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2025年6月19日木曜日

2025/6/18 ジェレミー・コーベル、新たな米軍UAP映像をリーク

UAPと呼ばれるものを部分拡大したもの
ジェレミー・コーベルのXのポストより
これまでも米軍撮影のUAP映像をリークしてきた調査ジャーナリストのジェレミー・コーベル(Jeremy Corbell)とジョージ・ナップ(George Knapp)が新たなUAP映像を公開した。
全体像。光の反射でUAPの様子はわからない
2020年11月23日に撮影されたという映像は、雲の上を飛ぶ飛行機からの赤外線映像で、画面いっぱいに雲が映っているが、その上部を拡大すると真っ黒い物体が鋭角ターンの後にまっすぐ進む様子が映っている。
撮影時刻はUTC11時13分。場所は北緯35度2.91分、東経71度17.86分だという。ここはアフガニスタンの東の国境付近だ。
コーベルは円盤型無人機と呼んでいるが、円盤型というよりは球形のように見えるが、とにかく真っ黒で、立体的な形状はさっぱり分からない。
拡大した映像をAIで強調したもの
映像は引きの全体像、UAPの部分を2段階に拡大した映像の3つに分かれている。
映像はオリジナルのデータではなくモニタを撮影したもののようで、UAPが見える箇所が照明の反射で光って見づらくなっている。1番目の全体像ではUAPが映っているのかどうかすらわからない。

正体はレンズゴーストか?

ThomasH氏の分析映像
Xより
写真オタク、ビデオオタクと自称するX(旧ツイッター)のThomasH氏の分析によると、UAPの動きがカメラの動きのちょうど逆になっているので、太陽光によるレンズゴースト(原文ではレンズグレア)だろうという。

——たしかにカメラの動きと同期しているので、レンズゴーストのようなものだと考えるのが妥当だろう。コーベル達は相変わらずちゃんと調べずにUFOだUAPだと大騒ぎしているわけだ。何が“調査”ジャーナリストなんだか…。お仲間のルイス・エリゾンドと一緒だ。
そもそもの疑問として、軍事関係の情報をこんなに勝手にリークしてしまって、罪に問われないのだろうか?

ジェレミー・コーベルの元動画

2025年6月5日木曜日

2025/6/1 AARO、新たなUAP映像公開「ほとんどバルーン」

AARO公開の動画より

米国防総省のUAP担当組織、AARO(全領域異常解決室)は、新たに2024年に中東の米軍基地で撮影された1分36秒のUAP動画を公開した。
映像には、横にまっすぐ飛んでいく奇妙な形の飛行物体をカメラが追いかけている様が映っている。
この正体に関して、AAROは95%以上の確率で市販のメタリックなバルーンだとした。
UAPによく似た飛行機のバルーン
Metabunkの投稿より
科学ジャーナリストのミック・ウェストが開設した懐疑派サイト“メタバンク”では、さっそくそれにとても近いバルーンが特定された。

——AAROもあっさりバルーンだろうとした映像。飛行機型のバルーンが“また”風に流されているだけだろう。
こんなものが各地の米軍基地などから「UAPの映像をとらえた!」として送られてくるのだろうか。お仕事とはいえ大変だ。
日本の国会のUFO議連が日本版AAROを設立したいと言っているが、同じようなことになると思われる。

情報ソース

  • AARO UAP Imagery
  • Metabunk New AARO video "UAP Video - Middle East Red Balloon 2024"

2025年5月26日月曜日

2025/5/25 「私が見た未来」の予言について

表紙だけに描かれた予言
「私が見た未来 完全版」より
最近巷をにぎわせている、たつき諒の漫画「私が見た未来」。今年の7月5日に大災害が日本を襲うという内容の予言だというのだが、これを真に受けてしまった海外の観光客が日本に来ることを控えてしまい、航空便が減便されるなどインバウンドビジネスに影響が出ている。
UFO以外のオカルトであるが、簡単に検証してみたい。

2025年5月2日金曜日

2025/5/2 ルイス・エリゾンド、またやってしまう

ブリーフィングで発表するエリゾンド
YouTubeの公式動画より
エリゾンドが「物体とその影」だとして発表した写真
X(旧ツイッター)より
UFO問題を扱う政府機関AATIP(Advanced Aerospace Threat Identification Program/高度航空宇宙脅威識別プログラム)の元エージェントで米政府はUFOを隠していると主張するルイス・エリゾンドが、再びニセUFO写真を公表してしまった。

