2020年8月16日日曜日

2020/8/15付 アメリカ国防総省がUFO調査特別チーム設置へ

 情報ソース:NHK NEWS WEBCNN

米国防総省は14日に、航空機の乗組員や飛行の安全のため、UFO(未確認飛行物体)を調査する特別チームを立ち上げると、2人の国防当局者が明らかにした。数日中に正式発表される予定だという。
このチームはUFOがアメリカの安全保障にとって脅威になる可能性があるかどうかを分析し、その正体を探るのが任務だという。
アメリカのメディアによると、国防総省内ではUFOは地球外由来の物体ではなく、地球上の敵対勢力が情報収集のために飛行させているドローンなどの可能性もあるという見方が出ているという。

——この特別チームの調査対象はUFOといってもあくまでも正式な意味でのそれで、宇宙人の乗り物という前提でないことは繰り返しお伝えしているとおりだ。
どうやら正式発表はまだのようだが、発表時にUAPとUFOのいずれの呼称になるだろうか。米国防総省では、UFOという言葉は本来の意味と違い宇宙人の乗り物であるという世間一般の認識があって、軍内部の目撃者が笑われるのを嫌って名乗り出ないことを避けるため、今後はUAP(未確認航空現象)と呼ぶことになっているはずだ。
今回、マスコミの見出しが揃って「UFO」であったためと、わかりやすさを考えて「UFO」とした。

2020年7月16日木曜日

うつろ舟の蛮女

1803年2月22日/日本/常陸国ひたちのくに(現茨城県)はらやどり・・・・・
(日時と場所については諸説あり、別記する)
Harayadori beach, Hitachi-no-kuni (now Ibaraki-ken), Japan
(There are many theories about the date and place, which are described separately.)

概要

江戸奇談怪談集(ちくま学芸文庫)より
この絵は同書の直接の出典である日本随筆大成第二期1(吉川弘文館・昭和3(1928)年)から
鉄とガラスで作られた円盤状の乗り物が日本の浜に漂着。中には外国人と思われる女性が乗っていた。女性は言葉が通じず、箱を大事そうに持っていた。面倒を嫌った住人達は、女性を乗り物に戻して沖に戻してしまった。
南総里見八犬伝で知られる曲亭(滝沢)馬琴らが伝えた江戸時代の奇談。不時着したUFOと宇宙人だったのではないかと噂されるが!?

2020年7月8日水曜日

2020/6/23付 ネッシーの写真撮られる!?

情報ソース:FINDERSDaily Record
ネッシーではないかと噂される写真
Ian Miles Cheong氏のツイートより

スコットランドのネス湖に住むと言われる伝説の未確認生物ネッシー。それではないかと言われる新たな写真が公開された。

イギリスのサウサンプトン在住のスティーブ・チャリス(Steve Challice)氏が昨2019年9月にネス湖沿岸の観光スポット、アーカート城(Urquhart/アークハートとも)で撮影した写真がそれ。
他の観光客を避けた場所に行ったところ、水面のさざ波に気づいて撮り始めた。そのうち大きな生物の背中が現れ、撮影に成功した。チャリス氏からは10mほど離れており、全長2.5mくらいあったという。

今年になってFacebookで公開したところ、大勢から「ネッシーではないのか?」と反響があったが、チャリス氏自身はネッシーを信じておらず「ナマズか海から来たアザラシではないか?」と語っているという。

場所はこの辺だろうか?

——生物の背中の模様から、チャリス氏が言うとおりアザラシっぽい。
ネッシーがこうしたものの見間違いの集大成だと考えると、これもネッシー写真の一つとも呼べそうではある。
チャリス氏本人のFacebookがわからなかったので、写真はFINDERSに掲載されていたIan Cheong氏のツイッターから拝借した。

2020/7/2付 関東上空に大きな火球、さっそく「UFOが撃墜!」騒ぎも

情報ソース:KAGAYA氏ツイッター、毎日新聞(7月2日11時47分)、朝日新聞デジタル(7月2日)、NHK NEWS WEB(7月2日11時57分)、NHK NEWS WEB(7月3日21時11分)、
   
