2019年10月7日月曜日

2019/10/1付 チリ上空で謎の発光体が落下し、火災発生

情報ソース:cnetVAIENCEチリ地質鉱業省
9月28日にチロエ島ダルアウェで物体の落下地点を地質調査する職員
チリ地質鉱業省より
9月25日午後8時頃、南米チリの中南部にあるチロエ島上空で明るく燃える物体が目撃された。それは地面に衝突し、小さな火災を引き起こした。
チリの地質鉱業省職員によると、火災が発生した7カ所で隕石が衝突した証拠を見つけられなかったため、崩壊した隕石の可能性を除外したという。一方、チリの天文学者/天体物理学者のホセ・マザ氏は、物体は隕石かスペース・デブリの可能性が高いと述べる。
もし隕石衝突の痕跡がないのであれば古い人工衛星の一部かロケットブースターの残骸である可能性がある。
現場を調査した地質学者は土壌をより詳細に分析しているとし、10月後半に結論を発表するという。
ハーバード大学スミソニアン天体物理学センターの天文学者、ジョナサン・マクドーウェル氏はツイッターで「この時間帯にチリ上空に落ちるデブリはないはずで、断定はできない」と述べた。
落下する隕石を写したとする写真がSNSに出ていたのだが、どうやら前を走る車のブレーキランプがガラスに反射したもののようだ。

——主だったスペース・デブリは位置が把握されているが、小さい物を含めると何十万個とあるため、把握されていないものも当然あるだろう。そういったものが大気圏に再突入して燃えたのかもしれない。
地表が燃やされたということは燃え残りが地表に達したことになるわけだが、今のところそれも発見されていないようであり、その点は少々腑に落ちない。地表に達した後にきれいに燃え尽きたと考えるのもなかなか苦しい考えだ。
今月後半の分析結果の続報を待ちたい。

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