2017年1月5日木曜日

2016/11/22付 女子高生撮影の光体、世界的に話題に

情報ソース:ツイッター、TOCANAMailOnlineIRISHMirror


2016年11月22日早朝5時59分、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、津波警報が出され、騒然となったのも記憶に新しい。
その約20分後に16歳の女性が撮影したという光体の動画が、海外の一部メディアで、隕石ではないかとして報道された。
撮影者のあっすーさんは「隕石じゃない」と推測している。

——残念ながらこれは飛行機雲だろう。ショートコントレイル(短い飛行機雲)と呼ばれる、できたそばからすぐに消えてしまう飛行機雲だ。
飛行機のフライト情報を地図上で確認できるアプリPlaneFinderHDを使って、当時の付近の飛行状況を確認したところ、ちょうどその時刻にシカゴからアンカレッジに向かうキャセイ・パシフィック航空のボーイング747-8が、撮影場所の群馬県沼田市の東の空を飛行していたことがわかった。
この類のアプリは、すべての航空機を捕捉しているわけではないが、時刻と位置関係(空が明るいので東の方だと思われる)からおそらくこの便だと思われる。
大きな地震と見慣れない現象。つい結びつけてしまいそうだが、ぜひ慌てず冷静に確認するようにしてほしい。
この女性は必要以上に大騒ぎせず、賢明な対応だったと思う。
これを機に、こうした飛行機雲があって不思議な現象とよく間違われていることを知識として知ってもらえれば幸いだ。

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