2025年4月30日水曜日

2025/4/30 正体判明! イラクのくらげ型UFOは風船

イラクの基地を漂うくらげ型UFOと呼ばれるもの
AAROサイトの動画より
米国防総省のUAP調査組織 AARO(全領域異常解決室)はX(旧ツイッター)を更新し、2017年10月1日にイラクのアル・タカドゥム(Al Taqaddum)空軍基地付近で撮影された奇妙な形の飛行物体について、「部分的にふくらんだ風船と完全にふくらんだ風船の集合体であると推定している」とポストした。
物体の映像は基地の上空低い高さをふわふわと横切る物体が写っており、2024年1月にUFO研究家ジェレミー・コーベル(Jeremy Corbell)がくらげ型のUFOとして公開すると、話題になった。
ジェレミー・コーベルのYouTube

AAROのサイトにはすでにこのUFOに関するページ(→Al Taqaddum Object)があるが、より詳しい分析については近日中に公表するという。

——科学ライターでUFOや陰謀論の批判者であるミック・ウェストは当初から風船であることを示唆していたようだ。人知を超えた動きをするわけでなくただ空を漂っているだけなので、たしかにいくつもの風船がからみあって風に流されていると考えるのが自然だ。
筆者は最初に公開された短い動画を見て、ほとんど物体が形を変えていないことからレンズかその前にあるカバーに付いた汚れの可能性も考えた。

昨今のUAP騒動の引き金になった米海軍撮影のUAP動画をはじめ、赤外線撮影されたモノクロの色・形がわかりにくい動画ばかりだ。もし色・形がわかる可視光で大きく撮られた映像であったなら正体も一目瞭然で、こんなに長い期間騒がれることもなかったろう。
これは遠くの小さな点にしか見えないようなものが多いこれまでのUFO写真、動画と同様、「不鮮明だから不思議なものに見える」だけなのだ。
本当に不思議なものが存在する可能性までは完全否定しないがその確率は著しく低く、実際はなんでもないものの見間違えであることがほとんどだろう。やはり白昼、不特定多数の大衆の目の前に明らかに奇妙な姿、動きの物体がドーンと現れたケース以外は(そんなものはかつて一度もないが)誤認やインチキを疑うべきなのだ。

2025年2月16日日曜日

2025/2/9 火星探査車キュリオシティの写真にドア?

長方形の黒いドアのような穴がある
UFO maniaのXの動画より
  • 撮影場所
    • 火星
  • 撮影日時
  • 動画公開者
  • 撮影状況
    • 火星探査車キュリオシティがMastCamで撮影した写真を合成したパノラマ写
    • NASAが作ったパノラマ写真のページはここなのだが、なぜか筆者の環境ではオリジナル解像度でダウンロードができなかった
  • 正体
    • 写真を加工したインチキ
キュリオシティのオリジナル写真
ドアはなく、壁のような部分も加工されていたことがわかる
NASAのサイトより

2024年12月6日金曜日

2015/5/19 ニュージーランド上空の脳みそUFO

脳みそか何かのような奇界な飛行物体
YouTubeより
  • 撮影場所
    • ニュージーランド クイーンズタウン上空
  • 撮影日時
    • 不明
    • 動画公開日は2015年5月19日
  • 動画公開者
  • 撮影状況
    • 不明だが、動画の概要欄には「ニュージーランドのクイーンズタウンを出発直後とある
  • 正体
    • CG
    • 公開者のAnton Ilmyanovによってメイキング動画が公開されている
メイキング動画
YouTubeより

オリジナル動画

メイキング動画

情報ソース

2024年11月5日火曜日

2000/11/xx ワールドトレードセンタービルの高速UFO

テロで崩壊する1年前、ワールドトレードセンタービル付近でのUFO映像
YouTubeより
  • 撮影場所
    • ニューヨーク ワールドトレードセンタービル付近
  • 公開日
    • 2000年11月頃
  • 撮影状況
    • ワールドトレードセンタービル付近のヘリコプターの乗員がビルの陰にUFOを見つけたところ、それが高速でヘリコプターをかすめ、煙を残して飛び去っていった
  • 正体
    • ケーブルテレビ局Sci Fiのプロモーション映像
      • 動画の前後にSCI FIの文字が入っている
    • 同チャンネルは現在Syfy表記になっている
  • メディアでの取り上げ
実際の映像

——公開されて以来、だいぶ長い間衝撃のUFO映像として紹介されてきた。
今から見るとUFOがぶつからんばかりの近くをかすめたのにヘリが揺れていないし、あれだけ速いのにカメラがしっかり追っている点がおかしい。
創作UFO映像コンテストの作品という話も聞いたことがあったが、入賞作をプロモに使った可能性も?

