2018年6月27日水曜日

2018/6/27 はやぶさ2、小惑星リュウグウに到着

情報ソース:JAXA日本経済新聞
6月26日12時50分(日本時間)頃、上空約22kmから撮影したリュウグウ
JAXA宇宙科学研究所より
画像クレジット:JAXA、東京大学、高知大学、立教大学、名古屋大学、千葉工業大学、明治大学、会津大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所
日本の小惑星無人探査機はやぶさ2が、今日27日の午前9時35分、目標の小惑星リュウグウに到着した。
はやぶさ2は、初号機となるはやぶさが小惑星イトカワからのサンプルリターンに成功したことを受け、2014年の打ち上げられた。
はやぶさのミッションでは、帰還後に映画が3本できるほどトラブルが続出したが、はやぶさ2は今のところ順調な運用のようだ。



はやぶさ2のミッションでは9月以降に計3度の着地で表面の岩石を回収するほか、金属弾で地中の物質を回収し、2019年11月以降にリュウグウを出発して地球への帰還を開始する予定だ。

小惑星リュウグウ

小惑星リュウグウは地球から約3億kmの距離にあり、地球の公転軌道付近を出入りするように公転している。
直径は約900m、ほぼ垂直の地軸で約7時間半の周期で地球と逆方向に自転している。形は赤道付近がふくらんだコマやそろばん玉のよう。

今日現在はふたご座の領域にある。かなり小さいため、肉眼では見えないし、望遠鏡でも写真に撮らないとわからないだろう。
現在のりゅうぐうの位置
ステラナビゲータ10より


2018年6月25日月曜日

2018/6/19付 トランプ大統領、宇宙軍創設へ?

情報ソース:BBC NewsナショナルジオグラフィックCNN


アメリカのドナルド・トランプ大統領は18日、国家宇宙会議で、国防総省に対し新たな軍隊の部門として宇宙軍(Space Force)を創設するよう大統領令を出した、と発表した。

トランプ大統領は「アメリカが宇宙に存在感を示すだけでなく、覇権を打ち立てる必要がある」と語っている。

米軍は現在、陸海空の3軍の他に沿岸警備隊と海兵隊を加えた5部門からなっており、宇宙軍ができると6番目の軍事部門になる。
創設のためには当然、議会での承認が必要になるので、仮に承認されても数年の期間が必要となるとみられる。
トランプ大統領は前年にも宇宙部隊創設を画策していたが、大統領顧問、国防長官らの反対によって法案が破棄されていた。

アメリカを含む宇宙進出国が加盟している1967年の宇宙条約によれば、宇宙のいかなる部分も一つの国の領土として主張することはできず、核兵器や大量破壊兵器などを配備したりすることも禁止されている。

2018年6月15日金曜日

2018/6/13 MUFONから/夜空の円盤

情報ソース:MUFON:Case number 92688

MUFONより
2018年6月11日午前12時00分(写真のEXIF情報だと11日午後9時50分)
アメリカ、ワシントン州デ・モイン
外でタバコを吸うついでに星の写真を撮り、家に入った。
翌日携帯電話の写真のギャラリーを見たところ、三角形の円形の物体が写っていた。撮影時にはそれを見なかった。
写真の右下に木の枝がある。物体の模様を見ることができる。本当に奇妙だ。写真を加工したりはしていない。
——EXIFを見ると、ストロボを焚いて撮影したようだ。
光っているのが星だろうか。この撮影時刻なら、明るく見える星は木星かもしれない。1/12秒で撮影されているので、手ブレしているようである。
UFOの方はぶれていないので、一瞬光ったストロボによって照らし出されたんだと思う。

実際にこうした半透明か骨組みだけの円盤状のものが糸でぶら下がっており、それに気づかずに撮影したんじゃないかと推測する。それが何かはわからないが、たとえばホイールカバーのようなものや、鳥を脅かすためのものかもしれない。
昼間に現場を見るとすぐにわかるんじゃないかと思う。

追記

記事掲載後、コメント欄でJayさんとウエポンさんから室内の壁を写したものではないかというご意見をいただいた。右上にドア枠のようなものもあるということで。たしかに言われてみると時計か何かのようにも見えてきた。アルファベットのような模様も書かれているようだし。星のように見える光点はただの反射だろうか。
室内でストロボを使ったにしては暗すぎる気もするが、発光が弱かったか、実はうまく発光せず、EXIFにだけ情報が記録されたこともありえる。
ともあれ、外で撮ったという撮影者の証言を重視しすぎていたかもしれない。お二方ともどうもありがとうございました。

2018年6月7日木曜日

2018/6/7付 NASAが火星についての緊急会見を行う

情報ソース:NASA
4月30日の火星(筆者撮影)
NASA(アメリカ航空宇宙局)が6月7日午後2時(日本時間8日午前4時)から、火星に関しての緊急の記者会見を行う。
内容は火星探査車キュリオシティによる、新たな探査結果についての発表だという。
会見の模様はNASAと関係機関のサイトで生中継される。

——今度はどんな発表だろう。楽しみだ。
火星はこの夏7月31日に久しぶりの地球大接近を迎える。今も深夜の南西の空に明るく赤く輝いている。

【追記】会見内容

情報ソース:NASAアストロアーツ
筆者撮影の6月8日の火星(上が南)
現北半球を中心にダストストームが起きている。
地球に接近しているために大きさがずいぶん大きくなっていることがわかる。
火星探査車キュリオシティが、火星の30億年ほど前の岩の中から有機物を発見し、古代の生命が存在できる環境があった痕跡を発見した。
有機物の生成は通常生物に関係するが、生物由来でなくても生成できるので、必ずしも生命がいた根拠にはならないが、今後の調査のための良い兆候となった。
また、分析により、待機中のメタン濃度が季節によって変化することもわかった。