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2024年11月21日木曜日

2024/11/20 UAPに関する上院軍事公聴会開催される

証人として説明するAAROコスロスキー室長
YouTubeのライブ配信より
先週の下院議会での公聴会に続き、11月20日に今度は上院でもUAPに関する公聴会が開催された。こちらは軍事公聴会ということで、国防総省配下のAARO(全領域異常解決室)のジョン・コスロスキー室長(8月に前任のショーン・カークパトリックから交代)に対し、AAROの活動についての聞き取りとそれに対する説明が行われた。

3件の新たな解決事例

この中で一連のUAP騒動の端緒となった映像のうちの一つ、GOFAST映像を含む3件のUAP事例の解決報告がなされた。

2024年3月9日土曜日

2024/3/9 米国防総省、UAPに関する報告書を発表し、宇宙人関与を否定

米国防総省のUAP(未確認異常現象)担当部局のAARO(全領域異常解決局)は8日、「未確認異常現象(UAP)に対する米国政府の関与の歴史的記録に関する報告書 第1巻」と題した報告書を発表した。
この報告書は「UAPに関する米国政府の記録をレビューする、AAROの歴史記録報告書」だとし、昨今のUAPに関する評価をするとともに、プロジェクト・ブルーブックやコンドン報告書などの米国のUFOに関する研究活動の説明、ロズウェル事件についても言及されている。

宇宙人関与を否定

報告書の中では要旨として、UAPに宇宙人の技術が関与しているとされる一部の主張を否定する内容が述べられている。
以下、一部を抄訳。
  • UAPの目撃情報が地球外生命体の技術であることを確認した証拠はない。ほとんどの目撃情報は普通の物体や現象であり、誤認の結果であると結論。
  • 多くのUAP報告が未解決または未確認のままだが、より多く、より質の高いデータが入手可能なら、これら大部分も通常の物体または現象として解決される可能性がある。
  • センサーや目視観測は不完全であり、大半のケースは実用的なデータがないか、利用可能なデータが限られているか、質が低い。
  • 報告書の大半は、ほぼ間違いなく誤認の結果であり、認識欠如の結果である。
  • 米国政府と民間企業が地球外テクノロジーをリバース・エンジニアリングしてきたという主張について、実証的な証拠を発見できなかった。地球外技術のリバース・エンジニアリングに関与した、あるいは関連したとされる特定の人物、既知の場所、技術テスト、文書に関わる主張は不正確であると判断。
  • AAROは、本物のUAP関連のNDA(秘密保持契約)や、UAP情報を開示することに対して死や暴力を脅かすその他の証拠を発見していない。
  • AAROは、米国政府が地球外テクノロジーをリバース・エンジニアリングしており、それを議会から隠しているという不正確な主張は、大部分は、証拠がないにもかかわらず、そうであると信じている個人のグループからの回りくどい報告の結果であると評価している。

要するに「ほとんどは誤認だし、情報不足でわからないものもまともな情報があれば解決できるだろうし、政府が宇宙人の技術を使って何かしたり、それを脅迫を用いて隠したりしたことはないよ」ということで、これまで発表された報告書(NASAのものを含む)の内容と一緒だ。

ただし、これらの報告に対し、議会では「隠蔽工作をしている側が隠蔽工作を否定する発表をしている」と批判する声も挙がっているという。

今回の第1巻は、1945 年から 2023 年10月31日までのAAROの調査結果を収録。
第2巻は2023年11月1日から2024年4月15日までのインタビューや調査から得られた知見を含むということなので、4月以降に第2巻が発表される模様だ。

——当然全部英語で、注釈の説明を除いても45ページもあるのでまだ全部は読めていないが、Google翻訳などにPDFを突っ込んで少しずつ読んでみたい。
「隠蔽工作をしてる側が隠蔽してないと言ってもダメだ!」というのも、まあ当然のツッコミではあるのだが、ないことを証明するのは悪魔の証明で不可能だということもよく言われる。一般的な軍事機密も絡んでくるので、なかなか第三者委員会による調査などというわけにもいくまい。
どっちみち納得しない人達は、自分らの主張にそった結論以外は納得しないだろうけどね。
筆者的には、これまでのUFO騒動の歴史、科学常識、そしてまた筆者個人の経験上の判断として、今回のAAROの結論はおおよそ納得のいくものだと考えている。

