2024年6月18日火曜日

2024/6/18 今週末、甲府と福島でUFOイベント

来週26日の空飛ぶ円盤記念日(1947年のケネス・アーノルド事件の日)を前に、今週末の土日に、山梨県甲府市と福島県福島市でUFOに関するイベントが相次いで開催される。

甲府UFO事件50周年プレイベント

一般社団法人UFOKOFU1975より
6月22日(土)は甲府駅北口の山日YBSホールにて「甲府UFO事件50周年プレイベント」と題し、ムー編集長で福島県飯野町の国際未確認飛行物体研究所(UFO研究所)所長でもある三上丈晴氏のトークショーが開催される。トーク相手は甲府事件の宇宙人をモチーフにした「甲府星人」フィギュアの製作者のザクレスホビー氏。
ほかに、甲府コスモガールズによるライブ、三遊亭吉馬による甲府事件落語が披露される模様。

——今回は山畠さんは出席されないのだろうか? YouTubeではレンズゴーストなどを安易にUFO認定したり、龍神様とか言い出して、スピリチュアルな言動が目につくので心配だ。
もちろん間違っていてもなんでも個人がそう思うことは自由なのだが、宇宙人から選ばれし人のような扱いをまわりから受けて自分を見失ってしまうような事になっては、本人や家族が気の毒だ。その知名度を狙って悪い人が寄って来ないとも限らないし。

UFOの日 千貫森まつり

国際UFO研究所サイトより
翌23日(日)はそのUFO研究所を併設している福島県飯野町のUFOふれあい館において、「UFOの日 千貫森まつり」が開催される。UFOふれあい館の入場料が無料になるほか、宇宙人を探す無料アドベンチャーなどを開催するという。
恒例の、過去1年間でUFO研究所に寄せられた目撃報告の中から、極めてUFOの可能性が高いと分析された情報の公開もされる。今年はUFO研究所のWebサイトでも公開されるという(昨年はUFOふれあい館の展示とマスコミでの公開のみだった)。
今のところこちらのイベントに三上編集長は出ないようだ。

ところでUFO研究所のサイトによれば、寄せられた目撃情報が1000件を超え、無料ボランティアが検証をしていたために調査が追いつかなくなったとして、今年3月31日をもって募集を一時停止にしていたのだが、それもまた再開されるのだろうか?

——三上所長や開所式に出ていたスキンヘッドにサングラスの白人っぽい男性などが実際に調査、検証をしているとは思っていなかったが、無料のボランティアに検証作業を任せていたのはずいぶん驚いた。
地方の町興しはわかるし、荒井欣一氏の資料の保存をしてくれているのはいいことだと思うが、もうちょっときちんとやらないものかね?
一昨年の発表はアゲハチョウや飛行機をUFO認定していたし、都合よく千貫森の上空に出現した光体に関する現地調査結果を追加したので、こちらのページでぜひご覧いただきたい。

2024年6月14日金曜日

2024/6/13 UFO議連のメンバーがネット番組に出演

YouTube配信されたニコ生放送の浅川議員(右)
ニコニコニュースより

YouTubeのニコニコニュースで放送された番組に浅川義治議員ら、国会のUFO議連(正式名称:安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟)のメンバーが出演し、UFO/UAP問題について語った。

安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟SP
6月13日(木)16時30分〜19時30分

◆出演

  • 浅川義治 UFO議連事務局長(日本維新の会)
  • 石破茂 元防衛大臣(自由民主党、VTR出演)
  • 前原誠司 元外務大臣(教育無償化を実現する会)
  • 七尾功 司会、ニコニコ動画政治担当
本来は自社のニコニコ生放送として配信予定だったのだが、先日来サイバー攻撃を受けてサービス全般がダウンしたままのため、急遽YouTubeでの配信となった。ニコ生と言えばユーザーのリアルタイムコメントを画面に流す演出が特徴的だが、今回もYouTubeのチャットに投稿されたコメントを画面を流れる字幕として表示する演出をしていた。

2024年6月6日木曜日

2024/6/6 日本のUAP解明議連、設立総会開催

設立総会の模様
ニコニコ生放送より
6月6日、「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」の設立総会が開かれた。
総会は10時から始まり、ニコニコ生放送の他にもほぼ日刊カルト新聞によるネット中継もされた。

2024年5月30日木曜日

2024/5/30 介良事件をモチーフにした映画が作られる

1972年に高知県介良で起きた小型UFO捕獲事件(通称介良事件)をモチーフにした長編映画が制作される模様。
タイトルは「Miracle☆Summer」。
監督は中国からの留学生で、現役東京芸術大学院生である蔡融霖さん(30)。数年前にYouTubeで事件のことを知ったという。
映画は2024年7月に撮影され、2025年2月頃国内外の映画祭に出品、劇場公開も目指すということだ。

あらすじは、公式X(旧ツイッター)によれば以下になるという。
仕事に忙殺され、日々の生活もままならない中、地元に帰ってきた真尋(25)。自分の部屋に戻ると、弟と友人が部屋を改造してUFOを研究していた。最初はUFOの存在を信じていなかった真尋だが、子供等の熱意に触れ、過去の自分を思い出す。
そしてある晩、真尋が何気なく発した言葉が発端となり、ついにUFOが動き出す…