情報ソース

2024/11/1 ニューヨーク上空の巨大UFO動画

ニューヨークに現れたUFO?
X(旧ツイッター)の動画より
10月の末頃からX(旧ツイッター)で、ニューヨークの高層ビル街上空に巨大なUFOが飛来し、人々が騒いでいる動画が流れるようになった。
見てすぐにわかるCGによる合成映像なのだが、ごく一部に本物のUFOが現れたと信じる人がいたようだ。
しかしこれはLil Uzi VertというラッパーのEternal Awake 2(EA2)というニューアルバムのプロモーション映像であったようで、別のプロモーション映像に同じUFOが登場している。

そもそもニューヨークのような大都会上空にこんな巨大なUFOが現れ、人々に目撃されているのなら、ニュースやSNSで他の映像を含めて報じられ、大騒ぎになっているはずだ。
そこまで考えずとも、本物じゃないことはすぐに気づかなければいけないレベルのものだろう。

EA2収録のChill Baeのプロモーション映像

情報ソース

2024年11月1日金曜日

2024/10/31 ルイス・エリゾンド、ニセUFO写真で恥をかく

エリゾンドが発表した写真のオリジナルに近いと思われるもの
「ルーマニアに来たUFO 2022/5/29」とある。
Facebook CHILE UFO(2022/6/5)より
UFOに関するイベントで誤った写真を本物と説明するエリゾンド
Xに投稿された動画より
かつて政府情報機関のエージェントで、米政府はUFOを隠していると主張するルイス・エリゾンドが、明らかなニセUFO写真を本物として発表してしまい、恥をかいた。

エリゾンドはペンシルベニア州フィラデルフィアでおこなわれたUFOに関するイベントにおいて、2022年にルーマニアで撮影されたという円盤状の光体が空に浮かぶ写真を紹介し、母船のようだと述べた。

2024年10月4日金曜日

2024/10/3 藤原竜也が呼んだUFO

お台場の上空にUFO出現と?
番組より
飛行機のそばに動かない光体が
番組より
  • 撮影場所
    • 東京都港区台場 フジテレビ湾岸スタジオ屋上
    • 北西の空
  • 撮影日時
    • 不明
    • 放送日は2024/10/3(木)19:00〜21:00。生放送ではない
  • 撮影状況
    • 次週から始まる藤原竜也主演ドラマ「全領域異常解決室」を含む新番組の番宣番組「FNSドラマ対抗お宝映像アワード 秋の祭典SP」で、スタジオから藤原を含む出演者みんなでUFO呼びをして、屋上のカメラから光体を撮影
    • 一機の飛行機が通り過ぎた近くに動かない光体があり、それがカメラをズームアウトすると見えなくなったことで、UFOだと騒いだ
  • 推測される正体
    • 撮影日時がわからず、情報不足のため不明だが、天体の可能性が高い
    • 宇宙人の乗り物や超常現象的な物であると考えうる根拠はない
  • 推測根拠
    • 一瞬映る周囲の風景は夕方の薄明の時間帯は過ぎており、車の通行も少ないように見受けられるので、19時頃ではなく20時以降の遅い時刻ではないかと仮定
    • 収録日が半月ほど前と仮定し、日没後からの星空をシミュレーションで確認したが、光害のひどい都心からよく見えそうな明るい星がない
    • 21時頃であれば北斗七星の柄の部分の星ミザールなどがその位置にあり、UFO撮影用にある程度高感度カメラを用意していたとは思うので、可能性としてはありうる。しかし周囲の星までは確認できず
    • 午前3時過ぎという時間であれば、はくちょう座の明るいデネブがそれらしい位置に沈みつつあったが、時間が時間だけに断定できない
    • こちらに向かって来る飛行機の前照灯の可能性もあるが、ライトの点滅などは確認できず
    • UFOが消えたというのはカメラをズームアウトして写りづらくなっただけ。同時に若干のピントずれが起きた可能性もある
日時不明のため9月10日21時と仮定してシミュレーション
ステラナビゲータ11
コンタクティ・武良ラムゥ式のUFO呼び
番組より
——米国防総省「全領域異常解決室(AARO)」をそのまんま取ったタイトルのドラマで、超常現象のような不可解な事件を捜査する内容。藤原演じるのが、なんと興玉雅(おきたま みやび)というのだそうな。
こちらの雅さん(藤原)はコンタクティの武良さんからUFO撮影許可証をもらって、自宅でもウィンウィンと呼んでいるらしい。私的な行為はともかく、超常現象を解決するドラマの番宣でUFO呼びや安易なUFO認定していたら台無しである。
もっとも、超常現象に見える事件を科学で暴いて解決するのか、犯人やトリックが超常現象だとするオカルトドラマなのかはまだわからないのだが。