7月2日午前2時32分、関東上空を中心とした広い範囲で明るい流星の「火球」が目撃された。SNSでは動画とともに、ボーンという爆発音が聞こえ家が少し揺れたという証言もあった。
星景写真家 KAGAYA氏のツイート

推定される流星の大きさは、明るさと、地球に近づく1m以上の天体を監視しているハワイなどの観測網に引っかかっていないことから50cm程度だと見られる。
日本大学の天文学者 阿部新助氏のツイート

観測者のグループの映像の解析により、神奈川県上空で光り始め、東京の上空を通過後、千葉県沖の東京湾高度20kmあまりの上空で見えなくなったことがわかった。
もし流星が燃え尽きずに地表に落下した場合、千葉県の北西部〜佐倉市〜四街道市の範囲に隕石として落下した可能性があるという。(小惑星などのかけらが地表まで達したものが「隕石」と呼ばれる)
解析に参加した平塚市博物館の藤井大地学芸員によれば「軌道から元となった小惑星を推定することができたため、隕石として回収できれば貴重な試料になる」という。

7月13日追記 落下した隕石発見、決め手は放射能検出


見つかった2つの隕石を合わせたもの。左のグレーの方が先に見つかった。
国立科学博物館Facebookより
2日の火球の一部と見られる隕石が千葉県習志野市で発見されたと、国立科学博物館が発表した。発見された隕石は2つで、落下の衝撃で63gと70gの2つに割れていた。
習志野市のマンションの住民がガーンという大きな音を聞き、玄関前の共用廊下で破片を発見し、県立中央博物館に届けた。廊下の手すりにも傷があったため管理人と一緒に中庭を調べ、2つ目を発見した。
問い合わせを受けた国立科学博物館は6日から調査を始め、宇宙線(放射線)由来の放射性核種を検出したため、最近落下した隕石と確認した。国際隕石学会に「習志野隕石」として登録申請するという。
国内で隕石が見つかったのは2年ぶりで53例目になる。

今回のように観測カメラなどから落下地点を推測して実際に隕石を発見したのは日本初となり、世界的にも珍しい。

未発見の隕石があるかも?

天文学者の阿部新助氏のツイートによれば、本体にあたる隕石が見つかる可能性があるとし、土などを掘り起こす前に写真などを撮影し、GPS情報と共に記録してほしいという。

——放射能が検出されるというのは、宇宙空間通過時に放射線にさらされてきた証拠となるのだね。もちろん放射能にも種類があり、検出されたとしても必ずしも宇宙空間にあった根拠にはならないんだろうけれど。
新たな隕石本体が見つかるといいのだが。

竹本良氏「火球はUFOにぶつかって落ちて来た」

情報ソース:TOCANA(7月2日)

UFO研究家 竹本良氏はTOCANAのインタビュー記事において、この「火球はUFOにぶつかって落ちてきたもの」と断定している。日本上空には人や自然環境を監視しているUFOが大量に存在し、それらにスペースデブリや小天体がぶつかって落ちて来たものだという。

——UFOが福島原発や7月4日の惑星直列による地震の監視などをしているというが、いずれも根拠のないものだ。そもそも7月4日はいわゆる惑星直列の状態にはなかった。(地球からの見かけ上、空に月〜惑星〜太陽までが順に並んだだけ)

さっそく「UFOが撃墜!」説が出る

情報ソース:TOCANA(7月3日)
火球をUFOが撃墜していたというが、レンズゴーストだ
学芸員 藤井大地氏のツイートより
またTOCANA編集部による記事によれば、平塚市博物館の天文担当の学芸員 藤井大地氏が撮影しツイッターに投稿された火球の動画から、「UFOが火球にぶつかった瞬間の映像だ!」としている。

——火球の正面からやって来てつらぬくように反対側に動いていく光点は明らかに火球の光がレンズ内で反射したレンズゴーストだ。
藤井氏も「UFOが隕石を破壊してくれた」といういくつかのコメントを受けて「火球が流れると同時に逆に進む光は、レンズの反射によるゴーストで、虚像になります。」とツイートしている。
もう一つ、火球が動いても動かない光点も一瞬映っており今のところどういったものかはわからない。しかし、こちらも光学的な現象である可能性が高いと思う。

