Imaged Jupiter tonight. Looks awfully like an impact flash in the SEB. Happened on 2019-08-07 at 4:07 UTC. pic.twitter.com/KSis9RZrgP— Chappel Astro (@ChappelAstro) August 7, 2019
Single frame and DeTeCt output image of the potential impact on #Jupiter. pic.twitter.com/kjZZgOYlQf— Chappel Astro (@ChappelAstro) August 7, 2019
1994年7月にはシューメーカー・レヴィ第9彗星が、木星の潮汐力によって核を分裂させて次々に衝突したこともあった。衝突箇所が地球から見て影の部分だったため、衝突の瞬間は直接撮影されなかったが、巨大なキノコ雲や黒い衝突痕などが見られた。
今回はそれほど大規模ではなかったようだが、衝突の瞬間が動画撮影されたのはとても貴重だ。
既報の通り、このところ小天体が地球にニアミスのニュースが多いが、強い重力を持つ木星が存在するおかげで、地球への小天体の衝突がこれでも圧倒的に減っていると言われる。これは木星が直接小天体を飲み込んでくれるばかりでなく、重力の作用によって軌道をそらしてくれることも含んでいる。
もし木星がなければ頻繁な小天体の衝突によって生物の進化はままならず、人類も発生していなかったかもしれないと思えば、木星様々だ。
——衝突時は日本では真昼間だったが、筆者もさっそく翌日衝突痕が写せないかと望遠鏡を準備したが、あいにくの曇天で木星の姿すら見られなかった。
アマチュア天文家の方々の写真を見る範囲では地球から観測できるような衝突痕は見られていないっぽい。残念。
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