2024年9月8日日曜日

1986/5/29 サンパウロ上空のUFO映像

サンパウロ市上空に浮かぶ光体
字幕の日付は間違いで、5月29日の晩が正しい
土曜スーパースペシャルより
撮影場所と見られるAltino Arantesビルとバネスパ・ビル
光体のアップ
土曜スーパースペシャルより
UFOが月ではない証拠として、別の方角に月らしき光体が映っている
見づらいが、上弦の月のようだ
土曜スーパースペシャルより
実際の映像
YouTubeより
  • 撮影場所
    • ブラジル サンパウロ市サン・ジョアン通りにあるバネスパ(Banco Do Estado De Sao Paulo=サンパウロ州銀行)ビル屋上
    • ただしその隣にあるアルティノ・アランテス(Altino Arantes)・ビル展望台からの方が映像により近いと思われる
  • 撮影日時
    • 1986/5/29 深夜26時(30日午前2時)頃と推測
      • 時間は資料によって午後11時頃からという記述と10時から11時の間という記述があり、不正確である
      • 月の高さから推測すると、午後11時以前は地平線下なので、映像と同じくらいの高さなら日をまたいだ深夜2時頃と思われる
    • 矢追さんの番組では9月29日としていたが誤り。そもそもその晩は月が出ていない
  • 撮影者
    • カメラマンのヘラルド・カナレス(Heraldo Canales)
  • 撮影状況
    • ミクソムという制作会社の5人が、依頼されたコマーシャル映像をバネスパビルの展望台で撮影中にUFOを目撃し、撮影した
    • 目撃方向は、資料には西だとあったが、地図で確認すると明らかに真北である。北にある「カンタレイラ山脈上空」とも書いてあり、西というのは間違いだ
    • 突然サンパウロ上空に巨大な球形のUFOが現れ、多くの市民が目撃して大騒ぎになった
    • 目撃継続時間は10分程度だったようだ
    • 上空で十数分滞空した後、消えたり現れたりを繰り返しながら、次第に遠ざかって消えた
    • 光体をアップで写すと、激しく回転しながら光を変化させていた
    • 最寄りのコンゴーニャス空港のレーダーでも検知したという
  • 正体
    • 不明だが、天体か飛行機が疑わしい
    • こと座のベガもしくは、はくちょう座のデネブ
      • 位置的、高さ的に適合する。ともに白いので色は合わない。高さが低ければ大気の影響で赤っぽく見えることはあるが、そこまで低くないように思える。大気汚染の影響等で赤く見える余地はあるか?
      • ともに1等星ではあるが、映像ほど明るく見えるとは考えにくい
    • うしかい座のアルクトゥールス
      • 明るさ、オレンジの色、深夜2時での高さの点で適合する
      • 資料に書かれた西側に出ていたが、地図からは目撃方向が明らかに北とわかるので、この可能性はない
    • 火星、木星、土星も非常に明るく上っているのだが、位置的に全く違う
    • こちらに向かって飛んでくる飛行機の前照灯であれば、あの明るさは説明できるし、旋回するまで見かけ上動かないことも説明がつく
    • アップになって丸く写っているのは明らかにピンボケ
    • 光を変化させたというのは、映像からは気流や雲でチラついているように見える
    • どこかに動いたという情報がないので、一箇所で滞空したまま消えたり現れたりしたというのは、雲に出入りしただけのように思える
  • 関連事件
    • この10日前の5月19日の晩からサンパウロ付近に21機のUFOが飛来し、戦闘機がスクランブル発進した➡︎クラウディオ・スエナガ氏のブログ記事
    • 詳しくは調べていないが、レーダーに写ったゴーストをUFOと思って発進し、パイロットが明るい天体などを誤認したようにも思える
  • メディアでの取り上げ
    • 1989/9/23 土曜スーパースペシャル「緊急UFO徹底取材特報!」(日本テレビ・企画、構成、演出:矢追純一)
  • 調査協力
    • X(旧ツイッター)のぬころじ〜さんに撮影現場と方角の特定、スエナガ氏のブログを教えていただきました。どうもありがとうございます。
月の形と高さから推測した30日の午前2時頃の星空
ステラナビゲータ11でシミュレート