ネットの書き込みを見ていると、
「ほとんどが誤認、ということは、誤認じゃない本物があるってことだよね!?」という「情報不足でわからないだけで、まともな情報があれば解決できるだろう」というくだりを知らないか読んでいない人の意見、
「地球に人間がいるように、宇宙のどこかに宇宙人がいないはずがない。だからUFOはいる!」というような存在の有無と地球に来られるかどうかの可否をごっちゃにしている人の意見、
が散見された。

情報ソース

2023年12月11日月曜日

本当に西日本はUFOの多発地帯なのか?

AAROによるUAPホットスポットの地図
2023年5月31日におこなわれた、NASAのUAPに関する公開ミーティングの中で提示された地図上で、日本の関西から西の方面が世界でも有数のUAPホットスポットであるように図示されている。そのため、マスコミやネットで「日本がUFOのホットスポット」であるとされることが目立つ。

しかし、これを最初に発表した際のAARO(全領域異常解決局=米国防総省でUAPに関する調査をおこなっている部局)のカークパトリック室長の発言(以下)によれば、それらの場所は単に米国の情報組織が情報収集をしている場所だからということで、非常に偏った地図になっているということだ。
NASAの公開ミーティングに登壇したAAROのカークパトリック室長
発表時のライブ中継より
「見ていただければわかるとおり、私たちが最も多くの報告を受けている地域は、非常に偏って収集された地図になっています。これは私たちのセンサーが、軍とIC ※1 とFAA ※2 のデータを集めている所です」
※1:米国情報コミュニティ=CIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)などを含む情報機関によって組織された機関
※2:米連邦航空局

たしかにマーカーは一部西日本〜九州付近にもかかっているようだが、日本海から朝鮮半島にまで広くかかっているように思われるし、どれだけの精度で位置をマーキングしているのかもわからない。これをもって西日本がホットスポットだと評価してしまうのは、早合点すぎるだろう。
無論その一帯にそれだけの目撃情報があったことは否定しないが、全地球的に公平に調べた場合、他の場所に比べて多いかどうかははなはだ疑問だ。
それに(真贋は別として)UFO/UAPの目撃は全世界的なものなのに、日本、中東、アメリカ以外の地域が一切マーキングされていないのだから、やはりカークパトリックの言うとおり偏った地図なのだ。

  • 地図が大雑把で精度が不明
  • 米国の情報組織が収集している地域の情報に基づいている
  • 比較できる全世界的な情報がない

情報が多い=情報が正しいではないことにも注意しなければならない。実際、筆者はX(旧ツイッター)で日本でのUFOの目撃報告をチェックしているが、「UFOではないか?」とツイートされるものはほぼ全てカメラのレンズゴーストや飛行機などの何でもないものばかりだし、西日本に偏っている傾向もなかった。

イギリスのテレグラフ紙では「日本はUFOのホットスポット」というタイトルで、AAROが公開した地図から広島・長崎あたりでの目撃情報が多いと報じているようだが、あの地図からピンポイントで広島、長崎の名前を挙げられるわけがない。単に原爆が落とされた都市を挙げただけだと思われる。

読売新聞でも「サイト上の報告書は、西日本から中国西部にかけての地域を目撃情報の多い「ホットスポット」に分類した」としているが、具体的に日本がホットスポットだと文章で書かれた報告書は見られないので、おそらくあの地図のことだと思われる。ここでいう中国西部というのは、あの地図からは日本の中国地方のことと思うのだが、同紙英語版ではそのまま「western China」と訳してしまっている。もし中華人民共和国の方の中国なら、あの地図のマーキングからは「中国東部」としなければおかしいだろう。
この「西日本から中国西部」というまぎらわしい記述は、他の多くのネットニュースでも見られた。

情報ソース

AARO(全領域異常解決局)サイト、読売新聞オンライン(2023/9/1)47NEWS(2023/11/5)、Pen Online(2023/9/11)、The Telegraph(2023/9/4)

