2018/2/20付 嫦娥3号の月面画像にモノリス?!

情報ソース:TOCANAUFO Sighting Daily惑星協会(Planetary Society)Lander Terrain Cameraページ

物体の拡大
惑星協会サイトより
2013年12月14日に月面に着陸した中国の無人探査機・嫦娥3号(Chang'e 3)と探査車・玉兎号が撮影した画像の中に、四角い物体が写っているという。
これを映画「2001年宇宙の旅」に出てくる石板のモノリスのようだという人もいるようだ。



これを発見したYouTubeアカウントStreetcap1氏の動画。
この人物は他にもNASAなどの公開してる画像に「変なものが映っている!」という動画をいくつもアップしている。

惑星協会サイトより
中国の宇宙計画ということもあり、今まで自由に画像が見られるわけではなかったようなのだが、最近になって国際的な天文組織・惑星協会によってまとめられ、同サイトで公開された。

検証

NASAの探査機LROが撮影した嫦娥3号の着陸前後の画像
上の点が着陸船、下の点が探査車だ。
NASAより
問題の画像は2013年12月23日17時55分47秒に撮影されたもの。
水平方向に2周近く回転して写されたパノラマ画像で、一箇所を3枚ずつ撮影している。
確認したところ、同じアングルでの直後2枚の写真と一周目の0時11分台の画像にもまったく同じものが映っていた。
どうやら撮像素子の不具合などではないようだ。
その前の12月17日にも同じ箇所が撮影されており、こちらは光の当たり方が違っていた。
同じ物体が写っている。
惑星協会より
パノラマ画像から、物体は付近で一番大きなクレーターの向こう側にあるようだ。
単なる四角い石が光の加減で真っ黒に映り、奇妙に見えているだけではないか?

嫦娥3号とクレーターを上空から撮影した画像を見てみて、推測される方角に線を入れてみた。(右端が嫦娥3号の着陸機)
あまり自信はないが、おそらくは線の先にあるものが四角く見える(実際一方向から見ると四角いのだろうが)岩石なのではないかと推測する。もしくはもっと先にあるものが大気がないために近くにあるように見えているのかもしれないが、これ以上はわからない。
アリゾナ州立大学LROサイトQuickmapより
アリゾナ州立大学LROサイトより
無数にある月面の岩石がたまたま四角くてもおかしいことではないし、そもそもが遠くてはっきり映っていないものだ。
望遠レンズで拡大して写したものが、モノリスのように表面がツルツルに磨かれたいかにも人工的な物体であったならともかく、一方向から見て四角く見える程度なら騒ぐようなものではない。少なくとも現段階では不思議なものとは言い難い。

嫦娥3号着陸地点
筆者撮影
嫦娥3号の着陸船は雨の海(Mare Imbrium)北西部に着陸した。

——よくまあこんなものをいちいち見つけてくるものだが、嫦娥3号の画像を調べるきっかけにはなった。
台湾在住のインチキUFO研究家スコット・ウェアリングは、相変わらず「NASAが写した同じ箇所の画像からは消されている!」などと言っているようだ。

そもそもこうした不思議な物体などというのは、遠くから写してはっきりわからないようなものばっかりだ。もっとはっきりと明確に映ったものを示してほしい。
はっきり映っていれば映っていたで、CGとかのトリックだったりするのが頭の痛いところだが。

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