MROが撮影した写真の氷の層に青く着色したもの NASAより |
火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)の調査により、火星の中緯度地域で、地表から1〜2mの深さからが氷の層になっていることがわかった。
これは侵食によって地層が露出した崖をMROが上空からとらえ、分析してわかったもの。
撮影した地層 NASAより |
数百年前に火星の自転軸がもっと急な角度で傾いていた頃に、中緯度地域で大雪が降っていたという理論を裏付けるものだという。
浅い地層から氷が見つかったことで、将来の火星有人探査計画では氷から水を取り出し、そこから電気分解で水素と酸素を作ったり、ロケット燃料のメタンを作ることも可能になる。
——火星探査車キュリオシティの調査だと、地表の土を少し削っただけで氷が見えたりもしていたんだが、それはそんなになかったんだろうか?
ともあれ地下に大量の水が氷として存在することは、将来テラフォーミングする時にも利用できる。
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