2023年7月27日木曜日

2023/7/27 米下院、UAPに関しての公聴会を開催

 情報ソース:産経新聞
3人の証人(YouTubeより)
グラシとフレーバーの間の後ろにいるのがジェレミー・コーベル

26日(日本時間同日午後11時過ぎ)、米下院監視・説明責任委員会の国家安全保障小委員会はUAP/UFOに関しての公聴会を開催。情報機関でUAP/UFOの分析に携わった人物や海軍の元パイロットら3人が証人として出席し、政府の情報隠蔽を批判し、情報公開を訴えた。

2022年6月10日金曜日

2022/6/10 NASAがUAPの調査機関を設立

 情報ソース:NASAロイター

NASA(米航空宇宙局)が、UAP(未確認航空現象)についての調査機関を設立することを発表した。秋の早い時期に研究チームを立ち上げ、約9ヶ月間調査する予定だ。
チームはプリンストン大学の天体物理学部長であった宇宙物理学者のデビッド・スペルゲル氏が率い、NASAの科学ミッション本部で研究担当の副長官補佐であるダニエル・エヴァンス氏が参加する。

国防総省のUAPタスクフォース(UAPTF)やその後続の航空物体識別管理同期化グループ(AOIMSG)には属さないものの、UAPの性質と起源を明らかにするために科学的手段をどう適用するかについて政府全体で広く調整し、科学、航空、データ分析コミュニティの専門家の助言を得て新しいデータを収集し、UAPの観測を改善する最善の方法に焦点を当てる予定だ。
予算は数万ドル〜10万ドル(約1300万円)以下になる予定。

NASAは「どれが自然現象なのかを確立することは現象の特定と緩和の重要な一歩となり、航空機の安全を確保するというNASAの目的の一つと合致するものだ」とし、また「UAPが地球外起源だという証拠はない」とも付け加えた。

スペルゲル氏「これまでのUAPの観測数が少ないため、最初の作業はできうる限りしっかりした情報を収集することだ」
エヴァンス氏「NASAの原則に基づいてこの報告書は一般公開される予定だ」

——先日のUAPに関する公聴会でモールトリー国防次官が言及していた、気象庁やNASAと連携するという方針によるものだろう。
今まで公開されてきたUAPの映像や写真を見る限りでは、NASAなどが出るまでもなく、カメラがピンボケした場合にどう見えるか、おもちゃの気球に似たものがないのか調べ、パイロットや分析者の教育を図るが良いように思うのだが、そうしたもののきっかけになるのなら悪いことでもあるまい。
軍が空飛ぶゴミを未知の物体として恐れる程度なら笑い話で済むが、戦場においての民間人誤爆などの話を聞くと、きちんと物を識別するスキルがないととんでもないことになる。そうした能力の向上にもつながればいいのだが。
NASAにしても安い予算で政府に協力して貸しを作ることは、本業である天文の研究開発についての予算獲得の上でプラスになるとの判断もあったと思う。
まさかと思うが、「NASAも天体以外のことについてはてんで素人で、ピンボケやレンズゴーストすら指摘できない」なんてことにならないことを祈りたい。

2022/5/19付 米UAP公聴会についての日本政府の反応

 情報ソース:ニコニコ生放送
33:20から

アメリカでUAPに関する公聴会が開催されたことにつき、松野博一官房長官が19日午後の会見で、記者からの質問に答えた。

記者「未確認飛行物体の存在を米国政府が明確に認めたことについて、安全保障上の問題を含め、同盟国としてどう見ているのか」
松野長官「未確認航空現象についての説明がなされたことについては承知している。我が国としても引き続き関心を持って注目していく考え」

記者「日本における未確認飛行物体への対応は、一昨年当時の河野太郎防衛大臣が識別できない物体を確認し、日本の防衛に影響を及ぼす恐れがある場合は報告に万全を期すよう求めたが、この間報告はあったのか?」
松野長官「自衛隊の活動で得られた個々の情報については回答を差し控えるが、大臣指示の発出以降、公表すべき特異な事案はない」

記者「責任をもって分析する態勢、部署は存在するのか?」
松野長官「政府として現時点で専門組織の設立は考えていないが、防衛省において従来から我が国の防衛警備に影響を及ぼす恐れのある情報を得た場合は適切に対応している。一昨年の防衛大臣指示を踏まえ、空中における識別不能の物体についてもしっかりと対応していく考え」

