概要
1975年11月22日テキサス州での家畜虐殺現場 |
詳細
頻発する家畜の変死
顔が損壊している。アメリカの牧場を中心に起こっている家畜(主に牛)の変死事件である。目玉や乳房、性器などがメスを使ったかのようにきれいに切り取られ、また残った死体には血が一滴も残っていないといった特徴がある。
死体の周辺には人や車、動物などの足跡も見られず、どのように殺したのかが謎であることから、宇宙人がUFOを使って行っているのではないかという説が囁かれるようになった。中には実際に牛がUFOに吊り上げられ、上空から落されるのを見たという話も上がってきた。
その他、語られている事件の特徴を挙げてみる。
- 死体の周囲に鼻を突く異臭
- 死体には動物が近づかず、放っておくと溶けるように崩れてしまう
- 死体から100mばかり離れたところに焼けこげたような小さなくぼみが点在し、異常に高い放射能を検出
- 馬の虐殺現場から緑色の液体が付いた肉片が見つかり、液体に触れると痛みを感じ、腫れ上がる
- 現場付近で黒塗りの正体不明のヘリコプターが目撃されることがある
- 事件前後にUFOが目撃される
1975年10月1日ウィスコンシン州での家畜虐殺現場 肛門、性器のあたりが損壊している。 |
超常現象否定派で有名な早稲田大学の大槻義彦教授によれば、プラズマ現象による仕業ではないかという。
考察
病気などで死んだ牛をそのまま放置しておいたところ、キャトル・ミューティレーションと同じような状態になった。
目や乳房、性器などが切り取られるのは、動物がやわらかいところを中心に食べるからである。その食べ痕もメスで切ったようにきれいに切り取られていた。
血液が残っていないように思えるのは、血液は死体の下の方に集まって地面に染み込んでしまうからであった。
調べてみると、損壊が見られたのは倒れた死体の上の部分ばかりであった。このことは死体が動物によって食いちぎられたことの証拠の一つである。足跡が見られないのも、主に鳥によって食べられているからだと思われる。
キャトル・ミューティレーションが騒がれ出してからの牛の死亡数と、それ以前の死亡数に大きな変化は見られなかった。つまり昔から同じようなことは起こっていたが、誰も気にしなかった一般的なの現象なのだ。
UFOから落されたのを見た、謎の物質が付着していたなどという話も、調べてみると誤りで、事実は確認されていないという。MJ-12に関しては言わずもがな。こうした検証により、大槻教授のプラズマ説も尻すぼみになって消えてしまった。
近年は騒ぎも沈静化して、報告自体がほとんどなくなっている。
UFOから落されたのを見た、謎の物質が付着していたなどという話も、調べてみると誤りで、事実は確認されていないという。MJ-12に関しては言わずもがな。こうした検証により、大槻教授のプラズマ説も尻すぼみになって消えてしまった。
近年は騒ぎも沈静化して、報告自体がほとんどなくなっている。
参考資料
- 学研・世界UFO大百科復刻版(ムー特別編集)
- 宝島社・トンデモ超常現象99の謎(と学会・山本弘、皆神龍太郎、志水一夫)
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