サンパウロ市上空に浮かぶ光体 字幕の日付は間違いで、5月29日の晩が正しい 土曜スーパースペシャルより |
撮影場所と見られるAltino Arantesビルとバネスパ・ビル |
光体のアップ 土曜スーパースペシャルより |
UFOが月ではない証拠として、別の方角に月らしき光体が映っている 見づらいが、上弦の月のようだ 土曜スーパースペシャルより |
実際の映像
YouTubeより
- 撮影場所
- ブラジル サンパウロ市サン・ジョアン通りにあるバネスパ(Banco Do Estado De Sao Paulo=サンパウロ州銀行)ビル屋上
- ただしその隣にあるアルティノ・アランテス(Altino Arantes)・ビル展望台からの方が映像により近いと思われる
- 撮影日時
- 1986/5/29 深夜26時(30日午前2時)頃と推測
- 時間は資料によって午後11時頃からという記述と10時から11時の間という記述があり、不正確である
- 月の高さから推測すると、午後11時以前は地平線下なので、映像と同じくらいの高さなら日をまたいだ深夜2時頃と思われる
- 矢追さんの番組では9月29日としていたが誤り。そもそもその晩は月が出ていない
- 撮影者
- カメラマンのヘラルド・カナレス(Heraldo Canales)
- 撮影状況
- ミクソムという制作会社の5人が、依頼されたコマーシャル映像をバネスパビルの展望台で撮影中にUFOを目撃し、撮影した
- 目撃方向は、資料には西だとあったが、地図で確認すると明らかに真北である。北にある「カンタレイラ山脈上空」とも書いてあり、西というのは間違いだ
- 突然サンパウロ上空に巨大な球形のUFOが現れ、多くの市民が目撃して大騒ぎになった
- 目撃継続時間は10分程度だったようだ
- 上空で十数分滞空した後、消えたり現れたりを繰り返しながら、次第に遠ざかって消えた
- 光体をアップで写すと、激しく回転しながら光を変化させていた
- 最寄りのコンゴーニャス空港のレーダーでも検知したという
- 正体
- 不明だが、天体か飛行機が疑わしい
- こと座のベガもしくは、はくちょう座のデネブ
- 位置的、高さ的に適合する。ともに白いので色は合わない。高さが低ければ大気の影響で赤っぽく見えることはあるが、そこまで低くないように思える。大気汚染の影響等で赤く見える余地はあるか?
- ともに1等星ではあるが、映像ほど明るく見えるとは考えにくい
- うしかい座のアルクトゥールス
- 明るさ、オレンジの色、深夜2時での高さの点で適合する
- 資料に書かれた西側に出ていたが、地図からは目撃方向が明らかに北とわかるので、この可能性はない
- 火星、木星、土星も非常に明るく上っているのだが、位置的に全く違う
- こちらに向かって飛んでくる飛行機の前照灯であれば、あの明るさは説明できるし、旋回するまで見かけ上動かないことも説明がつく
- アップになって丸く写っているのは明らかにピンボケ
- 光を変化させたというのは、映像からは気流や雲でチラついているように見える
- どこかに動いたという情報がないので、一箇所で滞空したまま消えたり現れたりしたというのは、雲に出入りしただけのように思える
- 関連事件
- この10日前の5月19日の晩からサンパウロ付近に21機のUFOが飛来し、戦闘機がスクランブル発進した➡︎クラウディオ・スエナガ氏のブログ記事
- 詳しくは調べていないが、レーダーに写ったゴーストをUFOと思って発進し、パイロットが明るい天体などを誤認したようにも思える
- メディアでの取り上げ
- 1989/9/23 土曜スーパースペシャル「緊急UFO徹底取材特報!」(日本テレビ・企画、構成、演出:矢追純一)
- 調査協力
- X(旧ツイッター)のぬころじ〜さんに撮影現場と方角の特定、スエナガ氏のブログを教えていただきました。どうもありがとうございます。
月の形と高さから推測した30日の午前2時頃の星空 ステラナビゲータ11でシミュレート |
アルティノ・アランテス・ビルの地図
UFOが見えていた方角の道路の灯りに一致する
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