2022年6月5日日曜日

2022/5/25付 米政府公聴会についての日本のテレビの報道

5月17日の公聴会前後、 NHKを含む各局で少しずつ取り上げたようなのだが、筆者が確認できたものだけ紹介しておく。

2022/5/19 TBS「ひるおび」

「UFOは実在する」50年ぶりに米議会で検討 国防高官出席・映像公開 真剣に取り組む背景は?
ゲスト:早稲田大学教授 中林美恵子氏(元米議会上院補佐官(共和党))

「GIMBAL」「GO FAST」そして新たな「Flyby」「ピラミッドUFO」映像を紹介しつつ、UFOというのは元々軍事用語であること、ピラミッドUFOはドローンであることがわかったと説明。

中林氏から、最近カメラの性能が上がるなどして報告が増えてきたため、議会の方からきちんと調べるべきではないかとのこと。国民からの軍の隠蔽疑惑、国防の問題として調べることとなったと解説。
また昨年6月の暫定的な報告書については中林氏が「ペラペラで中身がスカスカ」「説明不能というのも、調査不足だと指摘されている」と。

公聴会は真面目に行われており、背景にロシア、中国の秘密兵器ではないかという安全保障上の懸念もあり、基本的には宇宙から何か来ているということを前提とせずに証言していると。

——公聴会でUAPと呼ばれたものを番組では語源の解説付きではあったが終始UFOと呼んでいた。全体的には落ち着いた内容であった。
ゴミとも風船とも知れないFlyby映像を大真面目に検証する愚かしさや、ピラミッドUFO映像がシロウトでもわかる程度のピンボケ映像であることの指摘まではされなかったのは仕方ないか。

2022/5/25 BS日テレ「深層NEWS」

50年ぶりに米で「UFO公聴会」潜在的な安全保障上の脅威

昨年の報告書の発表後同様、元海上自衛官の小原凡司氏(笹川平和財団上席研究員。外交・安全保障が専門)とムーの三上丈晴編集長(国際未確認飛行物体研究所所長)を呼んでの1時間。
(国際未確認飛行物体研究所:福島県福島市飯野町の観光施設「UFOふれあい館」に設立された町興しの組織。通称UFO研究所)

小原氏は慎重な物言いで、三上編集長もエイリアン・クラフトであるような断定はしていない。しかし三上編集長はFlyby映像をUAPが急加速していることにしているし、自然現象のプラズマやプラズマ兵器の可能性を匂わせるなど、やはりムー的。

小原氏が過去、ヘリコプター搭乗時に目撃したUAPについて、自分は目視しているが同乗者およびレーダーで確認できなかったので、客観的に考えれば自分の錯覚だろうと言う。

UFO事例の端緒としてケネス・アーノルド事件、ロズウェル事件を紹介するが、それぞれがどのような検証がなされているかについては触れられなかった。
さらには日本のうつろ舟まで紹介されたが、あれは形が似ているというだけで飛びも光りもしておらず、実際の出来事かどうかも怪しいものなのだが。

「もしUFOに遭遇してしまったら?」の問いに三上編集長は「放射線を発しているプラズマかもしれないので決して近づいてはいけない」と。これって近づけるような場所に着陸している前提だよね。そんなものがあったら近づかないまでもかなりじっくり観察できて嬉しいんだけど、実際は米軍のも含めてほとんど遠くに見える光の点でしかなのだから、これもムー的な発想の飛躍と言える。

——この番組も「正体がわからない不思議なもの」という前提で作られており、情報精度の低さや米軍の検証能力の低さについては触れられていない。
筆者などは米軍の検証能力の低くて風船や鳥、ゴミなどのなんでもないものを脅威として誤認しているのではないかと推測するのだが。


2021年6月29日火曜日

米国のUAP関連情報のまとめ

海軍撮影映像のリークに端を発した一連のUAP関係情報をまとめるページです。
本ページはトップメニューの「関連項目」の中にリストします。

ニュース記事へのリンク

動画

なおFLIR、GIMBAL、GOFASTの動画については、オリジナルが米海軍航空システム司令部(NAVAIR)のサイトからダウンロードできる。

中東の球形UFO

The Black VaultのYouTubeより

2022年4月19日の米国議会上院軍事委員会で行われたUAPに関する公聴会で、AAROが公開した映像。
中東で無人攻撃機MQ-9によって撮影されたとされる。AAROでは物体は異常な動きはしていないとしているが、正体は未確認のまま。