介良灰皿続々発見 

最近ヤフーオークションに出品されていた灰皿
ヤフーオークションより)

介良事件自体は現在のところ、金属製灰皿を使った少年達によるイタズラの可能性が高いという結論になっている。(小型UFOが消えたり不思議な現象が起きたとする仕掛け役の少年と、自分では現象を見ていないのに信じ込んでしまった少年がいたのではないかと推測)
それを裏付けるように、近年ネットのオークションサイトでは介良UFOに酷似した青海波/波に千鳥模様の灰皿が多数出品されており、UFO好きによってこぞって購入されている。上の写真の灰皿もなんと77,000円という高値で落札されていた。
蓋の裏は「和同開珎」の文字が刻まれ、本体底には「意匠登録 阿古耶堂」の文字が見て取れる。

2024年5月28日火曜日

2024/5/28 国会にUAP解明議員連盟発足

発起人会の模様
ニコニコ動画より
国会に未確認異常現象(UAP)に関しての超党派の議員連盟が発足されることになり、5月28日午前11時から発起人会が行われた。
名称はまだ仮称だが「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」になるようで、米国防総省の全領域異常対策室(AARO)を参考に、あくまでも安全保障上、未確認の異常現象に対する情報収集、分析、識別能力の向上をはかり、専門機関の設置を国に求めるとしている。

2024年5月12日日曜日

2024/5/11 太陽で大規模フレア続発、世界各地で低緯度オーロラ発生

5月11日午前10時30分(日本標準時)に発生した太陽フレア(右下)
NASAの太陽観測衛星SDO撮影
ここ数日、太陽表面でXクラスの大規模なフレア(太陽表面の爆発)が続発し、それによって放出された荷電粒子によって、地球ではこれまで滅多に見られることのなかった日本を含む世界各地の低緯度地域でオーロラが確認された。

2024年4月18日木曜日

2024/4/18 アンビリバボーのUFO呼び企画を検証

番組より
左から前田、岡本、小林の3氏
4月10日夜に放送されたフジテレビ系、奇跡体験アンビリバボーにおいて、特殊能力者3人がUFOを呼ぶという企画が放送された。これにかつて福岡県の地方局FBS「発見らくちゃく」においてインチキUFO呼びをしていた自称霊能力者・岡本雅之氏が久しぶりにテレビ出演していたので、UFO事件簿としては今回もしつこく検証する。

関連ページ

番組概要

番組は3時間スペシャルの冒頭のコーナー。UFOネタは他にもあったが、UFO呼び企画だけ取り上げることとする。
後述するが、ロケ日は3月2日土曜日と推測される。
以下の3名が遠く離れたそれぞれの場所で同時にUFOを呼び、それを後日、元JAXA(宇宙航空研究開発機構)職員だという中沢孝氏から意見を聞くというもの。
  • 福岡県久留米市の岡本雅之氏
    • 霊能力者を自称し、普段は霊感商法のような事をしている
    • 福岡県FBSの「発見らくちゃく」という番組とグルになりUFO呼びをしたが、その全てが付近を飛ぶ飛行機、土星や火星などの天体などとバレている
    • 最近は「5代前の前世が宇宙連合の総司令官だったから、その能力でUFOを自在に呼べる」という設定を始めた
    • UFO呼びの呪文がキスカンに聞こえる(実際は違うらしいが)
  • “UFOおじさん”前田末和氏
    • 石垣島在住で、2016年に撮影されたUFOを呼んだという(海保の照明弾と判明済み)
    • 19年前の夏、深夜に上空に向けて懐中電灯を点滅させたところ、上空からも合図を返してきたことをきっかけに、UFOとコンタクトできるようになったという
  • シンガーソングライターの小林清美氏
    • 子供の頃から何度も危険を回避する経験をしていたが、成人後にUFOで迎えに来た自分担当の2人の係員(宇宙人)と触れ合った時に頭が爆発する感覚を覚え、会話をせずとも、危機を救ってくれていたのがUFOに乗る宇宙人だったと気付いたという
  • 元JAXAの中沢孝氏
    • 元JAXAは間違いないようだが、広報、宇宙食開発、ロケットなどへの搭載機器開発がメインのようで、夜空の観測、UFO真贋判定のスキルについては不明である
    • 現場には行っておらず、映像だけ見せられた模様
以下、順を追ってツッコミを入れていこう。

2024年4月5日金曜日

2024/4/4 元と学会、ASIOSの作家、山本弘氏亡くなる

 X(旧ツイッター)の同氏アカウントによると、作家の山本弘氏(68)が3月29日に誤嚥性肺炎のために亡くなったと、娘さんが投稿していた。
山本氏は1988年「ラプラスの魔」で作家デビュー、作家活動のほかにもいわゆるトンデモ本を研究し、楽しむ「と学会」を結成し、初代会長を務めた。UFOをはじめとしたオカルト方面への関心も高く、国内の代表的懐疑派として安易なオカルトや陰謀論などを批判していた。その後ASIOS(超常現象懐疑的調査のための会)にも参加する。
2014年にと学会を去り、2018年には脳梗塞を発症、リハビリを続けていた。

