情報ソース:東スポWeb(リンクは各候補者名に)
安倍首相の辞任表明を受け、自民党の次期総裁=首相をめぐる動きが活発になる中、総裁選に出馬する3人の候補者がスポーツ新聞7紙の共同インタビューに応じ、UFOについてどう思うかを語った。
共同インタビューはそれぞれ別の日に行われ、この質問をしたのはもちろん僕らの東スポだ(笑)
- 菅義偉官房長官(71) 回答時間50秒
- UFOの存在を信じるか? 見たことはあるか?
- 私は信じていない。存在しないと思っている。目撃したこともない(笑)
- UFOが領空侵犯した場合自衛隊を出動させるか?
- いずれにしろ警戒させる(笑)
- 岸田文雄政調会長(63) 回答時間2分
- UFOについてどう思うか
- 見たことはないし、何の根拠もないが、宇宙は大きくわからないことがいっぱいあるので、UFOとか私達が知らない生命体や生物がいてもそれはおかしくないと思う
- それくらいのロマンがないと、神秘に満ちた巨大な宇宙を前にして「そんなもんはない」と言い切るのはあまりに寂しい
- 実際に科学的にみてもいる可能性のほうが高いから、UFOが飛んで宇宙人がいると思った方がロマンがあって憧れみたいものを感じられるんじゃないか
- UFOが領空侵犯した場合自衛隊を出動させるか?
- UFOであれ何であれ日本の国益を犯す、損なう事態が発生したら相手が何であっても、それはしっかり政府として対応する、それは当然のことだと思う
- 石破茂元幹事長、元防衛大臣(63) 回答時間9分
- UFOの存在を信じるか?
- 未確認飛行物体を操る生命体が存在しないと断定し得る根拠はない
- 防衛庁長官、防衛大臣の時も大臣室で、もしもUFOやゴジラが来たらどうするかという大真面目な議論を制服組達とした。UFOがやって来て攻撃を仕掛けてきたらどうすんだ、と
- UFOや未知の生物が日本の領空、排他的経済水域(EEZ)などを侵犯した場合、自衛隊は災害派遣でいくのか、海上警備行動か、それとも治安出動になるのか?
- 排他的経済水域ということですので、海上保安庁が対応不可能だと。そして治安が脅かされているのであれば、海上自衛隊で海上警備行動か、もしくは治安出動をすることになるだろう
- UFOがレーザービームを発射し、我が国の国民の生命財産に大きな被害を与えているのであれば防衛出動ということになるだろうが、あらかじめ閣議において「こういう場合はこうする」という段階を踏むことが必要
- 防衛省は朝から晩までUFO対応を唱えているわけじゃないが、そうなった時にどうすればいいのか、常に考えておかなければならない
相変わらず石破議員の熱心さがすごいが、この質問が出た背景には「東スポだから」という以外に、米国でのUFO(国防総省ではUAPと呼称)の存在認知のニュースがあることは明らか。
ただ、あくまでも米国では敵国の軍事用ドローンなどの可能性を考慮しているが、この3人はUFOという言葉の一般的イメージである宇宙人の乗り物を前提としていることには注意しておきたい。
むろん地球外知的生命体をはじめとした未知の存在からの接触(友好的であれ、敵対的であれ)に対する対処を事前に検討しておくこと自体は悪くないが、UFOというものの定義であるとか、なぜ米軍がUFOという言葉を避けてUAPと呼称するのかということも抑えておくべきだろう。(未確認の飛行物体を目撃しても、UFOという呼称では周囲からバカにされるため軍内部で報告が上がってこなくなり、他国のスパイ機の目撃などの情報が得られなくなることを避けるためという、防衛上の理由)
もっとも米国でも表向きはそうであっても、政府や軍の内部には熱心なUFO信者がおり、宇宙人の乗り物としてのUFOを調べようという人達がいることも確か。国防総省が行なっていたUFO研究プログラムに携わり、現在は民間のUFO研究組織に参加するルイス・エリゾンド氏や、民主党のハリー・リード元上院議員、オバマ前大統領の首席補佐官を務めたジョン・ポデスタ氏などがその最たるものだ。
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