 Flyby

通称:Flyby
米海軍撮影
The Black VaultのYouTubeより

ピラミッドUFO

通称:ピラミッドUFO
2019年米海軍撮影
The Black VaultのYouTubeより
撮影以来国防総省ではこれをUAPとしてきたが、2022年5月の公聴会において正体はドローンであったとした。
三角形に映っているのはピンボケで暗視ゴーグルの絞りの形になってしまったためということが、公開当初より信頼できる研究者の間では指摘されており、ドローンではなく航空機であるという指摘もある。

水中に入る球形UFO

水中に入る球形UFO
2019年米海軍撮影
UFO研究家ジェレミー・コーベル公開

GO FAST

3本目の映像:通称GO FAST
2015年1月米海軍撮影

Tic Tac

2本目の映像:通称FLIR1またはTic Tac(チクタク)
2004年11月米海軍撮影

GIMBAL

1本目の映像:通称GIMBAL(ジンバル)
2015年1月米海軍撮影

静止画

別なピラミッドUFO

海軍でいわゆるピラミッドUFO映像とは別に撮影され、
同映像が無人機を写したものとわかる糸口となった写真
2022年米下院UAP公聴会のYouTubeより

Acorn

通称:Acorn
Acornの部分拡大

Metallic-Blinp

通称:Metallic-Blinp

Sphere

通称:Sphere

関連リンク

2020年7月16日木曜日

うつろ舟の蛮女

1803年2月22日/日本/常陸国ひたちのくに(現茨城県)はらやどり・・・・・
(日時と場所については諸説あり、別記する)
Harayadori beach, Hitachi-no-kuni (now Ibaraki-ken), Japan
(There are many theories about the date and place, which are described separately.)

概要

江戸奇談怪談集(ちくま学芸文庫)より
この絵は同書の直接の出典である日本随筆大成第二期1(吉川弘文館・昭和3(1928)年)から
鉄とガラスで作られた円盤状の乗り物が日本の浜に漂着。中には外国人と思われる女性が乗っていた。女性は言葉が通じず、箱を大事そうに持っていた。面倒を嫌った住人達は、女性を乗り物に戻して沖に戻してしまった。
南総里見八犬伝で知られる曲亭(滝沢)馬琴らが伝えた江戸時代の奇談。不時着したUFOと宇宙人だったのではないかと噂されるが!?

2019年6月12日水曜日

2019/6/8付 毎日新聞にハヨピラの記事

情報ソース:毎日新聞Web版2019/6/8「幻の「UFO基地」 廃虚の夜空に浮かぶ、あの光は… 北海道・平取」(記事)、写真特集

付近の道路上から見えるハヨピラの一部
グーグルストリートビューより

最近震度7クラスの地震が頻発している北海道の平取(びらとり)町にある、UFO施設「ハヨピラ」について、毎日新聞が取り上げていた。
ここは、終末論を掲げて1960年代にカルト化した日本初期のUFO研究団体「宇宙友好協会」(CBA)が建設したUFOと宇宙人を迎えるための施設。その後CBAの衰退に伴い平取町に寄贈されたが、管理が行き届かずに現在では閉鎖されている。
CBAは、アイヌのオキクルミカムイという神が空からやってきて知恵を授けたという伝説とUFOを結びつけて、自らのUFO信仰に利用したとされる。

平取町の担当者は「施設の撤去、再利用の案はあっても費用がかかる」としている。


元CBA会員による本と、CBA事件をモチーフにした大槻ケンヂの歌

2019年5月13日月曜日

第3の選択の放送記録の問題について

情報ソース:朝日新聞縮刷版

イギリスのフェイク・ドキュメンタリー「Alternative 3(第3の選択)」
矢追さんの本だったと思うが、「日本で初めて放送されたのはフジテレビの深夜番組だったが、調べたところその放送記録がない」と書かれており、政府による放送記録の抹消、情報の隠蔽を思わせる不気味なエピソードとして伝えられていた。