2020年7月2日木曜日

2020/7/2 今夜の「直撃!シンソウ坂上」でUFOを取り上げる

情報ソース:番組公式ページ

直撃!シンソウ坂上 フジテレビ系 午後9時〜9時54分
出演:坂上忍、神田愛花、小峠英二(バイきんぐ)、三上丈晴ムー編集長

主な内容

  • 飛行機よりも速い謎の高速飛行物体
  • 皆既月食に現れた無数の光
  • NASAの宇宙カメラがとらえた宇宙空間を飛行する怪しい飛行物体
  • 2004年にメキシコ国防省が公開したUFO映像
  • 2007年にトルコ政府が公開した未確認飛行物体映像
  • 米国防総省が正式公開したUFO(米軍は特にUAPと呼称)映像を、ムーの三上編集長と共に徹底的に分析。今回公開されたUFO映像を検証した民間の航空調査団体「TTSA」(To The Stars Academy of Arts & Science。ロックミュージシャン トム・デロングが代表)についても取り上げる模様

UFOが出てくる歌/TM NETWORK「1974(16光年の訪問者)」


後年数々の歌手をプロデュースして小室ファミリーを作った小室哲哉率いるTM NETWORKの1984年発売のセカンドシングルで、アマチュアコンテストでデビューするきっかけになった曲。タイトルの読みは「いちきゅうななよん」。
筆者も当時聴いていたラジオで流れており、ファンではないものの懐かしいのだが、最近これがUFO、宇宙人をテーマにしたものと知った。

作詞は小室みつ子(小室哲哉と血縁関係はない)が西門加里名義で行っている。「1974年に16歳の少年が望遠鏡で夜空を見ていたらUFOを目撃、そして大人になって宇宙人に再会した」という内容。UFOという言葉は直接歌詞には出てこない。
夜の丘に車とめてひとり Feeling breeze (I'm so fine)
フロントグラスに広がる スクリーンミラクルワールド(Time machine)
突然 まぶしい光が包む Shining ship (Coming insight, light)
不思議さ 何も怖くない My friend エイリアン(Open the gate)
探していたよ 君との夜を Since 1974
イントロのメロディの音階は映画「未知との遭遇」で宇宙人とコミュニケーションを取った5音をモチーフにしているという話も聞いた。

アマチュアコンテストの演奏時はまた別の歌詞で、宇宙人との遭遇の設定はなかった模様。デビュー時は宇宙からやってきた3人という設定もあったようなので、それに沿った歌詞になったのかもしれない。
なおグループ名のTMはずっとタイムマシンだということになっていたが、実は小室哲哉(府中市)、木根尚登(立川市)の出身地である多摩地区の意味だという。

実際のUFO事件をモチーフにした?

1974年というのは北海道で仁頃事件があったことから、SNSで「仁頃事件を歌ったものだ」という説を語る方もいた。しかし同じ年の宇宙人事件という以外の共通点はないので、よほど小室みつ子が言及しない限り関係ないだろう。仁頃事件の宇宙人は不気味な姿で歌の題材としては不適当だ。
1974年は小室哲哉自身が16歳だったので(1958年生)、多感な少年期をテーマにしたものと思われる。(仁頃事件のFさんは28歳)
偶然といえばこの歌は北海道の地方テレビ局発でヒットしたそうだ。歌が出来上がった後のことなので、これも仁頃事件の影響ではないだろう。
16光年の訪問者というサブタイトルは16歳と掛けていると思われるが、仁頃事件の宇宙人のサモンコール星までは2億5千万光年彼方だそうなので、これも無関係だ。
1974年だけ取り上げるなら岡山県での宇宙人の首すげかえ事件も同じ年だ。

2020年6月17日水曜日

2020/6/17付 仙台上空に謎の気球が滞空

情報ソース:河北新報ONLINE NEWS、日テレNEWSツイッター、仙台市天文台Instagram、KHB5ch!(東日本放送)J-CASTニュース
仙台上空の謎の気球
日テレNEWSのツイッターより
17日の午前4時頃以降、宮城県仙台市の上空に白い球形の物体が浮かんでいるのが多数の市民に目撃された。気球のような物体は十字形のものをぶら下げている。
情報を寄せられた宮城県警ではヘリコプターを飛ばして上空を警戒した。県警によれば高度は2km〜3km以上と見られる。
また仙台空港によれば正午現在、航空機の運行に影響はないという。
SNSの書き込みを見ると、昼近くまで目撃されていた模様だ。

