2019年4月22日月曜日

2019/4/21付 将来、人工衛星を使った広告が登場する!

情報ソース:GIZMODOFuturism
このように表示されるだろうというイメージ
StartRocket社CEO、Vlad Sitnikovのvimeoより
ロシアのStartRocket社が、光を反射する極小人工衛星を使って夜空に広告を表示させる計画をしている。広告はキューブサットという種類の箱型をした小型の人工衛星が網を広げ、そこに情報を表示する仕組み。StarRocket社によれば地上の400〜500m上空を周回し、一日に3〜4種類のメッセージを表示でき、最初のテストを2021年までに完了させたいという。



最初のクライアントはペプシコーラのペプシに決まっているということで、すでにアドレナリン・ラッシュという飲料のプロモーションのテスト飛行を行っている。
しかしペプシは、「これは予備的で一度きりのイベントで、将来的な再テスト、今回の技術を使った宣伝をする予定はない」と回答している。

ハッブル宇宙望遠鏡の視野を横切ったミラーボール

この人工衛星広告のアイデアは、2018年1月にアメリカの民間の航空宇宙会社Rocket Labが非公開で打ち上げた幅90cmのミラーボールを地球の周りに周回させるアート作品「Humanity Star」に触発されたものだという。
この作品は9ヶ月間の予定が2ヶ月で落下したものの、ハッブル宇宙望遠鏡の視野を横切って写り込んでしまい、天文関係者から顰蹙を買ったという。

——円盤型の広告を表示させるいたずらな企業も登場するだろうな。天体観測の邪魔をしないまでも、夜空くらいは静かにしておいて欲しい気もする。一つ二つならともかく、いずれ何十社もの広告が一晩中行ったり来たりなんてことになったら美しくないよね。一時的なイベント時だけならいいけど。

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