イギリスでのオリジナル放送は1977年6月20日、日本では1978年(昭和53年)4月6日に放送されている。
筆者は当初、番組名がイギリスでの正式なタイトルである「サイエンス・リポート」だったからではないかと思っていたが、当時の新聞を調べたところ、「地球滅亡の危機! ロンドンTVパニック」が番組名だった。
そりゃ「第3の選択」や「サイエンス・レポート」で探しても記録はない。まあ新聞調べれば簡単なのだが、矢追さん調べなかったんだろうね。

1978年(昭和53年)4月6日木曜日 朝日新聞朝刊

ケネス・アーノルド事件後の日本の新聞報道

情報ソース:朝日新聞縮刷版

1947年6月24日のケネス・アーノルド事件から空飛ぶ円盤=UFOの話題が起こったことはよく知られているが、日本での報道がどうだったのか、図書館に行って調べてみた。
朝日、産経、下野の各新聞があったが、縮刷版で簡単に調べられるのは朝日だけだったので、時間の都合もあって今回はこれだけ。

当時の朝日新聞は終戦後で紙不足だったためなのか、表裏の一枚ものだったようだ。
初めて空飛ぶ円盤の記事が出てきたのは、アーノルド事件の翌月7月8日になってからと遅かった。縮刷版の目次にも「空飛ぶ円盤」の項目が作られるほど、この月は円盤記事が多かった。(5件)
しかしアーノルド事件自体は報じられていない。他の新聞を調べたら載っているだろうか?
逆に8月以降になると目次には円盤の文字は見つからず、急速に関心が薄れていた感がある。

1947年(昭和22年)7月8日火曜日

1947年(昭和22年)7月8日 朝日新聞朝刊
すでに「空飛ぶ円盤」の呼び名で報道されているほか、「飛びゆくコーヒー皿」としてフライング・ソーサーの直訳も紹介している。「円盤のようなもの」としつつも「月形または卵形で平べったく」とアーノルド事件の証言を元にしたような記述も興味深い。「特殊な波動を伴って飛ぶ」なんて情報もあったのだね。
6月分でアーノルド事件自体の記事を探したが見つからなかった。今でこそ有名だが、ロズウェル事件の報道も一切ない。

2019年4月29日月曜日

2019/4/25付 米海軍がUFO目撃報告手順を規定

情報ソース:CNN.co.jp

CNNによれば、アメリカ海軍は未確認飛行物体(UFO)を目撃した場合の正式な報告手順を定め、これを各部隊に通知し、具体的説明する予定があることを明らかにした。
これはいわゆる宇宙人による乗り物、エイリアン・クラフトを信じたものではないとし、「ここ数年、無許可あるいは未確認の飛行物体が軍の管制圏や指定空域に侵入した報告が多数あり、安全保障上の懸念からその報告について調査する」ためのものだという。

別の米軍高官によると、最近の目撃情報の中には、トップシークレットにあたる軍の航空プログラムもあり、この目撃情報が一般の注目を集めたため、海軍情報担当高官が米議会や航空関係者に説明を行ったという。

2019年2月8日金曜日

2019/2/6付 ビリー・マイヤーが宇宙人とコンタクトした決定的動画!

情報ソース:YouTube

スイスのコンタクティ、エドアルド・アルベルト・マイヤー(通称ビリー・マイヤー)は、かねてからプレアデス星団(和名すばる)を構成する主要な恒星の一つであるタイゲタにある惑星から来たという美しい宇宙人達と交流を続けているという。
宇宙人の名前はセムジャーゼ(セムヤーゼ)、アスケット、ネラなどといい、その内の後ろ二人についてはカラー写真も公開されていた。
マイヤーがコンタクトしている宇宙人
左がアスケット、右がネラだという
今回、YouTubeでコウメ太夫(旧芸名小梅太夫)の動画をあさる過程で、偶然二人が実際にコンタクトしている動画を発見した。
ここに衝撃の報告をする!!