アルティノ・アランテス・ビルの地図
UFOが見えていた方角の道路の灯りに一致する


線路の球電動画

珍しい球電現象の映像だとされる
YouTubeより

  • 動画タイトル
    • Шаравая маланка каля чыгуначных шляхоў [CGI]
  • 動画概要
    • 球電現象だとされる発光体が線路の付近を動きながら、時々放電して火花を散らし、最後に爆発する
  • 製作者
  • YouTubeでの公表日
    • 2019/5/27
  • 正体
    • CGI(Computer Generated Image)(タイトルに明記されている)
  • 備考
    • 勝手な転載が多いらしく、概要欄で「私の許可なく2度とアップロードするな」「メールをくれれば詳細情報付きでダウンロードさせてあげるかもしれない」と書かれている

2024年9月7日土曜日

2022年5月 高知県、白浜海水浴場での怪光写真

写真に写った怪光
㊙︎衝撃ファイルより
検証写真
UFOはレンズゴースト、右端の光も同様に手ぶれしているのがわかる
  • 撮影場所
    • 高知県白浜海水浴場
  • 撮影日時
    • 2022年5月
  • 撮影者
    • 町の住人のKさん
  • 撮影状況
    • サーフィンに来て海を写し、自宅で写真を見直したらUFOらしき光体が写っていたのに気づいた
    • 最初は街灯の光が反射したのではないかと思ったが、拡大すると丸みを帯びて見え、オレンジ色の部分が窓のようにも見えた
  • 正体
    • 街灯のレンズゴースト
      • ゴーストの特徴として、位置的に画像中心を挟んだ点対称位置に出ている
    • ゴーストと同時に、手ぶれをしたために長く写っている
      • 右端の家の光らしきものも同様の映り方をしている
  • 備考
    • 2023年にも職場前の駐車場で、まっすぐ降りてきて真横に二つに分かれて消える光体を目撃したというが、情報不足なので検証不能
  • メディアでの取り上げ
    • 2023/11/20、2024/7/11 世界が騒然! 本当にあった㊙︎衝撃ファイル(テレビ東京)

2024年9月6日金曜日

2019/5/4 四国の歯科医師による筆跡光写真

最初の1枚
㊙︎衝撃ファイルより
2枚目以降
㊙︎衝撃ファイルより
当日の星空
ステラナビゲータ11による再現
筆者による検証
木星以外の明るい星でも同じ形の光跡がうっすら見える
  • 撮影場所
    • 高知県と愛媛県の県境にある源氏ヶ駄場の山頂付近
  • 撮影日時
    • 2019年5月4日午前4時頃
  • 撮影者
    • 歯科医師 M氏
  • 撮影状況
    • 星空のタイムラプス写真をシャッタースピード20秒で自動連続撮影。本人は近くのテントで待機していた
    • 帰宅後に写真を確認したところ、数枚に筆跡光写真、強い光が写った写真が撮られていた
  • 正体
    • 露光中に気づかぬままカメラを動かしたため、明るい星が光跡を描いた。中央の木星のほか、土星、アンタレスもうっすら同様の光跡が出ている
    • 2枚目以降も照明をつけたままカメラをいじったもの
  • メディアでの取り上げ
  • 類似事例

2024年8月29日木曜日

2024/4/8 テキサス州アーリントン、皆既日蝕時のUFO

X(旧Twitter)の投稿から

  • 撮影場所
    • アメリカ テキサス州アーリントン
    • VANDERGRIFF ACURAという自動車販売店の敷地内
  • 撮影日時
    • 2024年4月8日(現地時間)
    • 時刻は不明だが、日蝕の欠け具合から13時30分(現地時間)頃と推測される
  • 撮影者
    • 不詳(複数)
  • 撮影状況
    • 皆既日蝕の観察中、上空の雲の中を黒い物体が通過
    • UFOとされた動画は複数ある
  • 推定される正体
    • 飛行機そのもの、もしくはその影が雲に映ったもの

