2018年12月7日金曜日

群馬県で撮影された宇宙人らしき写真

1973年9月9日/日本/群馬県
Gunma-ken, Japan

概要

UFO全百科(小学館コロタン文庫)より
1973年に群馬県で父親のAさんが息子のYさんを写したものを現像したところ、偶然に宇宙人らしきものが写っていたという。奇妙な生物が曲がった腕で頭を抱えているようにも見える。
撮影時は誰も背後のこの物体に気づかなかった。

考察

1970年代のUFOの本で時々見かけたことがある写真だ。最初の出典がわからないが、イギリスのカンバーランド・スペースマンの写真が日本でも取り上げられるようになって、「ひょっとしたらこれも?」と出てきたのかもしれない。
カンバーランド・スペースマンと同様にUFOの目撃もないので、UMAや心霊写真と言ってもおかしくないわけだが、宇宙人かもしれないとして紹介されるところが「よくわかんないものは宇宙人ということにしておけ」といういい加減さが出ていて面白い。

物体のアップ
今見ると、何でもないものが変なもののように写ったというだけであろう。
左側の木と同じくらい離れているように思ってしまうが、実際はすぐ後ろに置いてあるカバンか袋のようなものじゃないだろうか。腕や頭のように見えるのはそれの取っ手や口の部分で。あまりに何でもないものなので覚えていないのだろう。
上の写真は本に掲載された小さな写真を拡大したものだが、オリジナルのフィルムを引き伸ばせば、これが一体何なのかもっとはっきりとわかるんじゃないだろうか。

不思議なものに見ようと思えばなんでも不思議なものに見えてしまうという、それだけのものだと思うが、そういう人間の思い込みの一例として考えると興味深い事例だ。
もっとも筆者の方こそ謎解きをあせって、いろいろ思い込んでいい加減なことを書いているかもしれないが。くわばらくわばら。

参考資料

  • UFO全百科(南山宏監修/小学館コロタン文庫)
  • 宇宙人の謎(並木伸一郎著/学研ムーブックス)

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