2019年1月9日水曜日

2019/1/7付 TOCANAにCBA・松村雄亮についての記事

情報ソース:

TOCANAに、1950〜60年代に終末論を掲げてカルト化し物議を呼んだCBA(宇宙友好協会)代表、松村雄亮(ゆうすけ)氏についてのエピソードを紹介する記事が掲載されているので、紹介しておく。
執筆はオカルト研究家でASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)の会員でもある羽仁礼氏だ。

——むろん松村氏が体験したとされる「宇宙人とのコンタクト」などは客観的に見て作り事であるが、こうした人物、団体が何を信じ、どう行動してきたのかというエピソードは興味深い。

2018年12月29日土曜日

2018/12/28付 砂浜にミステリーサークル出現!?

情報ソース:CNN.co.jp
CNN.co.jpより
イギリスのウェールズ南西、ペンブロークシャー海岸の砂浜に、ミステリーサークルが出現しているという。

これは実は地元の砂上アーティスト、マーク・トレーナー氏による作品で、ミステリーサークルにヒントを得て、熊手を使って砂に作ったのだという。

——よくこれだけ凝った模様を作れるものだ。
ソースサイトに他のデザインや作り方の手順が書いてある。
そういえば麦畑にできる本家ミステリーサークルの話題も、最近はほとんど聞かなくなった。

2017年6月28日水曜日

1561年ニュルンベルクのUFO現象!?

1561年4月14日(4日という資料もあり) ドイツ、ニュルンベルク
Nuremberg, Germany

概要

英語のWikipediaより
その日早朝4時から5時にかけて、ニュルンベルク上空で飛行物体どうしによる戦闘が約1時間にわたっておこなわれたといい、それを当時の著名な版画家ハンス・グレーザー(Hans Glaser)が木版画にしたものがこれだ。
いくつもの十字形、球体、筒状の飛行物体が飛び交って戦い、最後に槍のような巨大な飛行物体が登場し、夜明け空を飛び回ったという。

2017年3月10日金曜日

ソーラー・クルーザー

概要


太陽観測衛星SOHOが撮った写真に奇妙な物体が写っていて、それが巨大UFOではないかという説が語られている。

フー・ファイター

1943年〜1953年
太平洋、朝鮮半島など

概要

フー・ファイターの写真と言われるもの
中央の白い光体がそれか?
空飛ぶ円盤か、自然現象か?
戦争中、パイロット達を驚かせた幽霊戦闘機

2017年3月2日木曜日

2017/1/18付 CIA、機密文書をネット公開

情報ソース:CREST、CIAツイッター、ねとらぼMail Online

CIA(アメリカ中央情報局)が、25年以上前の機密文書約93万件を、インターネットで公開したと発表した。検索サイトはCREST(CIA Records Search Tool)と呼ばれている。
同文書はこれまでもメリーランド州の国立公文書館で公開されていたが、今回はインターネットでどこからも閲覧できるようになったというもの。

文書にはCIAらしい通常の情報活動の報告に加え、UFOや超能力に関しての報告も存在する。UFOで検索した結果、87ページもの検索結果が表示された。
文書は当時タイプライターでタイプされたものを画像としてPDF化されている。空軍のブルーブックのアーカイブ同様、文字のかすれやつぶれも見られるので、決して読みやすいものではない。日本人であればなおさら。
幸い、公式な公開情報だけあってそれぞれのページタイトルが概要のようになっており、また文書作成日も書かれているので、それを元に検索すれば希望する情報をある程度絞り込めるかもしれない。

超能力者のユリ・ゲラーに関しては透視能力の実証実験を行い、「この実験期間におけるゲラーの成功の結果として、彼は説得力のある明瞭な方法で彼の超常知覚能力を実証したと考える。」と、彼の超能力の存在を認めることが書かれている。
【追記】ASIOS代表・本城達也氏のサイト「超常現象の謎解き」によると、CIAが直々に書いた書類ではなく、他の団体(スタンフォード研究所(SRI))が作った書類を資料として持っていたものだという。

——そういえばかつてアメリカのUFO研究団体のGSWがCIA相手に裁判で勝訴し、UFO情報を開示させたが、あの時の文章はこれと同じものなんだろうか。
ゲラーの超能力を認めたというのは興味深い。手品や心理的トリックの入り込む余地がなかったのであれば、もしかしたら、もしかしたら、そうなのかしら?