撮影場所のストリートビュー

推測される飛行機

赤丸が撮影地点
flightradar24より

複数ある中で、東から西に飛んだものは、13時31分(現地時間。flightradar24はUTCのため18時31分)に上空を通過したダラス発ロサンゼルス行きの飛行機の可能性がある。
高度はちょうどこの時点で16,675フィート(約5km)。

2024年8月27日火曜日

2018/8/13 愛知県蒲郡市のリング状UFO

フジテレビ「ぽかぽか」より
撮影場所をGoogleマップで3Dビュー
  • 撮影場所
    • 愛知県蒲郡市。蒲郡クラシックホテル2階バルコニーより撮影
  • 撮影日時
    • 2018年8月13日午後2時30分過ぎ
  • 撮影者
    • 佐藤直樹氏
  • 撮影状況
    • ホテルのバルコニーで友人と談笑中、友人が空に浮かぶリング状の銀色の物体に気づき、佐藤氏がiPhoneで動画撮影。
    • 教えてくれた友人が関心なさそうだったため、わずか8秒で撮影をやめた。
    • 10分ほど後に見るとゆっくり北に移動し、2時50分過ぎにはもう見えなかった。
  • 正体
    • リング状の凧(CircoFlex Kiteと呼ばれる)
    • UFOに間違えられた凧そのものを揚げていた方がブログで「私のCircoFlex Kiteが、月刊ムーでUFO認定されてしまいました」「そんなんでいいのか月刊ムー!!??」と発言
    • 別の日の記事でも「蒲郡市で揚げていて、ムーにUFO認定された凧」との記述
      凧を揚げていたご本人のブログより
雑誌ムー2019年1月号に掲載され、JSPS(日本宇宙現象研究会)の北島弘氏が画像解析したところ、円ではなく六角形をしているUFOだとわかったという。→オカルトまとめサイトで記事が紹介
同会代表の並木伸一郎氏も動画MUTube(ムーチューブ)内で不思議なUFOとして紹介。
2024年8月22日のフジテレビ「ぽかぽか」のUFO特集でも、ムーの三上編集長が紹介していた。

2024年4月18日木曜日

2024/4/18 アンビリバボーのUFO呼び企画を検証

番組より
左から前田、岡本、小林の3氏
4月10日夜に放送されたフジテレビ系、奇跡体験アンビリバボーにおいて、特殊能力者3人がUFOを呼ぶという企画が放送された。これにかつて福岡県の地方局FBS「発見らくちゃく」においてインチキUFO呼びをしていた自称霊能力者・岡本雅之氏が久しぶりにテレビ出演していたので、UFO事件簿としては今回もしつこく検証する。

関連ページ

番組概要

番組は3時間スペシャルの冒頭のコーナー。UFOネタは他にもあったが、UFO呼び企画だけ取り上げることとする。
後述するが、ロケ日は3月2日土曜日と推測される。
以下の3名が遠く離れたそれぞれの場所で同時にUFOを呼び、それを後日、元JAXA(宇宙航空研究開発機構)職員だという中沢孝氏から意見を聞くというもの。
  • 福岡県久留米市の岡本雅之氏
    • 霊能力者を自称し、普段は霊感商法のような事をしている
    • 福岡県FBSの「発見らくちゃく」という番組とグルになりUFO呼びをしたが、その全てが付近を飛ぶ飛行機、土星や火星などの天体などとバレている
    • 最近は「5代前の前世が宇宙連合の総司令官だったから、その能力でUFOを自在に呼べる」という設定を始めた
    • UFO呼びの呪文がキスカンに聞こえる(実際は違うらしいが)
  • “UFOおじさん”前田末和氏
    • 石垣島在住で、2016年に撮影されたUFOを呼んだという(海保の照明弾と判明済み)
    • 19年前の夏、深夜に上空に向けて懐中電灯を点滅させたところ、上空からも合図を返してきたことをきっかけに、UFOとコンタクトできるようになったという
  • シンガーソングライターの小林清美氏
    • 子供の頃から何度も危険を回避する経験をしていたが、成人後にUFOで迎えに来た自分担当の2人の係員(宇宙人)と触れ合った時に頭が爆発する感覚を覚え、会話をせずとも、危機を救ってくれていたのがUFOに乗る宇宙人だったと気付いたという
  • 元JAXAの中沢孝氏
    • 元JAXAは間違いないようだが、広報、宇宙食開発、ロケットなどへの搭載機器開発がメインのようで、夜空の観測、UFO真贋判定のスキルについては不明である
    • 現場には行っておらず、映像だけ見せられた模様
以下、順を追ってツッコミを入れていこう。

2024年2月23日金曜日

2024/2/22 イタリアに葉巻型UFO出現?

