撮影者がYouTubeで公開している動画
カリフォルニア州ポータービル(Porterville)で、ドローンから撮影されたというUFO映像。4K画質で撮影された鮮明な映像だとして話題になっている。黒い球形の飛行物体が急上昇、急下降、横移動などを繰り返しているように見える、6分弱の映像だ。
DJI Mavic 3 Pro Cineという高性能ドローンを購入したばかりの地元民Jesus Alanis(ヘスス・アラニスと読むらしい?)氏による撮影で、YouTubeの概要欄には、撮影が2023年12月17日、午後3時56分58秒とある。
正体はただの風船?
明らかに誕生祝い用の風船の模様だ |
HOAXKiller1さんの検証動画
さっそくこれに対して懐疑派の人達によって検証が行われ、UFOは「cheers to 30 years」(30歳おめでとう)と描かれた誕生祝い用の風船であることがわかった。
そして実際には風船がほとんど動いていないのに対し、カメラを搭載したドローンの方が動くことで風船が動いているように写った映像だというのだ。
これを検証したYouTubeのHOAXKiller1というアカウントによれば、ドローン操縦者が風船だと気付かなかったとは考えにくいのでインチキとして扱うという。
——風船がまったく動いていないわけでもなさそうだが、大部分はドローンの撮影による錯覚なのだろう。少なくとも誕生祝いの風船は確実であろうから、宇宙人が操っているなどといった子供じみた説が入る余地はない。
こうしたものは、錯覚だという前提が分かっていてもそう見えてしまうのが要点だ。もし分かっていなければなおのこと不思議なものに思えてしまうだろう。例えば米軍のUAP目撃報告にも、そうした錯覚に基づくものが多いのではないかと思われる。
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