情報ソース

2024年3月9日土曜日

2024/3/9 米国防総省、UAPに関する報告書を発表し、宇宙人関与を否定

米国防総省のUAP(未確認異常現象)担当部局のAARO(全領域異常解決局)は8日、「未確認異常現象(UAP)に対する米国政府の関与の歴史的記録に関する報告書 第1巻」と題した報告書を発表した。
この報告書は「UAPに関する米国政府の記録をレビューする、AAROの歴史記録報告書」だとし、昨今のUAPに関する評価をするとともに、プロジェクト・ブルーブックやコンドン報告書などの米国のUFOに関する研究活動の説明、ロズウェル事件についても言及されている。

宇宙人関与を否定

報告書の中では要旨として、UAPに宇宙人の技術が関与しているとされる一部の主張を否定する内容が述べられている。
以下、一部を抄訳。
  • UAPの目撃情報が地球外生命体の技術であることを確認した証拠はない。ほとんどの目撃情報は普通の物体や現象であり、誤認の結果であると結論。
  • 多くのUAP報告が未解決または未確認のままだが、より多く、より質の高いデータが入手可能なら、これら大部分も通常の物体または現象として解決される可能性がある。
  • センサーや目視観測は不完全であり、大半のケースは実用的なデータがないか、利用可能なデータが限られているか、質が低い。
  • 報告書の大半は、ほぼ間違いなく誤認の結果であり、認識欠如の結果である。
  • 米国政府と民間企業が地球外テクノロジーをリバース・エンジニアリングしてきたという主張について、実証的な証拠を発見できなかった。地球外技術のリバース・エンジニアリングに関与した、あるいは関連したとされる特定の人物、既知の場所、技術テスト、文書に関わる主張は不正確であると判断。
  • AAROは、本物のUAP関連のNDA(秘密保持契約)や、UAP情報を開示することに対して死や暴力を脅かすその他の証拠を発見していない。
  • AAROは、米国政府が地球外テクノロジーをリバース・エンジニアリングしており、それを議会から隠しているという不正確な主張は、大部分は、証拠がないにもかかわらず、そうであると信じている個人のグループからの回りくどい報告の結果であると評価している。

要するに「ほとんどは誤認だし、情報不足でわからないものもまともな情報があれば解決できるだろうし、政府が宇宙人の技術を使って何かしたり、それを脅迫を用いて隠したりしたことはないよ」ということで、これまで発表された報告書(NASAのものを含む)の内容と一緒だ。

ただし、これらの報告に対し、議会では「隠蔽工作をしている側が隠蔽工作を否定する発表をしている」と批判する声も挙がっているという。

今回の第1巻は、1945 年から 2023 年10月31日までのAAROの調査結果を収録。
第2巻は2023年11月1日から2024年4月15日までのインタビューや調査から得られた知見を含むということなので、4月以降に第2巻が発表される模様だ。

——当然全部英語で、注釈の説明を除いても45ページもあるのでまだ全部は読めていないが、Google翻訳などにPDFを突っ込んで少しずつ読んでみたい。
「隠蔽工作をしてる側が隠蔽してないと言ってもダメだ!」というのも、まあ当然のツッコミではあるのだが、ないことを証明するのは悪魔の証明で不可能だということもよく言われる。一般的な軍事機密も絡んでくるので、なかなか第三者委員会による調査などというわけにもいくまい。
どっちみち納得しない人達は、自分らの主張にそった結論以外は納得しないだろうけどね。
筆者的には、これまでのUFO騒動の歴史、科学常識、そしてまた筆者個人の経験上の判断として、今回のAAROの結論はおおよそ納得のいくものだと考えている。

ネットの書き込みを見ていると、
「ほとんどが誤認、ということは、誤認じゃない本物があるってことだよね!?」という「情報不足でわからないだけで、まともな情報があれば解決できるだろう」というくだりを知らないか読んでいない人の意見、
「地球に人間がいるように、宇宙のどこかに宇宙人がいないはずがない。だからUFOはいる!」というような存在の有無と地球に来られるかどうかの可否をごっちゃにしている人の意見、
が散見された。

情報ソース

2024年2月23日金曜日

2024/2/22 イタリアに葉巻型UFO出現?

Latest UFO Sightingsのサイトより

 海外のUFO情報グループ Latest UFO SightingsのFacebook※にイタリアのルッカ(Lucca)という町の上空で撮影された、かなり細長い葉巻型UFOとされる映像が投稿され、同グループのWebサイト およびそのYouTubeにて紹介された。
2月18日に撮影したものだという。
元々はイタリアのかかと部分の都市レッチェ(Lecce)在住の男性による投稿のようで、他の投稿からUFO好きな人物のようだ。
※22日晩にはFacebookに投稿があったのだが、23日昼に確認したところ消えているようだ。