岡本氏だが、今回はUFOがやって来ず、スタッフをこっそり呼んで
「今日は人選ミス。向こう(UFO)も見せたくないんですよ。怪しいなって思ったんですよ。今日ロケ前から。いつも高次元フィールドというのを張るが、今日は張る価値がない。信じる人が集まっていないとUFOは現れてくれない」
などと相変わらずの苦しいいい訳三昧。天文台館長まで同行するとは聞いてなかったんじゃないだろうか。

スタッフ達が別なことに気を取られている間に岡本氏だけが真っ白な長い光を目撃したというのだが、例えば流星ならいくらでも見られるので何も不思議ではない。
コーナーも4分ほどで終了し、マツコ達のコメントもなし。

ロケ後、岡本氏はツイッターやFacebookで「今回は理由があってわざと呼ばなかった。理由は話せない」という発言をしている。誰がそんなもの信じるんだろう? 
撮影日の6月5日の空模様
tenki.jp(日本気象協会)より
ロケは6月5日の模様だが、日本気象協会の過去の気象情報より、ロケ当夜に福岡県は快晴だったことがわかる。飛行機のライトも星もよく見えたはずだが、館長さんが全部正体をバラしちゃうんで(発見らくちゃくの件を知っていただろうからより厳密だったろう)、後出しジャンケンのように「実は最初から呼ばなかった」ことにしたのが容易に想像される。

もう番組で取り上げるのをやめればと思うが、出れば出るほど岡本氏のボロが全国放送でバラされるので、視聴者に対して注意喚起の効果があるかもしれない。前回の間違いをきちんと明かしている点も、キー局のコンプライアンス(法令・社会規範の遵守)意識が最低限感じられた。
ただそれでも信じる人は信じてしまうのだろう。

今後もメディアが取り上げるのであれば継続して追っていこうと思う。

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