Latest UFO Sightingsのサイトより

 海外のUFO情報グループ Latest UFO SightingsのFacebook※にイタリアのルッカ(Lucca)という町の上空で撮影された、かなり細長い葉巻型UFOとされる映像が投稿され、同グループのWebサイト およびそのYouTubeにて紹介された。
2月18日に撮影したものだという。
元々はイタリアのかかと部分の都市レッチェ(Lecce)在住の男性による投稿のようで、他の投稿からUFO好きな人物のようだ。
※22日晩にはFacebookに投稿があったのだが、23日昼に確認したところ消えているようだ。

2023年12月11日月曜日

本当に西日本はUFOの多発地帯なのか?

AAROによるUAPホットスポットの地図
2023年5月31日におこなわれた、NASAのUAPに関する公開ミーティングの中で提示された地図上で、日本の関西から西の方面が世界でも有数のUAPホットスポットであるように図示されている。そのため、マスコミやネットで「日本がUFOのホットスポット」であるとされることが目立つ。

しかし、これを最初に発表した際のAARO(全領域異常解決局=米国防総省でUAPに関する調査をおこなっている部局)のカークパトリック室長の発言(以下)によれば、それらの場所は単に米国の情報組織が情報収集をしている場所だからということで、非常に偏った地図になっているということだ。
NASAの公開ミーティングに登壇したAAROのカークパトリック室長
発表時のライブ中継より
「見ていただければわかるとおり、私たちが最も多くの報告を受けている地域は、非常に偏って収集された地図になっています。これは私たちのセンサーが、軍とIC ※1 とFAA ※2 のデータを集めている所です」
※1:米国情報コミュニティ=CIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)などを含む情報機関によって組織された機関
※2:米連邦航空局

たしかにマーカーは一部西日本〜九州付近にもかかっているようだが、日本海から朝鮮半島にまで広くかかっているように思われるし、どれだけの精度で位置をマーキングしているのかもわからない。これをもって西日本がホットスポットだと評価してしまうのは、早合点すぎるだろう。
無論その一帯にそれだけの目撃情報があったことは否定しないが、全地球的に公平に調べた場合、他の場所に比べて多いかどうかははなはだ疑問だ。
それに(真贋は別として)UFO/UAPの目撃は全世界的なものなのに、日本、中東、アメリカ以外の地域が一切マーキングされていないのだから、やはりカークパトリックの言うとおり偏った地図なのだ。

  • 地図が大雑把で精度が不明
  • 米国の情報組織が収集している地域の情報に基づいている
  • 比較できる全世界的な情報がない

情報が多い=情報が正しいではないことにも注意しなければならない。実際、筆者はX(旧ツイッター)で日本でのUFOの目撃報告をチェックしているが、「UFOではないか?」とツイートされるものはほぼ全てカメラのレンズゴーストや飛行機などの何でもないものばかりだし、西日本に偏っている傾向もなかった。

イギリスのテレグラフ紙では「日本はUFOのホットスポット」というタイトルで、AAROが公開した地図から広島・長崎あたりでの目撃情報が多いと報じているようだが、あの地図からピンポイントで広島、長崎の名前を挙げられるわけがない。単に原爆が落とされた都市を挙げただけだと思われる。

読売新聞でも「サイト上の報告書は、西日本から中国西部にかけての地域を目撃情報の多い「ホットスポット」に分類した」としているが、具体的に日本がホットスポットだと文章で書かれた報告書は見られないので、おそらくあの地図のことだと思われる。ここでいう中国西部というのは、あの地図からは日本の中国地方のことと思うのだが、同紙英語版ではそのまま「western China」と訳してしまっている。もし中華人民共和国の方の中国なら、あの地図のマーキングからは「中国東部」としなければおかしいだろう。
この「西日本から中国西部」というまぎらわしい記述は、他の多くのネットニュースでも見られた。

情報ソース

AARO(全領域異常解決局)サイト、読売新聞オンライン(2023/9/1)47NEWS(2023/11/5)、Pen Online(2023/9/11)、The Telegraph(2023/9/4)