2020年5月22日金曜日

2020/5/28のコズミックフロント☆NEXTはUFOがテーマ

情報ソース:コズミックフロント☆NEXT公式ページ
番組公式ページより
毎週木曜日夜10時からの宇宙番組「コズミックフロント☆NEXT」(NHK BSプレミアム)の次回テーマは「U.F.O.の真実」。
2020年4月、アメリカ国防総省は海軍の戦闘機が撮影したUFOの映像を公開!高速で移動し不可解な動きを見せるUFO。目撃したパイロットがニュース番組に出演するなど、軍の当事者がUFOとの遭遇を公の場で証言し始めた。さらに国防総省はUFO現象を調査する極秘機関AATIPを立ち上げていた。大規模な情報公開はなぜ始まったのか?UFOの真実とは?アメリカやフランスの研究機関が進める最新UFO調査に迫る!

この番組ではこれまでも、ロズウェル事件などを紹介し、ハイネック博士の息子も出演した「UFO現象の謎を追え 最新化学が迫る驚異の正体」、スコット・ウェアリングのデタラメやアポロ月着陸捏造説などを否定した「フェイク?真実?検証 宇宙のミステリー」を放送している。

——米軍が認めたUFOというのはエイリアン・クラフトという意味じゃなくて…というのはともかく、幻解!超常ファイルとまた違ったどんな番組になるのかは楽しみ。
番組ツイッターによれば、ジャック・ヴァレも信憑性が高いと太鼓判を押したヴァレンソール事件も取り上げるという。ますます楽しみ。

2020年5月21日木曜日

2020/5/18付 航空自衛隊に「宇宙作戦隊」発足

情報ソース:NHKTHE SANKEI NEWS東スポWeb航空自衛隊ニュースリリース
隊旗授与の様子
阿式隊長(右)と河野防衛大臣
航空自衛隊ニュースリリースより
18日に航空自衛隊の宇宙作戦隊(英語名Space Operations Squadron)が発足した。
スペースデブリ(宇宙ゴミ=人工衛星の破片やロケット打ち上げ時の切り離しパーツなど)や他国の不審な人工衛星などを監視し、日本の人工衛星を守るための部隊。
宇宙領域を対象とした部隊は空自では初となり、東京の空自府中基地内に約20人で組織される。初代隊長は阿式(あじき)俊英2等空佐(昔風にいうなら中佐)。
阿式隊長は、まずは人材育成が重要だとして、シミュレータなどを使った訓練を進めるという。

今後は以下のような活動を行うという。
  • 山口県山陽小野田市に建設するレーダーで高度約36,000kmの静止軌道を監視
  • 2023年(令和5年)度からは宇宙航空研究開発機構(JAXA)および米軍とも連携し、JAXAは高度1,000km以下の低高度周回軌道を担当
  • 2026年(令和8年)度までに独自の宇宙監視衛星の打ち上げを目指す

すでにUFO研究家の竹本良氏が、宇宙人の乗り物としてのUFOへのスクランブル(緊急発進)と、UFOに近づいた航空機が故障して事故を起こすEM(電磁)効果、地球外生命体との交流などについての調査などを要望しているという。
しかし前述のように、この部隊はいるかいないかわからない地球外生命体に対処するためではないので注意したい。

UFOが出てくる歌/Buchanan Brothers - (When you see) those flying saucers




昔書いた記事の続編。

Buchanan Brothers(ブキャナン兄弟)は1940年代に活躍した、チェスターとレスターからなる兄弟カントリーデュオ。
この曲はケネス・アーノルド事件が起きてすぐの1947年7月16日に発売された。気が早いというか、商魂たくましいというか、でもそれだけアーノルド事件が騒がれていたことをうかがわせる。
のんきな感じのカントリーだけど、多くの犠牲を出した戦争が終わって間もなく未知の存在が現れ、それが神による審判の日が近づいたのかもしれないと心配している。
宗教観がゆるい日本と違い、あちらでは神の裁きというものを重く受け止めているんだろう。

この曲は2009年公開のアニメ映画「モンスターズ対エイリアン」のオープニングにも使用されている。