制御を失って数日のうちに地球に落下予定の中国の宇宙実験室・天宮1号(てんぐう、Tiangon 1)が、28日、29日の早朝に日本上空を通過し、観測できる見込みだ。
お知らせ:地球に落下予定の中国の『天宮1号』が日本上空を通過予定:南の空を西から東へと動いていきます。1等から2等級なので明るいです。3月28日早朝5時22分ー5時27分、3月29日は早朝4時59分ー5時1分。数分の誤差があるかも。早起きして眺めては? (私はポルトガルなので見えませんが)。— 渡部潤一 (@cometwatanabe) 2018年3月27日
栃木県宇都宮市から見た、3月28日朝5時26分47秒の位置 ステラナビゲータ10でシミュレート |
同じく3月29日朝5時1分53秒の位置 |
重さは8.5トン、全長10.4mあるが、落下時には機体のほとんどが燃え尽きてしまうと見られる。一部が地表(海上含む)に到達するかもしれないが、人間や建物への被害はほとんどないと思われる。
破片の落下する範囲は北緯42度7分〜南緯42度7分の間だという。
遅いシャッターで軌跡を写すもよし、望遠鏡で姿をとらえるもよしだ。
できれば大気圏突入して派手に燃え尽きるシーンが写せると楽しいが、そうもいかないか。
燃え尽きる時に人の住む夜空を通過したら、UFOと誤認する人も出る?
なお、天宮の読みは日本語のWikipediaなどでも「てんぐう」と「てんきゅう」で表記が揺れている。NHKのニュースでは「てんきゅう」だった。中国語なので訳し方次第ということもあり、UFO事件簿では英字スペルのTiangonから「てんぐう」としている。
追記:28日朝は空が明るすぎて、肉眼ではまったく確認できなかった。
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